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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編
【第23回】 「黄金の男! 金塊空輸大作戦」
行方不明のゴールドマン部長に私腹を肥やしている疑惑が発生。果たして、スティーブは無事にゴールドマン部長の疑惑を晴らし、部長を見つけることが出来るのか?
<ストーリーの流れ>
後日掲載。
<あらすじ>(ネタバレ注意!)
ネバダのガソリンスタンド。ゴールドマン部長は近くの鉱山に行く未知を店員に尋ねた。店員は道を教え部長は目的地に向かうが、店員が鉱山の管理者マクレガーに連絡したため、部長は現地で捕まってしまう。
一方、スティーブはバギーカーのチューニングに凝っていた。バイオニックパワーを使って車をチューニングしようとすると電話が鳴る。渋々電話に出たスティーブは、ゴールドマン部長が行方不明になっていることを知る。
心配になったスティーブがオフィスに行って部長の机を見ると鉱物資源開発の極秘プロジェクトの書類の表紙だけが残されており、中身がない。部長が封筒にも入れずに極秘書類の中身だけを持ち歩くなど考えられないというスティーブに、秘書はその書類が鉱物資源開発担当のキャリントンのもので、外には出せないことになっており、部長のオフィスにあること自体がおかしいという。スティーブは、キャリントンが部長の大学時代の友人と聞いて彼が何かを知っていると思い、キャリントンに接触することにした。
キャリントンは、スティーブと会うと、自分が鉱物資源開発の鉱山で不正があると部長に相談したが、部長がそれを調査するふりをしてデータを盗み出し、密かに私腹を肥やしている可能性が高いとスティーブに告げる。
スティーブは信じられなかったが、キャリントンに教えられたパーカー街の部長の隠し事務所に秘書と行き、バイオニックアイを使って手がかりを探した。すると、枯れた観葉植物の下に、隠し金庫があるのを見つけた。スティーブがバイオニックパワーを使って金庫を壊すと中からスイスの銀行口座と極秘プロジェクトの書類、部長の筆跡の書類、鉱山の位置を記した地図を見つけた。部長の容疑は決定的だ。しかし、スティーブは秘書に部長が犯人であると判断するのは早急すぎると言い、秘書にキャリントンに自分が部長の不正を確かめるためにネバダに向かったと報告するように言い残してネバダへ飛び立った。
もし、キャリントンが犯人なら、自分を狙うはずだ。ネバダについたスティーブが鉱山に向かっていると、タイミングよく車がパンクし、通りかかった鉱山の現場監督員に不法侵入で逮捕されてしまう。
逮捕されたスティーブは、鉱山の金採掘現場に連れて行かれる。スティーブがバイオニックアイで周りを探ると小屋が1軒建っている。しかも、窓には鉄格子。スティーブは、現場監督に何気なくその小屋について尋ねたが、小屋は倉庫がわりに使われていると聞いていると言われた。
採掘現場で金の採掘の重労働を科せられたスティーブだが、バイオニックパワーで難なくこなしてしまう。その時、鉱石を積んだトロッコが暴走。スティーブは、バイオニックパワーを使って現場監督を助け出した。
夜になって、スティーブは監視されている小屋で寝ていたが、小屋の床板をはがし床下を通って見張りの目をかいくぐって小屋を抜け出すと、鉄格子のついた小屋に向かった。鉄格子のついた窓から覗くと部長が監禁されている。スティーブは、鉄格子を曲げて窓から侵入し、部長を助け出そうとするが、部長は睡眠薬を飲まされており、うまく脱出できない。スティーブは、部長を担いで走るが、マクレガーに見つかってしまい2人は再び監禁されてしまう。
ゴールドマン部長は、鉱山についたキャリントンに脅迫される。スティーブの命と引き換えに部長が罪をかぶって輸送機を手配しマルセイユへ逃亡しようと言うのだ。部長はやむなく輸送機を手配する。翌朝、キャリントンは部長を車に乗せ出発。金塊を積んだバンは後処理をしたマクレガーが後から追いつく予定だ。
一方スティーブは、手足に手錠をかけられジープに乗せられ、部長の車とは別方向に連れて行かれる。荒野で下ろされたスティーブは、マクレガーの手下に銃で撃たれそうになるが、スティーブに助けられた現場監督が抵抗。その間にスティーブは、バイオニックパワーで手足の手錠を引きちぎり、手下の銃を曲げて使えなくしてしまう。現場監督から、マクレガーが金塊を積んで鉱山を出発することを知ったスティーブは、ジープで鉱山まで戻るが、マクレガーは、わだちの跡を消して出発した後だった。スティーブは、バイオニックアイでわだちの残った跡をつかむと、屋根に駆け上ってバイオニックアイでマクレガーの車を探した。まだそう遠くへは行っていないようだ。スティーブはマクレガーの車を見つけるとジープで猛スピードでマクレガーのバンを追いかけ、追いつくことに成功。マクレガーの車にバイオニックパワーで飛び移ったスティーブはマクレガーを制し、そのまま輸送機の待つ飛行場へと車を走らせた。
ゴールドマン部長の乗った車は先に飛行場に到着。キャリントンは金塊のバンの到着を待った。そして、スティーブが助手席に隠れたバンが到着するが、マクレガーの機転でスティーブはバンの外へ突き飛ばされてしまう。地面に体を強く打ち付けたスティーブは一瞬気絶するが、警備隊に発見され我に返ると、輸送機の扉がちょうど閉まるところだった。この機を逃すことはできないとスティーブは全速力で走り出し、扉の閉まる直前の僅かな隙間に身を捩じらせて滑り込んだ。マクレガーと手下が寄ってくるが、スティーブはバイオニックパワーで2人を蹴散らし、尚もゴールドマン部長を人質にとるキャリントンをバンの上にジャンプして後ろに回って殴り見事に確保した。
一味の逮捕を知らせに来た警備隊に扉の隙間に滑り込んだ技のことを聞かれたスティーブだが、「空軍の訓練で毎日やっていることだよ」とうそぶく。そして、部長に「部長は大学時代にキャリントンには勝てなかったと言っていましたが、今度ばかりは違いましたね。仕事が溜まっているので、早くオフィスへ戻りましょう」と飛行機へと促した。
<バイオニックシーン>
・後日掲載予定。
<ポイント・情報>
・部長とスティーブの信頼関係
部長が私腹を肥やしているという証拠が揃ってもスティーブは部長が犯人だと決めつけるのは早急だと言って、部長の大学時代の友人キャリントンに目をつけます。わざと自分を囮にしてキャリントンに自分を襲わせて部長の居所を突き止めようとする作戦はさすが。
そしてまた部長もラストシーンでキャリントンを捕まえた後「随分遅かったじゃないか。」とスティーブを皮肉るあたり2人の揺らぎない信頼関係が見て取れます。
・スティーブのユーモア3連発
(その1)隠し金庫を見つけたスティーブが例によって秘書に「君の機密レベルは?」と問う。秘書がレベル4だと言うと、「そのまま目を開けているとレベル6に自動的に上がるよ。」と言って隠し金庫を壊しバイオニックパワーを見せ付ける。
(その2)暴走したトロッコを体全部を使って止めて、右腕一本で支えるスティーブに現場監督は何でそんな力があるのか?と聞きますが、そこで一言。「ほうれん草を食べているから。」
(その3)逮捕を知らせに来た警備隊に扉の隙間に滑り込んだ技のことを聞かれ、「空軍の訓練で毎日やっていることだよ。」とうそぶく。
バイオニックパワーを問われた時の切り返しがなかなかユーモアのある言葉になっていますね。
<疑問やエラー>
・服装が変わったぞ!
ネバダで捕まったスティーブは、白のジャケットに柄のシャツを着ています。現場監督にも「その服を汚されたくないだろう」と言われてますね。ところが、金鉱採掘現場に来ると、上下同じ色のいつもの任務服に着替えてるんですね。その後ずっと同じ服装なのですが、あれ金鉱の作業着なのかなぁ。予め金鉱に用意されているものなんだろうか?
注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。
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