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トップ > ドラマ > 十津川警部54 ストーリー紹介
十津川警部

東京の一流会社に勤める酒井修は、5月の朝、なんとなく会社をサボってみたくなり、東京−伊豆を結ぶ特急踊り子号に乗車しました。偶然なのか乗り合わせた生田くみ子と名乗る女性とも話が弾み、アバンチュール気分満点でご機嫌な修でした。
 そんなとき、十津川たちは殺人事件の捜査を開始していました。被害者は高原雅之、たくさんのレストラン経営に成功したエリートでした。
 その高原が生前交際していた女性は4人。 片山みゆき、秋山圭子、津田明江、小林由美。そして実の妹・真里は宮本家に嫁いでいます。
十津川たちの事情聴取が行われました。高原が殺害された日に電話があったと証言があり、マンションに不在だった片山みゆきの情報もも程なく入りました。故郷の伊豆下田で目撃されたのですが、酒井修と一緒に旅行をしている生田くみ子と名乗る女性のようです。
 これは何かある!現場に急ぐ十津川たち。しかし見つけたものは断崖に置かれたハンドバックと遺書のような書置きだけでした。
 数日後、水死体が発見され、指紋から片山みゆきと特定されました。
 単純に考えれば、片山みゆきが犯行後自殺という筋書きになります。しかし十津川は納得できません。

そして2週間ほど経った頃、伊豆で秋山圭子の死体が発見されました。さらに圭子の部屋からは高原の妹・宮本真里宛ての封筒が見つかったのです。事件の真相はまだ解明されていない。十津川たちは再び捜査を開始したのです。
 詳しい話を聞くため十津川たちが尋ねたとき、宮本夫妻は引越しの準備中でした。転居先は、なんと事件のあった兄・高原雅之のマンションだというのです。しかも高原の跡を継いで社長の座を狙っているというしたたかさ。これは殺人をするのに十分な動機です。十津川たちは宮本夫妻が主犯ではないかと推理を始めました。
 その数日後、野崎茂樹という探偵が十津川を訪ねてきました。秋山圭子から高原の調査を依頼されたという...。やはり圭子も事件に大きく関わっているようです。
 しかも、数日後、その野崎が伊豆下田付近の海岸で死体となって発見されました。
 状況検分に現地に向かった十津川たちは、宮本夫妻に遭遇します。犯行に関わっているとしたらありえない行動に、これは宮本夫妻も脅迫されているのではないのか?と推理する十津川。
 さらに捜査線上に浮かんできた5年前の北海道で起きた未解決殺人事件、謎の日系米国人ナオミ・セキグチとは?
 事件は混迷の度を深めていきます。果たして十津川たちは事件の真実を見つけることができるのでしょうか?

風光明媚な観光地・伊豆を舞台に繰り広げられる愛憎のドラマ、高橋英樹演じる十津川警部の活躍をぜひお楽しみください。
 また三田村刑事役を演じる木崎浩之も今回が2回目となります。こちらもご贔屓いただければ幸いです。

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