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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第7回】 「超能力対決!サイボーグ対ロボット」(レスリー・H・マーチンソン監督)
ゲストに「燃えよ!ドラゴン」「地獄の謝肉祭」でおなじみのジョン・サクソンを迎え、スティーブとドレンツ博士製作のロボットとの対決を描く。
後のエピソードにも登場するロボット対決ネタの初期の原型と言えるだろうが、フランクリン博士のフェムボットに比べると非常に劣っている点が多く知能は低そうだ。ロボットとサイボーグの違いを改めて思い知らされる。

<ストーリーの流れ>
ドレンツ博士の実験室→テニス場→ゴールドマン部長から護衛の依頼→ガソリンスタンドでフレッド摩り替わる→フレッド・ロボット失態その1→モーテルに泊まる→フレッド・ロボット失態その2→フレッド・ロボット、スティーブからキーを奪い実験場へ→スティーブが追手を振り切る→実験成功→フレッド・ロボット逃走→スティーブとフレッド・ロボットの対決→ゴールドマン部長の部屋→公園でフレッドに再会

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
某研究所の一室。マッチョな若者が上げきれないバーベルを片手で楽々と持ち上げてしまう男がいた。実は彼はドレンツ博士政策のロボット。顔はまだできていないが、ドレンツ博士は、協力者ウィルソンとこのロボットに経歴をインプットしてフレッド・スローン少佐に仕立て上げミサイル誘導装置を奪う計画らしい。
所変わってテニスコート。スティーブとフレッド・スローン少佐がテニスの試合をしていた。バイオニックアイを使ってライン際にスマッシュを決め込むスティーブに、フレッドはストレート負け。来週の再選を約束する2人はその後同じ場所で共に人と待ち合わせをしていた。2人が待っていたのは共通の人物。そう、ゴールドマン部長だったのだ。場所を移動してミサイル誘導装置の説明を受けたスティーブは、実験のために電子回路カードを差し込む役目のフレッドの護衛を頼まれる。引き受けたスティーブはすぐさまフレッドと車でミサイル実験場へ向けて出発した。
一方ドレンツ博士は、フレッドのロボットの最終調整を完了。バーネル軍曹に命じて下剤入りコーヒーをフレッドに飲ませておき、途中のガソリンスタンドでフレッドとロボットを摩り替えることに成功する。ところがその直後に、車の運転をスティーブと変わったフレッド・ロボットは右足に故障を発生してしまい、スピードを出しすぎて側道に乗り上げた。バイオニックアームを使って側道から車を引き上げるスティーブ。その直後、またまたフレッド・ロボットが失態を演じてしまう。スティーブの動作をマネして車を持ち上げてしまった。驚くスティーブ。
ドレンツ博士もスティーブのパワーに驚き、その秘密を探ろうとし、ロボットを病気にさせてモーテルに泊まるように仕向ける。夜、モーテルから抜け出したスティーブは、公衆電話からゴールドマン部長へ連絡。自分と同じサイボーグが公式に存在する可能性を部長に問うが答えは「いない」だった。フレッドがロボットは思わないスティーブは、フレッドが洗脳されている危険性もあり、実験の中止を提案するゴールドマン部長を振り切り、フレッドとの実験場行きを継続するという賭けに出た。翌日、スティーブを始末したいドレンツは、車に尾行をつけるがスティーブに見破られる。スティーブの発言に、前日と一言一句違わない同じ会話をしてしまうフレッド・ロボットにまたまたあわてるドレンツ博士だったが、車に仕掛けた爆弾で車をパンクさせ車を側道に乗り上げさせスティーブが車から出てきたところをフレッド・ロボットに殴らせてスティーブから電子回路キーを奪うことに成功する。
スティーブは、ドレンツ博士の追手をバイオニックレッグで車を横転させて仕留めるがその後ヘリに追われ、かろうじて茂みに隠れて難を脱した。一方、フレッド・ロボットは実験場に到着。先回りしたゴールドマン部長は、フレッドが彼自身ではないことを説くが、証拠がない。上層部の誰も取り合ってくれなかった。その内実験が開始された。実験は成功するが、フレッド・ロボットがミサイル誘導装置を奪って逃げてしまう。ヘリで逃走しようとするフレッド・ロボットだったが、辛くもスティーブが駆けつけフレッド・ロボットを捕らえる。KILLボタンを押したドレンツ博士の命令でフレッド・ロボットを戦うことになったスティーブは、生身の左腕を攻められてしまい絶体絶命に陥るが、フレッド・ロボットのマスクをはいだことで目のカメラがとれ、間一髪のところで勝利する。
ゴールドマン部長の部屋でウィルソンが捕まり、ドレンツ博士は逃げたこと、フレッドがまだ行方不明でもしかすると死んでいる可能性もと聞かされたスティーブは落ち込んでしまい、気分転換に外に出るが、公園でフレッド・スローンを見つけて喜ぶのだった。

<バイオニックシーン>
・テニスコートでラインを目視(左目)
・車を持ち上げる(右腕)
・車を横転(両足)
・フレッド・ロボットを目視(左目)
・フレッド・ロボットを追跡(両足)
・フレッド・ロボットとの戦い(右腕・両足)
・フレッド・スローンを目視(左目)

<ポイント・情報>
・青とエンジのコントラスト
リンク編で紹介した青(または紺)とエンジ色のトレーナーだが、テニスの試合で2人が着ていた。
・くわえ楊枝
これもリンク編で紹介したくわえ楊枝。ラスト近く外に出たスティーブが公園でフレッドを見つけるところでくわえていました。
・ゲスト
やっぱり、怪演ジョン・サクソンでしょう。ロボットと本物と2役(?)を見事に演じていますね。

<疑問やエラー>
・写真
フレッド・ロボットにウィルソンがスティーブの写真を見せるのだが、アップになったSKYLABのジャケットを着たスティーブの白黒写真とウィルソンが手に持っている写真。よ〜く見ると全然違いました。(million_600さんから教えていただきました。ありがとうございました!)
・本物のフレッドの救出劇はあったのか?
ガソリンスタンドで摩り替えられたフレッド・スローン少佐は、当然どこかに監禁されていたと思われるのだが、なんで最後に公園で見つかったのかよく経緯がわからない。


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

           

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