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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第19回】 「操縦ミス! 決死の盲目飛行」
恩を受けた上院議員の操縦ミスに関する査問委員会に出席する途中に飛行機事故に遭ったスティーブのサバイバル戦を描く。なんと今回は両目をやられてしまうスティーブは得意の空で大ピンチを迎えるのだが...。

<ストーリーの流れ>
後日掲載。

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
ヒル上院議員の操縦する飛行機が墜落。副操縦士が死亡する事件が起きた。スティーブは、ヒル乗員議員の操縦した飛行機のテストパイロットを過去に務めた経験があり、査問委員会で証言することになった。
模擬再現飛行では、第4エンジンが停止したことによる出力不足が問題だとスティーブは考えたが、ヒル議員は副操縦士が何故かその点を報告しなかったと答えた。有利な証言を導き出したいヒル議員に対し、スティーブは中立を守りあくまでも飛行機の性能についてのみ証言すると断言する。翌朝、基地に出向くスティーブにゴールドマン部長が迎えに来た。ヒル議員が潔白なら次の副大統領になる人物だとスティーブに伝え、暗にスティーブに証言の重大性を教え、スティーブに有利な証言を行うようにプレッシャーをかけに来たのだった。ヒル議員はスティーブのバイオニック計画実行の際の予算を通してくれた恩人で借りがあるというゴールドマン部長に、スティーブは証言は性能についてのみ求められているのでヒル議員に有利な証言はしないと部長の申し出を断った。
ふとしたきっかけで、査問の開かれる空軍基地に、ヒル議員の飛行機で行くことになったスティーブは、ヒル議員とその息子、秘書の4人で出発した。ヒル議員が操縦管を握り、スティーブが副操縦席に座ったが、ヒル議員が操縦を誤り飛行機は砂漠に不時着してしまう。しかも、オイル漏れを直そうとしたスティーブが噴出したオイルで両目をやられてしまい一時的な失明状態に陥ってしまった。
実はヒル議員は、神経科にかかっていたことがあり、パイロットには不適格だったのだ。秘書ダノンはヒル議員の真相を知ったスティーブを殺してしまおうと考えるが、ヒル議員は受け入れなかった。スティーブは医者であるヒルの息子グレッグに応急処置をしてもらい、飛行機を直そうとし始めた。バイオニックパワーで曲がったプロペラを修正し、滑走路を作ろうと岩をどけようとする。それをみたヒル議員の秘書ダノンは、スティーブを殺そうと毒蛇のいる方角に目の見えないスティーブを誘うが、スティーブはバイオニックパワーを使って蛇をかわした。ところが、今度は逆にその毒蛇にダノンが噛まれてしまう。毒は吸い出したものの、今日中に病院に連れて行かないと危険な状態にあるダノンと、失明の危機にあるスティーブ。時間はあまりない。すべては再び元気なヒル議員の腕にかかってしまう。4人は再び操縦席にヒル議員をおき、空へ飛び立った。
しかし、ヒル議員は再び不時着の時と同じ症状を示し始め、やがて何もできなくなってしまう。スティーブは、両目が見えないままやむを得ず操縦席に座り、副操縦席にヒル議員の息子グレッグをおいた。そして、計器のガラスを割って手の感触で高度や位置を確認し、グレッグを自分の目の代わりにして状況を確認させた。さらに、管制塔に連絡し、目が見えないことを伝え現飛行状態を確認。危険な着陸をやってのけた。
数週間後、スティーブの左目のバイオニックアイはまだ修理できていなかったが、右目の包帯がとれ、無事に見えるようになった。そこへゴールドマン部長が迎えに来た。病院内でヒル議員にあったスティーブは、ヒル議員が脳腫瘍で入院し、議員も空軍将校の職も辞したことを知る。
スティーブの活躍にゴールドマン部長に600万ドルの予算を出したことは誤っていなかったと語るヒルに往年の姿はなかった。

<バイオニックシーン>
・後日掲載予定。

<ポイント・情報>
・中立
有利な証言を引き出そうとプレッシャーをかけるゴールドマン部長にスティーブは、あくまで中立を保つことを宣言します。プレッシャーをかける部長の車を持ち上げて逆襲するあたり、スティーブはかなり意地になっています。部長との掛け合いも絶妙で楽しめます。

・神技
両目が見えないまま飛行機の着陸をやってのけるなんてのはかなりの神業ですね。

・パニックもの映画の要素満載
砂漠への不時着。そして正規のパイロット不在。最後の両目が見えない状態での着陸。なんだか往年の「エアポート」シリーズなどのパニック映画にありそうな展開でドキドキハラハラの連続でした。

<疑問やエラー>
後日掲載。


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

           

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