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トップ > ドラマ > 十津川警部52 ストーリー紹介

ある日、西本刑事の手元に兄・誠治から絵葉書が届きました。
秋田の温泉で女性と出会い、楽しく過ごしているという内容です。 数年前妻を亡くした寂しさも癒えて来たのだろうと喜ぶ西本刑事でした。

その夜、十津川の妻・直子は、帰り道でひき逃げされそうになった女性を助けます。
朝倉多紀という女性弁護士ですが、怪我もなく暴行される心当たりもないという言葉に話を聞いた十津川も偶然の事故だろうと、結論しました。

それから1週間。西本刑事には誠治からの連絡はなく、旅先でであった女性と楽しんでいるのだろうとうらやんでいたのですが、その兄・誠治に大変なことが起こります。

仲むつまじく旅行をしていたはずの女性が「特急かもしか」の中で殺されてしまいました。 しかも誠治は東京の自宅で首吊りをして一命は取り留めたものの意識不明の重態となってしまいました。
さらに誠治の家からは、弟の西本刑事宛の遺書と、女性が引き出したとされる現金500万円が出てきたのです。
捜査を行っている秋田県警は、誠治を犯人だと思っているようです。しかし、誠治がそんなことをするはずがないことは弟の西本刑事が一番よくわかっています。
十津川の許可をもらって休暇を取った西本刑事は、兄の足取りを辿るべく東北に向かいました。

殺された女性は三宅文子。数年前に夫を亡くし、現在は数十億の資産を持つ三宅家の当主でした。 兄弟は、妹の夕子と腹違いの兄・晴夫がいますが、あまり仲が良いとはいえないようです。
また、文子の亡夫の妹が朝倉多紀だという情報も入りました。直子がこの前出会った女性です。 誠治と文子の目撃者を辿る西本刑事の調査では、二人は大変仲良く過ごしていたようで、事件の手がかりは何もありませんでした。するとやはり遺産がらみなのでしょうか?

一方、東京・新宿では、新たな遺体が発見されました。
ホテルの一室で死んでいたのは夕子の娘・清美だったのです。しかも母の夕子も目撃されていました。 さらに現場には朝倉多紀が現れたのです。清美と仲が良かったという彼女と、なぜか新宿にいた夕子。
そして秋田県警からも十津川たちに合同捜査が依頼されました。
これで正式に動くことができるようになった十津川と亀井は西本のいる弘前に飛ぶのでした。

そして物語の舞台は東北・秋田へ。三宅家で十津川たちの前に現れたのは、夕子、晴夫とともに、三宅家の顧問弁護士・青木俊郎、三宅家の主治医・野澤利彦という人物です。さらに多紀も顔をそろえ、事件は思わぬ方向へと走り出していきます。
次々と起こる不可解な死と深まる謎に、十津川は解決の糸口を見つけ、西本刑事の兄への容疑を晴らすことができるのでしょうか?
そして背後にある深く悲しい物語とは?東北の美しい自然と街を背景に繰り広げられる愛憎劇。十津川警部第52話をぜひお楽しみください。

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