研究 「600万ドルの男」

HOME研究「600万ドルの男」Jackの「とっておき!研究結果」編>研究結果7

Jackの「とっておき!研究結果」編

7. バイオニック・ジェミーへのリンク物件特集 
本来は、「大リンク編」に書くべきでしょうが、先の研究結果でBWとのダブルバイオニック効果について触れたので自分の研究ノートから引っ張ってみます。
大リンク編と当然一部重複しますのでその点ご了承ください。(ただし、まだ大リンク編にはUPしていない内容がほとんどです。)
こんなところ見ているのはハッキリ言ってJackしかいないだろうと自負していますが、両方の番組が再放送されないと比較できないですよね。
まあ、いつか再放送されたら比較してみてください。

(その1)ストーリーの類似性
 ・ストーリーが全く同じ
  <SMDM第5話「脱出!恐怖のジェット機」=BW第10話「ジェミー操縦桿を引け!」(原作:Mann Rubin)>
   「SMDM」では撃たれるのが「ゴールドマン部長」なのですが、「BW」では「Dr.ルディ」という違いはあるものの後は同じ内容でした。
 ・ストーリーの展開する舞台が同じ
  <SMDM第31話「標的!クーガーを狙え」 <-> BW第4話「ライオンとジェミー」>
   森林警備隊や自然公園の留守を頼まれたそれぞれがクーガーと対決しています。
  <SMDM第59話「特命!老警官プラスサイボーグ」 <-> BW第23話「警官ジェミー只今特訓中!」>
   警察署を舞台に新米警官として潜入したそれぞれが内部の不正を暴いていくといったところでしょうか?
  <SMDM第69話「サンダー・バード・コネクション」 <-> BW第30話「王様とジェミー」>
   どちらも中東某国の王や王子暗殺の危険を知って中東まで暗殺阻止に出向きました。
 ・ストーリーの展開が部分的に似ている
  <SMDM第9話「大地震!核爆発2秒前」 <-> BW第26、27話「ジェミー地球壊滅を救え!1,2」>
   暴走したコンピュータによって核爆弾のスイッチが入ります。爆発を止める為、ソ連の仲間と一緒に基地に出向くそれぞれの活躍を描いています。
  <SMDM第32話「激闘!フォアマン+サイボーグ」 <-> BW第12話「もう1人のジェミー」他>
   水戸黄門によくあるストーリー。それぞれのニセモノが登場。
  <SMDM第77話「侵入者」他 <-> BW第15話「ジェミー女子プロレス入門」他>
   それぞれスポーツ選手に扮して頑張っています。
   スティーブが扮したのは、ボクサー、フットボーラー、ローラーゲームのプレーヤー。一方のジェミーは、プロレスラー。
  <SMDM第55、56話「大地震!宇宙人との遭遇1,2」他 <-> BW第48話「ピラミッド!宇宙へのメッセージ」他>
   宇宙人登場。両シリーズともいろいろな宇宙人が登場します。つまり、複数のエピソードがリンクしています。
  <SMDM第61話「ビッグフットの帰還」 <-> BW第18、19話「ゴールドマン局長暗殺指令」>
   クロス・オーバーだからなんでしょうが、「SMDM」61話はスティーブがバイオニック組織を損傷し命の危険にさらされています。
   そこで、ジェミーが代わって大活躍なのですが、逆に「BW」では、ジェミーが負傷し、代わってスティーブが活躍するというようにバランスが保たれていました。

(その2) セリフのリンク Jackの隠し玉
<BW第5話、「迎撃ミサイル発射せよ!(原題:Deadly Missiles)」 -> 「Return of the SMDM and BW」>
 セリフの内容:
  BW -> 食事に誘ったスティーブにジェミーが「海岸の素敵なレストランで」と言うと、スティーブが「揺れるロウソクの灯りのもとで」と返しています。
  Return -> 同じく最後のシーン。「これからどうする?」と聞くジェミーにスティーブが「2人だけで乾杯しよう。ロウソクをともしたレストランがあるんだ」と返しています。
          (しかも、場所はヨットハーバー。海の近くです)
尚、この「ロウソク」ですが、このストーリーの中でもキーワードになっています。スティーブは、「クリス・ウィリアムズ」事件後、心の中に「ロウソク」を灯してジェミーが自分の元に帰ってくるのを待ったと言っています。でも、「クリス」の件もあってなかなか結婚しようとは切り出せない。心を閉ざしたスティーブは、「釣り船」を買って「ジェミー」との思い出を胸に「Summer Maiden」(夏の乙女)号と名づけ、そこを自分の逃避先にします。そんな時に、フォートレスが再生し事件が起こる。スティーブを否が応でも助っ人に引き入れたいゴールドマン局長は「ジェミー」を「スティーブ」と鉢合わせさせる演出をしてと話がすすんで行くのですが、スティーブはジェミーとの再会後、心の中の「ロウソク」の灯りを消さなきゃいけない時が来るのではないかと恐れているところも見受けられるんですね。この辺がシリーズ中のいつもの強いスマートなスティーブとは違うところ。ナイーブでなんというか完全な弱さが出てきています。こと「ジェミー」に関することになると、シリーズ中もそうなのですが、何故かスティーブは、いつものクールで論理的なスティーブではなくなって妙に感情的になるんですね。まあ、それだけ「ジェミー」を愛していたということなんでしょう。ということで、このエピソード中で「ロウソク」で表現されるスティーブの心の揺れ方も見所の1つかと思います。

(その3) キャスト(出演俳優)の一致
Jackの隠し玉
     ・ゲイリー・ロックウッド(SMDMの第10話、第38話<ジョン・ホッパー>、BWの第33話、3部作の1話<ジョン・プレイザー>)
     ・テリー・カイザー(SMDMの第58話、BWの第12話、3部作の1話<サンチャゴ>)
     ・ロバート・ロッジア(SMDMの第69話、第89話、BWの第30話)
     ・ドン・ポーター(SMDMの第4話<ベーコン博士>、BWの第12話)
     ・ゲイリー・コリンズ(SMDMの第9話<ジューコフ>、BWの第9話)
 となんと5人もいるんですね。役は違えど、あれっ?この人SMDMにも出てた〜となるわけで一種のリンクだと思います。しかし、5人はとってもビックリです。しかも、クロスオーバーの「ゴールドマン局長暗殺指令」には、ジャック・ギングとジャック・コルビンが出演していますが、これをBWととると彼らはSMDMで別の役でも出演しているので、プラス2人で7人になります。また、ゲイリー・ロックウッドとテリー・カイザーはReturnにも出演していますから、皆勤賞ものなんですね。常連がいたということにこれまたビックリ。

(その4) リンク小道具
 ・ブレスレット
  スティーブは、第3話から第3シーズンの途中まで右腕につけていますが、ジェミーも第5話「迎撃ミサイル発射せよ!」以降同じく右腕につけていることが多いです。

(その5) あるカットの一致 Jackの隠し玉
<SMDM第4話「殺人超音波!死の脅迫粉砕作戦」 -> BW第5話「迎撃ミサイル発射せよ!」>
これは衝撃度高いですよ。出していいものかどうかかなり迷いましたが、まあ見てください。自分の新年の大発見でした。
BWでジェミーが標識らしきものを引き抜いていますが、あれは実はスティーブが引き抜いたものだったんですよ!
下の画像を比較してください。(前者はSuper Ch.、後者はAXN)

  SMDM BW
ポールを引き抜くシーン
ポールが飛ぶシーン


土の盛り上がり方と右側に金属製の輪がある点(BWのこの前のカットを見ると輪は2つあります)、草の位置、金網と水道管らしきものの位置を見ると同じですね。SMDMのスティーブの足をカットして拡大すると右側のBWが出来上がるというところです。ポールが飛ぶシーンもよく見るとバックの絹雲(?)が同じ位置にあります。(画像が同じ環境下で撮っていないのでわかりにくくてすみません。)
軍関係の、例えばミサイル映像などはSMDM、BW、Returnsとも共通のものがあるのですが、それ以外でも同じ共通しているシーンがよく見るとあるんですね。

ちなみに、これはエラーになってしまうのですが、ジェミーの場合は、投げるものが標識(?)らしきものがついていて投げたときにそれが羽根みたいにみえるのですが(BWをエアチェックできる方はその前のカットをご覧ください。実際アンテナに当たった時は投げたものに羽がついています。)、しか〜し、何故か投げたものが飛んでいったときは、槍のように羽根はないんですね。この映像が実はずっと気になっていたんですけど、SMDMを探したら見つかった次第です。バックの雲も見た限り同じですからこの辺のシーンはSMDMの第4話から流用したものだということがわかります。
ジェミーは足を痛めて走りながら転んでいるし、スティーブも第4話ではバイオニックレッグの働きが冷凍庫で鈍ってしまい繰り返し転んでいますし、なかなかSMDMを思い出させるリンクシーンが満載なのがBWの第5話なんですね。

尚、このBWの第5話は上記のようにSMDMからのリンクを受けていますが、セリフはReturnへリンクしていますので、すべてのシリーズをつなぐ意味で大変重要なエピソードになるとJackは考えております。

(その6) 相違点
一応相違点もあります。それは、一口に言うと、ゴールドマン部長(局長)の描き方ですかね。
スティーブの時はもともと事故後の展開の中で決められた上司ですから、最初の頃(パイロット版の頃)はかなり険悪なムードがありました。第1シーズンから時を得るに従ってお互いに信頼関係が築かれて来たのですが、ジェミーの場合は一応の上司とは言え、最初からかなり気のいいおやじさん的な存在に描かれています。
Jackが違いがよく表れているなぁと思うのは、だいたいスティーブの時は、任務があると自分のオフィスに呼び出すのに、ジェミーの場合は、わざわざオーハイまで出向いて行くんですよね。
でも、ゴールドマン部長(局長)の部屋には何故かスティーブの写真が誇らしげにおいてあったり(部下の写真を自分のオフィスに飾る上司は日本では想像できません、家族の写真とかは日・米ともよくあると思いますが...。やっぱり、スティーブは家族扱いなのでしょうか?)、NASAのスペースシャトルの模型とか飛行機とかがおいてあったりとなかなかすごいオフィスになっているんですけど...。(ちなみにジェミーの写真は見かけなかったなぁ。でもオーハイにわざわざ出向いていくのは、やっぱりジェミーも家族の一員みたいに思っているんでしょうね。)

他にも見つけたらおいおい追加していきますが、今のところこんな感じです。

(JackFALLGUY談)

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

研究結果6(前のページ)へ

研究結果8へ

「とっておき!研究結果目次」へ

「600万ドルの男」トップページへ

JackFALLGUYの検証の部屋トップページへ


All original content copyright (c) 2003- JackFALLGUY. All Rights Reserved.
Disclaimer:
The Six Million Dollar Man and The Bionic Woman are copyright (c) Universal Studios.
No copyright infringement is intended.