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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第12回】 「誘拐!サイボーグ博士を奪回せよ」
誘拐されたウェールズ博士を救出するスティーブの活躍を描く。博士を人質にとられ、自らも負傷しながらスティーブは敵とどう戦うのかは一見の価値あり?

<ストーリーの流れ>
後日UP予定

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
ウェールズ博士は母校からの名誉学位授与の知らせを受けてオーストリアに到着した。ホテルに到着後、ゴールドマン部長からの電話を受けた博士は、ゴールドマン部長とスティーブが自分の身を案じていることを理解するが、3日間の休暇なので何事も起こらない、部長の取り越し苦労だろうととりあってくれない。電話を切ったゴールドマン部長の気持ちを察してスティーブは休暇と称し、博士の後を追った。博士の泊まるホテルへ駆けつけたスティーブだったが、博士は何者かにすでに誘拐されていた。ホテルの前で聞き込みをしたスティーブは、博士が北ザルツブルグのモンテイという村に誘拐されたと見て車で追跡を開始。しかし、移動中に2人組みの男の乗った車に襲われる。バイオニックパワーで相手の車のハンドルを壊して危機を脱出。モンテイに到着し、博士の乗った車を探したスティーブは事情を知っていると思われる整備士の男に罠をかけとうとう地元の有力者アルフレッドの元にたどり着いた。
アルフレッドはウェールズ博士を監禁し、バイオニックを作るように強要していた。博士はバイオニック計画自体を否定していたが、潜入したスティーブが運悪く捕まってしまう。ウェールズ博士は、スティーブがアルフレッドと同じバイオニック製作を依頼しに来る会社の調査員だと嘘をつき、スティーブの命を助ける代わりにバイオニックを作ってもよいとアルフレッドに打診した。ウェールズ博士は捕らわれたスティーブと架空の話をしてうまくごまかそうとしたが、アルフレッドはバイオニック製作を請け負ってまでスティーブの命乞いをするウェールズ博士に納得が行かず、スティーブがバイオニックではないかと疑い始めた。そこで、ウェールズ博士がバイオニックを作るまでスティーブを監禁するとして監視装置のついた部屋にスティーブを手錠でつないで1人にし様子をうかがうことにした。そうとは知らないスティーブは、バイオニックパワーを使って手錠を壊し監禁部屋から脱出するが、ウェールズ博士を人質にとられてしまい、降伏するしかなかった。
アルフレッドは、スティーブのバイオニックパワーを試そうと、手下の武道家3人とスティーブを対決させる。1対1ではバイオニックパワーで勝るスティーブが優位だったが、最終的に3人にまとまって襲われ、スティーブのバイオニックの右腕は故障してしまう。ウェールズ博士は、スティーブの右腕、左足、左眼がバイオニックであると証言し、スティーブの命を救うよう懇願するが、右腕の故障したスティーブは、仲間ではないので信用できないし、修理をしないと役に立たないとして、アルフレッドはスティーブを殺し、手下の2人をバイオニックにするようにウェールズ博士に迫った。博士は、スティーブに意識をコントロールする薬を注射してアルフレッドの意のままにするので命だけは助けて欲しいと再度アルフレッドに懇願し、スティーブの右足に注射をうってみせた。見張りを残して出て行ったアルフレッドを確認し、スティーブはバイオニックの右足を震わせてけいれんを装い、押さえつけようとする見張りを蹴り倒して博士と脱出を図った。他の見張りに見つかった2人は車で逃走を図るが、追手が3人車でやってくる。車のスピードが上がらずこのままでは捕まってしまうと思ったスティーブは、車を飛び降り、博士の乗った車とは違う道を走って追手の車を引き付けた。今度は、右腕が使えない状況で追手の頑強な3人を相手にしたスティーブは、森の中に隠れ1人をおびき出して、残りの2人のいる車をバイオニックの足でひっくり返し、崖下へ突き落とし、残った1人もバイオニックの両足と生身の残った左腕で見事に倒してみせ脱出を成功に導いた。
ゴールドマン部長のオフィス。母校からの名誉学位授与という話自体がアルフレッドの仕掛けた罠だったと語るウェールズ博士は、母校がバイオニック研究が成功したら名誉学位を授けると言ったことをゴールドマン部長に伝えるが、ゴールドマン部長は国家機密にかかわることなので、バイオニック技術は公表できないと残念そうに答える。ウェールズ博士は、スティーブのバイオニック能力を目の当たりにしただけでも科学者としては大満足であり、スティーブの右腕は早速、最新の技術を使って修理したと得意そうに語った。そこへ入ってきたスティーブ。ちょっと深刻そうな顔つきのスティーブに2人は心配するが、小指でテーブルを壊しながらスティーブ曰く「少しパワーが出過ぎるんです。」

<バイオニックシーン>
・後日掲載予定。

<ポイント・情報>
・スティーブのドイツ語
なかなかやりますね。整備士の男が怪しいとにらんだスティーブは、とっさに近くのカフェに寄ってオーダーをとりに来たウェイトレスに、「見張りをといてすぐにこっちへ来いって何ていうの?」とストレートに聞いてしまいます。ちょっとビックリしたウェイトレスさんですが、スティーブの魅力に負けてかあっさりと親切に教えてくれちゃいます。さらにスティーブは、図々しくも、「車の修理を頼みたいがあの整備士の人は何と言う名前?」と名前まで聞き出す念の入れようでした。
・掛け合い
ウェールズ博士と息のピッタリあったところを見せるスティーブ。最初は、自分が捕まった後、ウェールズ博士がやってきて、スティーブがバイオニック技術を狙う会社のエージェントだと思い込ませる為に架空の話をでっち上げるのですが、事前の打ち合わせも何もない状態で、博士の意図にうまく答えて話を合わせる辺りはOSIエージェントとして板についてきたのかも...。そして、ラストの盛り上がりに突入するところでも博士は嘘をついて、スティーブの右足が生身であると敵に思わせるためにいろいろと伏線を張るのですが、ここでも口を合わせたようにスティーブは博士の話に合わせて芝居をうっています。2人は、なかなかの役者なのかも知れませんね。
・右腕が使えなくてピンチに陥るスティーブ
武道家3人との勝負で右腕を故障してしまうスティーブ。右腕の機能が麻痺したことで、敵をやっつける攻撃的な策略がとれないスティーブなのですが、ウェールズ博士を救うため、一念発起。自分をおとりにして敵をおびき出します。3人を相手にどう戦うのかと思ったら、うまく両足を使って生身の左腕1本で勝利して見せました。足は逃げたり追っかけたりとどちらかというと守備的な能力を担う役割を果たしていることが多いのですが、走るためだけにあるものじゃないんですね。

<疑問やエラー>
後日掲載予定。


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

           

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