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今まで見た映画って何本ぐらいありますか?
昔は、ビデオカタログとかでチェックしたものなんですが、数え切れないくらいあっていつも途中でやめることになっちゃうんですよね。でも、見た映画一本一本って結構愛着があるんです。
ということで、今まで見た映画の小ネタを発表して行きますので、是非、皆さんも、もう一度その映画を見てください。違った視点から楽しめることもあるかと思います。

第2回 「赤か青か黄色かそれが問題だ!」

「To be or not to be. That is the question.」(生きるべきか死ぬべきか。それが問題だ。)
有名なハムレットの1節ですが、映画にもまさにそんなシーンがあります。

だいたいは爆発物が仕掛けられていて、2分の1の確率で生存の可能性があるっていうシーンです。
最後に2本コードが残ってどちらかが当たり。っていうか、どちらかを切れば爆発しないですむんだけど、間違えると爆発してしまう。さて、どっちのコードを切るか。しかも爆発までの時間はあと数分。
文字通り、手に汗握るシーンです。

さて、皆さんだったらどちらを選びますか?

映画(ドラマ)名 製作年 選択色 相手色
ジャガーノート 1974
600万ドルの男 1974 黄色
冒険野郎マクガイバー 1985 黄色
テロリストゲーム 1993
古畑任三郎 1994
リモート 2002

だいたい犯人は相手色を薦めます。ところが、これらの映画に出てくるヒーローは何故か天邪鬼なんですよね。必ず逆を選びます。で、うまいこと助かっちゃうんです。さて、ここからが検証です。選択色なんですが、赤か黄色、はずれ色は青が多いようです。色の心理学からいくと、赤は警告色ですから選びにくい色ですね。じゃ、なんで黄色も多いの?というところなんですけど、風水の金運色だからってのは違いますよ。以前、不思議に思って同僚のアメリカ人に聞いたことがあるんですよ。その人曰く、黄色ってfreedom(自由)を表す色なんですって。ネクタイとかシャツとか黄色つけてる人多いよって言っていました。つまり、暗に自由を選択しているということです。そう言えば、日本にも「幸福の黄色いハンカチ」って映画ありましたね。黄色は自由から解放とか幸せにつながるのでしょうか。ちなみに、青って色は従順を示す色だそうです。やっぱり、ヒーローには似つかわしくない色なわけですね。

この他の映画にも同じようなシーンがあったよとお気づきになった方、教えてもらえるとうれしいです。
このシチュエーションってどうも古典的な映画手法らしいので、あちらこちらの映画にあるんじゃないかなと思っています。

ちなみによく試験問題で3択とか4択ってあるでしょ。実は、これも一種の心理学です。皆さん自身がこれらの映画の主人公になればいいんです。つまり、当てるには裏を読めばいい。昔、予備校で習ったんですが、まずは本文を読まずに問題文を読む。4〜5ある選択肢はだいたい必ず2つに絞れます。出題者は正解からひねってはずれの選択肢を作っていくわけですから、選択肢が増えれば正解から遠ざかっていく。ということで、一番共通点の低い選択肢を消去法ではずしていくと、だいたいが2つに絞られる。そこで、赤か青か。でも、ここからはやっぱり勘が頼りかな。

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