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知らなきゃヤバイ、生物多様性の基礎知識-いきものと人が暮らす生態系を守ろう

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書籍名
知らなきゃヤバイ、生物多様性の基礎知識-いきものと人が暮らす生態系を守ろう

著:草刈 秀紀編
出版元:日刊工業新聞社
ISBN:ISBN978-4-526-06504-0
価 格:1,400円+税


◎ 紹介
生物多様性や生物多様性条約、生物多様性基本法などについて、分かりやすく書きました。生物多様性について、お詳しい方々には、物足りなさがあるかも知れませんが、書店で手にとって一見して頂ければ幸いです。(著者談)

「ゾウと巡る季節」-ミャンマーの森に息づく巨獣と人の営み-

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書籍名
「ゾウと巡る季節」-ミャンマーの森に息づく巨獣と人の営み-

著・写真:大西 信吾
出版元:彩流社
ISBN:ISBN978-4-7791-1501-1
価 格:3,800円+税


紹介
ミャンマーの自然に魅せられ、ミャンマーの動物や自然を紹介してきた大西さんが、古くから残る「ゾウと人との関わり文化」を多くの写真を用い、大西さんならではの視線で紹介しており、ゾウに興味のある方必見の本です。




書籍名
アジアゾウ飼育・健康・管理マニュアル」- 象使いとゾウキャンプ管理者のために -
原著:Elephant care manual for mahouts and camp managers
Richard C. Lair 編


翻 訳:加藤 由美子
出版元:アジア産野生生物研究センタ(AWRC)
ISBN:974-94973-8-4 (英語版ISBN 974-7946-71-8)
価 格:税込み1,500円

問い合わせ・お申し込み先
アジア産野生生物研究センター 横浜市中区曙町 1-3-728
FAX:045-260-7152 またはawrc@g03.itscom.net へ。
電話での対応(TEL:045-260-7151)は月、火、金の10:00-17:00までとなります。
以下の内容についてご記入の上、FAXまたはメールにてお申し込みください。

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校閲者 大熊 慶子さんの書籍紹介文 一部抜粋

◎ 象使いの手引き

アジアゾウの原産国の一つであるタイで、象使いのために書かれた手引書の日本語版「アジアゾウ 飼育・健康・管理マニュアル:象使いとゾウキャンプ管理者のために」(アジア産野生動物研究センター)が、このほど出版された。
4年以上の正規教育を受けることの少ない象使いが理解しやすいように、タイ語の原著はやさしい言葉で書かれている。
しかしその内容は豊富で、「ゾウが生まれる時の介助から死んだ時の埋め方まで、ゾウの扱い方の入門書として最適(堀浩獣医師)」と日本の動物園関係者にも人気を呼んでいる。
100年前のタイには20万頭のゾウがいたが、現在ではわずか4000頭。ゾウを取り扱う伝統的な技術は、熟練象使いの激減とともに失われつつあるという。
獣医師で翻訳者の加藤由美子さんが「ゾウについては日本語の専門書がなく、動物園の飼育員さんが苦労していた」と日本語に翻訳。翻訳計画の進んでいたラオ語(ラオス)、クメール語(カンボジア)、シンハリ語(スリランカ)、ビルマ語に先駆けて完成したのが、この日本語版である。

写真16のうち12は、日本の読者のために増補されている。
ゾウの、交尾を上手にさせる方法、母ゾウの親しいメスゾウを乳母にして出産を手伝わせる方法など、原産国ならではのゾウの世話の知識が盛り込まれている。同時にマイクロチップ埋め込みなどの最近の知見や専 門的な病気の知識、ゾウの食物や環境を左右するため、ゾウの健康に大きな影響を与えるエレファントキャンプ管理者への助言にもページを割いている。
タイの伝統では、象使いは自分にあてがわれたゾウと死別するまで、一対一の関係を保って世話をする。そのため、ゾウはよく調教され、また象使いは自分のゾウの性癖を完璧に把握することになる。
一方、日本では、「人事異動で調教技術も教わらないまま、未調教のゾウを扱わなければならないこともある」と上野動物園でゾウなどの飼育員を40年以上務めた川口幸男さん。「ゾウは体が大きく、力が強い。トラなどの危険な動物を担当する飼育員は檻に入る必要はない間接飼育だが、ゾウには爪(蹄)の手入れが必要な直接飼育です。
現地の専門家が書いたゾウの健康管理に関する日本語訳の本は初めてで、安全についての注意点など細かい大切な知識が手に入る」と川口さんは話している。