研究 「600万ドルの男」

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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第10回】 「目撃!電子アイ大追跡」
検事サンダスキーを狙うプロの殺し屋ホッパーを追い詰めるスティーブの活躍を描く。ゲストにこの一連のシリーズの常連ゲストとなるゲイリー・ロックウッド。巧妙でなかなか尻尾を出さないプロの殺し屋ホッパーを電子アイと自分の勘を頼りに捕まえるスティーブはなかなかの信念の持ち主。

<ストーリーの流れ>
後日UP予定

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
スティーブはとあるレストランで珍しく1人で食事をしていた。すぐ近くのテーブルでは、サンダスキー検事が部下と一緒に食事中。そんな検事のテーブル近くでこれまた食事中の男が一人。男は、レストランから電話をかけ、「あの男を殺すのは今夜。12時に契約は成立する」と言って電話を切った。
どれくらいたっただろう。スティーブは食事を終え、満足そうに支払いをすませてレストランを出た。タクシーを拾うと待っていると、先程のサンダスキー検事の一行が出てきた。車に乗ろうとしたサンダスキー検事が酒の勢いかふらついて瞬間向かいのビルの屋上から一発の銃声が響く。つまずいたサンダスキーをかすめ弾丸は後ろにいた部下の1人に当たり、部下は死んでしまった。スティーブは真横で起きた事件にすばやい反応を見せ、向かいのビルの屋上にいる犯人をその電子アイでとらえる。そして、スティーブは犯人を追うが寸前のところで逃げられてしまった。
その日の深夜、スティーブはゴールドマン部長を呼び出し、警察から借りた過去の犯罪者顔写真リストと照合する。スティーブは射撃の腕前から犯人はプロの殺し屋と睨みリストの1人1人をチェックするが、そのリストに該当者はなかった。ゴールドマン部長は夜更けに起こされ少々機嫌が悪い。スティーブが目撃した犯人はスティーブの能力がわかってしまうため、証言はできない。よって捜査は全て警察に任せて今は寝ようとかなり消極的だ。しかし、それは一本の電話で覆ることになる。ゴールドマン部長宛に入った電話は長官からのもので、マフィアの大物を起訴に持ち込もうとするサンダスキー検事の警護を依頼する電話だった。
ゴールドマン部長とスティーブがサンダスキーの事務所を訪れると彼は起訴準備に大忙しだった。手続きを省略して期限の明日のギリギリまで外出を控えるようにしたいゴールドマン部長であったが、サンダスキーの意志は固く、起訴前に一度裁判所に出向くことになる。サンダスキーは、ゴールドマン部長とスティーブを伴って裁判所へ向かった。そして、スティーブは裁判所前でうろつく男を目撃し、銃撃事件の犯人だと気付く。
殺し屋ジョン・ホッパーはあわててタクシーを拾ったが、スティーブはバイオニックアームでタクシーの窓を壊し、ホッパーを逮捕する。ホッパーは機械のセールスマンで殺人事件のあった時間帯は生放送のテレビ番組に出ていたと主張。番組のテープでアリバイが証明され彼は釈放された。
ゴールドマン部長は、スティーブの電子アイが故障し見間違えたのではと考えたが、スティーブの確信はかわらず、スティーブの絶対間違いないという言葉を信じることにする。
スティーブはホッパーのホテルをつきとめ密かに捜索すると、オーダーメイドのスーツが2着あることに気付いた。テーラーを訪ねると、テーラーはスティーブが有名人だと気付く。「有名な俳優さんでしょ」というテーラーに自分は宇宙飛行士だったことを伝えるとテーラーからは、宇宙はどんな感じの場所か尋ねてきた。スティーブ曰く、「ワイオミングの山のてっぺんで1人で夜をすごしているようなものさ。」
テーラーは快くスティーブの質問に答えてくれた。ホッパーは得意客でいつもスーツは2着作るらしいが、2着同時に作るのは特に珍しいことではないとのこと。
スーツに秘密がないと知ったスティーブはホテルに戻ろうとしたが、ダンプに後ろから襲われた。ホッパーがマフィアに手を回していたのだ。ゴミ箱の後ろに隠れ、バイオニックアームでダンプを止めたスティーブ。敵はスティーブを殺したと思い込み戻っていった。
スティーブがホテルに戻ると、ホッパーもどこかから戻ってきた。部屋に入るホッパー。しかし、部屋にはもう1人の人物がいた。実は、ホッパーは双子の兄と弟だったのだ。兄がアリバイ工作をし、弟がその間にターゲットを仕留めるという役割になっていたのだった。
スティーブがまだ生きていることに不思議がるホッパー兄弟であったが、翌朝、2人は各々の役割を果たしに行く。まず、兄が先にホテルを出てスティーブをひきつけた。その後、弟が警官に化けて裁判所へ向かった。
ホッパー弟は裁判所前のビルで銃を組み立て狙うばかりの状態に。そして兄はスティーブをひきつけ港の公園から一歩も動かない。
8:45サンダスキーはゴールドマン部長と事務所を出た。刻々と過ぎる時間。動かないホッパー兄を前にスティーブは焦りの色を濃くするが、ふと電子アイでホッパー兄を観察すると、左頬に小さなあざがないことに気付く。裁判所前で捕らえたホッパーにはあざがあったことを電子アイで観察していたスティーブは、今自分の前にいる人物が囮であったことに気付く。時間はもうない。裁判所へ走り出すスティーブ。
サンダスキーが裁判所前に到着した。同じ時刻にスティーブも裁判所へ到着し辺りを見回すと、向かいのビルの屋上にいるホッパー弟を発見。スティーブはバイオニックパワーを使ってホッパー弟に飛び掛り惨事を未然に防ぐことに危機一髪成功した。
所変わって数時間後、事件の解決を祝ってサンダスキーらは乾杯するが、どうしても納得がいかないことが1つある。それは、あの暗い場所で何故スティーブはホッパーを認識できたのかということだった。いぶかるサンダスキーに「にんじんを食べているから」とはぐらかすスティーブ。吹き出す部長。スティーブは「もしも自分の電子アイが誤動作していたらどうするつもりだったか」と部長に尋ねた。部長曰く「もちろん、辞表を出すつもりだった。」「それをさせなかった犯人に乾杯!」スティーブはシャンパンを飲み干した。

<バイオニックシーン>
・後日記載予定

<ポイント・情報>
・スティーブに全幅の信頼を寄せるゴールドマン
ホッパーのアリバイ成立に、スティーブの電子アイの誤動作の可能性を否定できない部長だったが、スティーブの絶対的自信にスティーブを信じることにしてしまう。
・宇宙の景色
スティーブに言わせると「ワイオミングの山のてっぺんに夜に1人でいる感じ」だとか。それを聞いたテーラーはワイオミングに行ってみたくなったらしい。
・スティーブのユーモア
バイオニックアイでホッパーを認識したスティーブだが、それをサンダスキーに聞かれると、「にんじんを食べてますから」とはぐらかしてます。部長は吹き出してしまいますね。ユーモアたっぷりのこの言い訳のセリフですが、別のエピでも出てきますよ。


<疑問やエラー>
・双子の2人をどうやって識別したか
画像が悪いので詳しいところがわからないのですが、多分あざが弟にあったのではないかというカメラワークからの推測で書いています。違っていたらゴメンナサイ。


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

           

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