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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第14回】 「宇宙の謎!イルカとの対話」
ゲストに「スタートレック宇宙大作戦」のウィリアム・シャトナー。ハーブ・ベネットつながりか。第1話、第8話と続いた「スパイ大作戦」のレギュラーのゲスト出演つながりから、今回からは「スタートレック」のレギュラーがゲストで続く。
宇宙飛行士仲間のジョッシュの異常行動に対して意見を求められたスティーブが、ジョッシュの行動を分析し、理解を示しながらも彼の暴走を止められないというどちらかというとアンハッピーエンドなストーリー。このストーリー展開は、第9話の宇宙飛行士ジューコフからもリンクしているのかも知れないが、スティーブの本職である宇宙飛行士、つまり宇宙に関わるミッションにおいては何かしらの犠牲が発生してしまうケースがエピソード中に多く、宇宙空間というのが壮大で魅力的なものだが失うものも大きい、それがフロンティアなんだと言いたげな感じがJackはするのだが。。。

<ストーリーの流れ>
後日掲載。

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
宇宙飛行士のジョッシュは、宇宙遊泳後から精神状態が不安定になり、帰還後2週間が経過しても奇妙なことばかりを口走っている。スティーブは、NASAに呼ばれ彼に対する見解を同じ宇宙飛行士経験者として求められた。遊泳直後のジョッシュの言は、彼独特のユーモアであるが、後半は意味不明だとのスティーブの見解を受け、NASAは次の宇宙計画にジョッシュを入れるかどうかの決断をスティーブの判断にゆだねることにし、スティーブにジョッシュの観察を続けるように依頼する。
スティーブは定期的なバイオニックパワーのテストを受けているとそこにジョッシュから電話が入った。ジョッシュはスティーブと会い、宇宙遊泳のことを話し始める。強力な電磁場に捉えられ、断片的なものではなく新しい考え方が浮かびいつまでも電磁場に留まっていたかったとジョッシュは話した。
スティーブはジョッシュの担当医に会いに行くが、担当医は2度も検査したが全くジョッシュに身体的異常は発見されなかった為、電磁場の影響は2年間程度の経過観察が必要との見解だったが、それでは次の宇宙飛行に行けなくなるとスティーブはその意見を否定する。担当医はスティーブが宇宙飛行士仲間としてジョッシュの肩を持ち過ぎている。冷静に考えれば、人間に悪影響を及ぼす電磁場に長く居すぎたジョッシュは宇宙飛行の犠牲者として扱うべきだと反論。スティーブは、自分も宇宙飛行時に電磁場に数十秒留まった経験があるが影響は一過性であった為、ジョッシュの言動も一過性のもので終わる可能性があるので結論は急がずもうしばらく観察を続けたいと主張した。そこにTELが入る。ジョッシュがコンピュータルームに入りメチャメチャにしていると言うのだ。スティーブと担当医がコンピュータルームに行くとジョッシュはコンピュータのプログラムに誤りがあると言い出した。一歩も引かないジョッシュだったが、スティーブが割って入り、ジョッシュは外へ出て行ってしまう。
ゴールドマン部長がやってきて、結論は今までの言動で決まったはずだとスティーブに問うが、スティーブはジョッシュの言が正しいかどうかチェックして欲しいとゴールドマン部長に頼む。莫大な費用がかかると渋るゴールドマン部長に、その価値はあるとスティーブは断言する。
ジョッシュとスティーブは一緒にジョギングに出かけるが、ジョッシュは突然アンディと叫び、高圧線の鉄塔をよじ登り始めた。高圧線に触れそうになるジョッシュを見つけたスティーブは、バイオニックパワーを使って高圧線を引きちぎりジョッシュを助けた。ジョッシュは、スティーブのパワーを目の当たりにし、スティーブがバイオニックであると見抜き、共に優れた人間同士、新しい人類の始まりだと語る。
夜になってスティーブはジョッシュが逃げたことを知る。そして、ジョッシュからスティーブに連絡があり2人は次の日会った。ジョッシュはスティーブにイルカと対話できると言い出し、イルカと宇宙が同じ波長を持っていると話す。そして、イルカのプールに行き、イルカを呼んで見せた。スティーブはジョッシュがイルカと宇宙へ行きたいという願望を聞き入れ、上層部へ談判しに行くが、上層部は今までのジョッシュの言動は理解できず、スティーブの意見に全く耳を貸そうとしない。ジョッシュはその様に気づき、精神力でNASAの計画部長を倒して逃走してしまう。
ゴールドマン部長がスティーブに会いに来た。ジョッシュの言った事がすべて正しかったのだった。意識の戻ったNASAの計画部長と担当医に事情を話したゴールドマン部長とスティーブは、ジョッシュの脳波が一時的にオーバーロード状態にあることに気づく。治療を早く行わないとジョッシュの命を救えないと担当医から言われたスティーブはジョッシュを探し始めた。ジョッシュの保険受取人をテキサスに訪ねると、受取人がアンディという少年の父親で、アンディは10歳の時に高圧線に触れて即死したことを知る。
その頃、ジョッシュはテキサスにおり、保安官を精神力で誤って殺してしまう。アンディの死んだ高圧線の鉄塔に向かうジョッシュ。スティーブは人が死んだことで、あとは警察の仕事に任せようというゴールドマン部長を振り切ってジョッシュの跡を追う。鉄塔を見つけたスティーブはジョッシュを見つけ、鉄塔を登り出す。追ってくるスティーブを見つけたジョッシュは自分をとうとう抑えきれなくなり、スティーブを精神力で殺そうとする。鉄塔からバランスを崩し、バイオニックの右手一本で自分を支えるスティーブだったが、あと少しでというところで、脳波のバーンアウトしたジョッシュの命が尽きた。
ジョッシュの葬儀の日程を伝えるゴールドマン部長とNASAの計画に対し、スティーブは、これからもジョッシュのような者が現れるかも知れないが、今回のことで臆病になって宇宙計画を後戻りさせないで欲しいと釘を刺し、部屋から出て行く。外に出たスティーブは月を見上げジョッシュに永遠の別れを告げるのだった。

<バイオニックシーン>
・後日掲載予定。

<ポイント・情報>
・ジョッシュという名前は...
実は、第8話であのスパイ大作戦のグレッグ・モリスが演じていたパイロットも「ジョッシュ」と言いました。今度は、スタートレックのウィリアム・シャトナーが別の宇宙飛行士「ジョッシュ」を演じていますね。あまり一般的な名前ではなさそうなので、何か含みがあるのかなぁ。それともただのリンク物件?
・ウィリアム・シャトナーカード
2004年RittenHouse発売のトレーディングカードですが、実はこのウィリアム・シャトナー演じる「ジョッシュ」カードが一番高かったりします。主人公の「スティーブ」カードより高いなんてちょっと納得が行かないなぁ。

<疑問やエラー>
後日掲載予定。


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

           

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