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Jackの「とっておき!研究結果」編
1. スタートレック、スパイ大作戦との奇妙な三角関係
「スタートレック(TOS)」、「スパイ大作戦」も好きなJackとしては、前々から気になっていたのであるが、海外サイトでも紹介されているように、実は「600万ドルの男」は、製作総指揮がハーブ・ベネットということもあり、非常にこの2作品とは関係が深い。何しろ、「スパイ大作戦」からは、シーズンレギュラーであった、「バーバラ・アンダーソン(スパイ大作戦の「ミミ・デービス」役、SMDMでは第1話で看護婦「ジーン・マナーズ」役を演じる)」、「グレッグ・モリス(スパイ大作戦の「バーニー・コリア」役、SMDM第8話でゲスト出演)」、「マーチン・ランドー(スパイ大作戦の「ローラン・ハンド」役、3部作の1作目で「ライル・ステニング」役でゲスト出演)」といった豪華メンバーがゲストとして登場、それなりに重要な役柄をこなしている。また、「スタートレック(TOS)」からは、これまたレギュラーで主役のウィリアム・シャトナー(スタートレックTOSの「カーク船長」、SMDM第14話で「ジョッシュ」役でゲスト出演)、ジョージ・タケイ(スタートレックTOSの「ミスター・カトウ」役、SMDM第15話にゲスト出演)がゲスト出演している。「スタートレック(TOS)」に関しては、バイオニック3部作の第1話においても、ジェミーのカウンセリングの患者がミスタースポックの真似をしているシーンもあり、影響力が感じられる。
尚、Jackが三角関係と申し上げたのは、「スタートレック(TOS)」と「スパイ大作戦」の間にも関係があって、例えば、前出の「ミスター・スポック」役の「レナード・ニモイ」が「マーチン・ランドー」の「ローラン」役降板後のレギュラー「パリス」役として登場していたり、「スパイ大作戦」の「素人スパイ」の回の中で飛行機名が「STAR
TREK」(STAR STREに読めるかもしれないが)だったりといった演出を確認しているからである。
2. 親子競演
先にも述べたが、クリスチャン・ナイビー(親)、クリスチャン・I・ナイビーII(子)が同じシリーズの監督をしているのは「ペリー・メイスン」以来のことで、めったに見られるものではない。確か他にはなかったと思う。ちなみに、2人とも監督としては超有名人。クリスチャン・I・ナイビーIIはアクション系の監督なのでJackのお気に入りの監督の一人である。
クリスチャン・ナイビー
SMDM監督作品: 第27話、第36話
その他の代表作:
「ペリー・メイスン」「ミステリー・ゾーン」「アイ・スパイ」「刑事コジャック」
「FBI」「ガン・スモーク」「ラッシー」
クリスチャン・I・ナイビーII
SMDM監督作品: 第18話、第24話、第25話、第44話
その他の代表作:
「ナイトライダー」、「パトカーアダム30」、「ヒル・ストリート・ブルース」、「特攻野郎Aチーム」、「宇宙空母ギャラクチカ」、「白バイ野郎ジョン&パンチ」、「フォール・ガイ」
3. ジェリー・ジェームソン
TV映画では有名な監督。リー・メジャースとはSMDMの他にも監督している作品がある。
SMDM監督作品: 第9話、第19話
その他の代表作: 「エアポート’77」、「鬼警部アイアンサイド」、「警部マックロード」、「ダラス」、「スターフライトI」、「カウボーイとバレリーナ」、「真昼の決闘2」
4. クロス・オーバー
他の作品のキャラクターがゲスト出演することを「クロス・オーバー」と呼ぶ。海外ドラマではかなり多い演出の1つのようだ。
「600万ドルの男」の場合は、当然スピンオフした「ジェミー」ということになる。
ちなみに、「ジェミー」シリーズ独立後は、第58話、第60話の2回「ジェミー」がゲスト出演。
スティーブも同じく2回「バイオニックジェミー」にゲスト出演している。
2回というのは意外と少ないと思われるかも知れないが、現FOXで放映中の「バフィー」を例にとって見ても「スピン・オフ」したキャラクターがゲスト出演する機会は非常に少ない傾向にあるのではないかと思う。(「バフィー」「エンジェル」間は今までエンジェルの第1シーズンの1回、「バフィー」にも「エンジェル」は1回だけゲスト出演している。)
むしろ、「600万ドルの男」「バイオニック・ジェミー」間には、エピソードを前編・後編に分けて放送するエピソードが2回あり、それをあわせると計4回の相互出演になっている。アメリカでは、独立したシリーズは放送局が変わって放送されるケースが多く、先の「バフィー」もスピンオフした「エンジェル」と放送局が変わってしまった。「バイオニック・ジェミー」も後半放送局が変わってしまったことを考えると4回という回数は、平均以上のクロス・オーバー確率と考えられるとJackは思っている。
クロス・オーバー自身は、両シリーズを関連させ相互効果により人気を盛り上げて行くことを狙ったものと考えられるが、「両雄並びたたず」で独立したシリーズの主役キャラクターは、違うシリーズの中で主役を差しおいて活躍してはいけないわけで、あくまでも顔見世程度の出演に限られるケースが多い。実際、先の前編・後編に分けたシリーズ以外の2回については、各々本当にゲスト出演で終わっている。
Jackの個人的意見ではあるが、例えば、第58話や第60話でゲストで出てきたジェミーが「バイオニック・ジェミー」内で続きの話(例えば、第60話の続きでウェールズ博士の下を訪れたジェミーから事件が始まるとか、逆にタイに出かけたスティーブのエピソードが出てくるとか)へと発展するような同じ時間を共有する部分はあるが独立したストーリーが展開するエピソードが作られていたら(これは、「バフィー」「エンジェル」に見られる手法だが)、もうちょっと両シリーズ間に厚みが出たのではないかと思う。Jackとしては、ゲスト出演だけでとどまらせてしまったのは非常に残念に思っている。
5. バイオニックの系統
番外編のバイオニック3部作を見て思ったのですが、バイオニック(生態工学)の進化は目覚しいものがあります。なんと、番外編で2系統に分岐しているんですね。
1つは、スティーブ、ジェミー、マイケルの分類。つまり、replacement、置き換え技術です。スティーブ、ジェミー、マイケルとも肉体組織の一部がすでに損傷し除去されているわけで、その部分を意志でコントロールできる機械によってカバーし、通常の肉体組織と同様に見せるという技術を使っています。
もう1つは、「Bionic Showdown」でケイトが誕生したときの技術です。つまり、ケイトの場合は、筋萎縮症という重い病気にかかった肉体組織をある程度残しながら、人体強化を計っているという点です。もしかして一部は置き換えかもしれませんが、残っている組織に対して強化を行うという補助的な技術がかなり進化しています。
で、ここからは余談なのですが、今ひとつわからないのは、「ジェミー」が両技術を保有しているのかそうではないのかという点です。
つまり、「Bionic Ever After?」にてジェミーが見せた能力は、replacement技術なのか、後者の補助的技術の成果なのかということです。
海外サイトでは、replacement技術という意見があり、これは「ネタバレ編」の番外その1でUPしたクリス・ウィリアムズ事件で爆発事故に巻き込まれた際に備わった能力という意見でした。私も大変興味深い意見だと思ったのですが、それだと3部作の2作目までに何故その能力が発揮されなかったのか非常に不思議に思います。ただ、この点については、2作目までは通常の能力しか発揮できない設定になっていて、3作目でDr.ルディが解放したのではないかと考えると納得が行きますね。でも、6年も機能を隠しておいていいんだろうかともちょっと思いますが...。
そして、今度はケイトと同じ技術を利用したとすると、この能力はジェミーがウィルスに侵されたのを助けたDr.ルディがこの時点で授けたことになります。こちらの意見をとると「ジェミー」は、バイオニックの究極の進化形ということになるでしょう。
私としてはどちらも支持したい意見ですね。
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