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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第17回】 「核ジャック!空中大追跡」
いよいよ第2シーズン到来。スティーブの職業に合わせて、飛行機や宇宙に絡むエピソードが満載です。
第2シーズンの幕開けは、核爆弾を盗んで売りさばく死の商人に挑むスティーブの活躍を描きます。ラストはなかなかハラハラドキドキで飽きさせない内容でした。

<ストーリーの流れ>
後日掲載。

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
飛行機の中で、核爆弾の競売が行われていた。参加者は4人。4番目の男が6000万ドルで落札したが、3番目のアラブの金持ちは納得がいかない。7500万ドル出すから譲ってくれと掛け合うが、競売の規則は値段付けは1回限りで商談は成立しているとセラーもバイヤーも譲ってはくれなかった。
怒った金持ちは、ゴールドマン部長のオフィスを訪ね、この競売の情報を教えてしまう。
ゴールドマン部長は、この情報を入手するやスティーブと各方面の専門家を招いて対策会議を開催した。核爆弾の材料は、ほとんどが盗まれていて後は起爆装置となるリフレクターを残すのみ。組み立てはこの辺りではブローダー博士のみができるとのことで、ゴールドマン部長はワイリー将軍と協議し、スティーブに出荷予定のリフレクターを警備させることにした。
ゴールドマン部長は、出荷途中のリフレクターはすぐさま工場に戻すべきで、それをスティーブに警備させようとしたが、スティーブは核爆弾の売り手を暴く為には、リフレクターをエサにする必要があると説得する。結局、スティーブの提案で、スティーブの右腕に発信機を埋め込みゴールドマン部長が遠巻きに監視をすること、スティーブが出荷途中のリフレクターに細工し部品を1つ抜いてリフレクターを使えないようにすることの2つを条件にゴールドマン部長はスティーブの作戦を承認する。スティーブは、早速発信機を右腕に内蔵し、リフレクターの運転手に化けて中継地点に向かった。
その頃、ブローダー博士がスベンソン博士に誘拐される。実は黒幕はスベンソン博士だったのだ。
第5連絡地点でそれまでの運転手と交代し、リフレクターの積載されたトラックを運転するスティーブだったが、交代前の運転手は敵の雇われスパイだった。この運転手からスティーブと交代したことがわかるとスベンソンの手下達は次の第6中継地点でスティーブを襲い、スティーブの右腕に多量の睡眠薬を注射した。しかし、これは予定通り。スティーブは眠らされたふりをして相手にトラックを渡し、バイオニックパワーでトラックの後を走って追跡する。しかし、この時、右腕に内蔵した発信機の追跡可能な距離を逸脱してしまい、ゴールドマン部長はリフレクターとスティーブを見失ってしまう。
トラックはウェイクフィールド飛行場に到着。スティーブはこの飛行場内に潜入し、監禁されているブローダー博士を見つけ隠し持っていた無線機でゴールドマン部長に場所を知らせ救援を頼んだ。しかし、スティーブの連絡後、ゴールドマン部長が飛行場に向かっている間にスティーブとブローダー博士はスベンソン博士に見つかってしまい、ブローダー博士を人質に取られたスティーブはやむを得ず投降し、手錠をかけられブローダー博士と飛行機に乗せられてしまう。
そして、飛行機内でリフレクターの組み立てを要求されたブローダー博士は渋々組み立て作業を始めた。
一方、ゴールドマン部長は飛行場にやっと到着するが、スティーブとブローダー博士、そして黒幕のスベンソン博士の乗った飛行機は離陸した後だった。一緒に到着したワイリー将軍は飛行機を追跡し、核爆弾の危険性から害のない場所に飛行機が到着したら撃墜するようにとの命令を下す。
機内では、リフレクターの組み立てが完了するが、スティーブが部品を抜いたことがバレてしまい、スベンソン博士は抜いた部品をスティーブの服の胸ポケットから見つけ出しリフレクターにセットしてしまう。これでリフレクターは完成し、いつでも核爆弾が点火できる状態になっていた。
ゴールドマン部長は、スティーブとの交信でスベンソン博士がリフレクターを完璧にし、いつでも核爆弾の攻撃ができる状態になっていることを知り、撃墜命令に同意する。スティーブにもそれはわかっていた。後は時間との勝負だ。
スティーブはバイオニックパワーを使って手錠を切り、すばやく動いて飛行機のドアを蹴破った。急激な気圧の変化でスベンソン博士は機外に吸い出されるが、スティーブはバイオニックパワーで踏ん張り、やがて飛行機は急降下する。気圧の問題がクリアされ、スティーブはパイロットを仕留めて敵をすべて制圧するが、一方で核爆弾のスイッチが入り、そしてまた撃墜ミサイルもセットされてしまった。
爆弾の点火スイッチの解除キーはスベンソン博士が持っていた為、ブローダー博士がいても普通では解除ができない。スティーブはバイオニックパワーを使って、リフレクターのロックを解除して、最後は躊躇しながらもそのバイオニックの右指でリフレクターにつながれている回路をもぎ取った。高電圧がかかったが、バイオニックの指は耐久性を見せた。急いでコックピットに戻ったスティーブは、ゴールドマン部長に連絡、撃墜は回避された。わずか10秒前だった。

<バイオニックシーン>
・後日掲載予定。

<ポイント・情報>
・躊躇するスティーブ
最後の最後は撃墜ミサイルの発射時間と、スティーブの核爆弾点火装置の阻止との時間の戦いなのですが、スティーブは最後に躊躇しています。この辺り何を思って躊躇したのか注目です。

<疑問やエラー>
・機外に吸い出されなかったブローダー博士
スティーブがバイオニックパワーで飛行機のドアを蹴破った時、スベンソン博士は機外に吸い出されてしまいますが、ブローダー博士は無事でした。スティーブ以外は吸い出されてもおかしくない状況下だったのですが、ブローダー博士は奥にいたので大丈夫だったというところでしょうか?


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

           

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