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Jackの「とっておき!研究結果」編
14. 数字遊び
「600万ドルの男」の邦題は、普通に考えればバイオニック移植手術にかかった費用が「600万ドル」だからということになりますね。
あとは、原題をそのまま訳したという一見芸のない名付け方のようにも見えます。
でも、実は当時の日本の外国映画を見ていると面白いことに気付きます。
以下は例ですが、
<テレビ映画>
0011ナポレオン・ソロ(原題:The Man from U.N.C.L.E.)
0022アンクルの女(原題:The Girl from U.N.C.L.E.)
プリズナーNo.6(原題:The Prisoner)
それいけスマート0086は笑いの番号(原題:The Nude Bomb)
トワイライトゾーン:キングナイン号帰還せず(原題:King Nine Will Not Return)
<外国映画>
007シリーズ
荒野の七人(The Magnificent Seven)
七年目の浮気(The Seven Year Itch)
三つ数えろ(The Big Sleep)
80日間世界一周(AROUND THE WORLD IN 80 DAYS)
11人のカウボーイ(THE COWBOYS)
12人の怒れる男(12 Angry Men)
2001年宇宙への旅(2001: A Space Odyssey)
三十四丁目の奇跡(MIRACLE ON 34TH STREET)
邦題に数字のつく映画って意外に多いんですね。そして、ヒット作は7や00がつくのが何故か多い。
だから、「600万ドルの男」は、007への後塵を拝する意味も込めてひっくり返して600という数字を出してもおかしくはないでしょう。上の例を見てもわかるようにそのまま原題を邦題に訳した題名ってあんまりないんですよね。なので、Jack自身は、この「600万ドルの男」の邦題は数字のマジックも込めた一種の日本語の掛詞(賭け言葉っていう考え方もあるか?)ではないかと下手な勘ぐりをした次第です。
でも、「6」は原題がそうだから仕方がないのですが、日本でのヒットの要素としてはマイナス材料だったかもしれません。何故かって。昔から言われていますが、「4」、「2」は、「死に」といって日本では嫌われる番号ですよね。これと同じ原理で、「9」、「4」、「6」は「苦しむ」と言ってやはり縁起を担ぐ面からは避けられる数字であるんですよね。
「5」「3」「8」がよく使われるらしいですが、3は重ねると「33」(散々)なんてこともあるので、日本でのヒット要素としては、「5」「7」「8」を使って欲しかったというところです。でも、「700万ドルの男」のバーニーはあんまり売れなかったし、「500万ドルの男」じゃちょっと安っぽいし。「800万ドルの男」なんてなんかちょっとあまりにも高すぎちゃってイメージつかないし、やっぱり「600万ドルの男」がちょうど値段的にはしっくり来るんですけどね。
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