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坂の上の雲

長い長い江戸時代が終わりを告げ、ようやく世界に門を開いた日本。しかし時代は激動の嵐が吹き荒れていたのです。 ご存知!司馬遼太郎の名作、「坂の上の雲」が待望のドラマ化に向け、ただ今製作が急ピッチで進んでいます。 いままでも日本の各地でロケが行われていましたが、今回は東京のNHK101スタジオに組まれたセットでの収録におじゃましました。シーンは、明治の日本では最高会議となる「御前会議」の場面です。

広いスタジオには、大きなお屋敷(宮中御学問所だそうです)が組みあがって、撮影前の仕上げにスタッフの皆さんが大忙しです。
さて、英樹はどこにいるのかな...?しばし佇んでいれば...「がっはっは!」という豪快な笑い声!衣裳部屋あたりから聞こえますね。今日も英樹は絶好調の様子です。
NHK101スタジオの外は、英樹のいる衣装部屋をはじめ、メイク室や休憩エリア、ロッカーなどが並んでいて、俳優の皆さんがそれぞれ準備をしています。今回は豪華ですよ!順不動で、加藤剛さん、米倉斉加年さん、江守徹さん、竹中直人さん、尾上菊之助さん、石坂浩二さん、大和田伸也さん等々溜息が出るほどの面々、もちろん英樹も児玉源太郎の衣装で準備万端です。そうそう、明治時代の人たちはお髭が立派です。みなさんお髭をメイクさんに付けてもらって貫禄が200%アップ!英樹も違和感ないなぁ。

ここが有名な101スタジオです。 小道具の書類です。
中までしっかり作られてますね!
明治時代の電球を再現。
全然まぶしくないのです。

厳しい明治時代の軍人さんに扮した猛者たちですが、雰囲気は至ってなごやかで、雑談に花が咲いています。とはいえ、そこは知識も経験も豊富な方々ですから、どれを聞いていても面白い。石坂浩二さんはこの時代の欧州貴族の決闘は、スポーツみたいだったんだよ。というお話を楽しそうにしていましたし、米倉斉加年さんは、衣装の飾りについての豆知識を披露中です。英樹たちが着ている衣装の飾りは参謀だけに許されたもので、ペンなんだそうですよ。
英樹もセット内を興味深く見ています。「ほら、窓ガラスの向こうを見るとゆがんでいるだろう?この時代は、まだ綺麗な平面ガラスができなかったんだ...。電球も暗く思えるだろうが、ちょっと前までは行灯(あんどん)の暮らしだったからな。これでも驚異的に明るいと思えたんだろうな...」などなど、特番で放送したらいいのに...と思うような楽しい皆さんです

今日はマスコミ取材日です。収録の前にインタビューがありました。皆さん自分の役柄についての感想とコメントをしていきます。やはり、それぞれに「こだわり」がありそうですね。もちろん英樹も児玉源太郎についてコメントしていましたよ。
インタビューの様子は、NHKの坂の上通信でご覧いただけますからチェックしてくださいね。

インタビューに答える英樹です。 収録中の1コマ。明治の男たち...ステキです!。

さて、取材も終わって、いよいよ収録の始まりです。すると空気が今までとはガラリと変わってピリッと張り詰める...。
さすが大御所の皆様。オフからオンへ、スイッチの切り替わりが見事です。

今回の設定は...、西欧諸国のアジア進出とともにロシアの南下が現実の脅威になってきた頃。早く対抗策を決めなくてはならない。しかし開国して日の浅い日本にとって、武力で対抗するのか?他に手段はないのか?一歩間違えば国が滅んでしまう。というギリギリの状況での御前会議のシーンなのですから、緊張感満点のシーンです。
撮影も丁寧に、カメラアングルを変えて何度も収録していきます。結局、撮影終了は深夜になってしまいました。
今回のドラマは、いつもに増してこだわった作品になりそうです。
いよいよ本年11月29日から始まる壮大なドラマ、かなり期待できますよ。お見逃しなく。


※そして最後にサービスショットをご紹介!ステキなお髭の英樹をご堪能ください!
※そしてそして、児玉源太郎をもっと知りたい!という方に「児玉源太郎を10倍楽しく見る方法」をご用意いたしました。 ドラマでは語られないけど、とってもスケキな児玉さんのエピソードをお楽しみくださいね。
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