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トップ > バックナンバー > ドラマ > 十津川警部51 ストーリー紹介

上野駅の13番線ホームは特別な場所です。東北から上京した人々が最初に降り立つこの場所は、遠いふるさとに一番近い場所なのです。

本田剛は、上野駅から故郷の北海道に帰省しようとしていました。大きな夢を描いて上京したのですが、大都会の風は若者に厳しく、さらに体を壊してしまって思うように働けない毎日が続いたために生活にも苦労するようになってしまいました。今回の帰郷は病気の母を見舞うためのものでしたが、食事のために入った焼肉店である男を見つけます。
剛と同じ北海道出身の実業家・小池慎太郎。以前テレビのインタビューで同郷の若者には助力を惜しまないと語っていたことを思い出した剛は思い切って声をかけます。

しかし小池の態度はテレビのものとは違ってつれないものでした。なんとかチャンスをもらいたい一心で必死に食い下がる剛ともみ合いになるうちに小池はよろめきざま洗面台に激突し、昏倒してしまいます。
動転した剛でしたが小池の持っていた乗車券に目を止めます。いつかは乗ってみたかったあこがれのカシオペア展望車の切符。衝動的に自分の乗るはずだった北斗星の切符と交換した剛は、その列車に乗るのでした。

あきらかに場違いな豪華な展望車に乗り込んだ剛でしたが、同乗者がいたのです。江川麻里と名乗る謎の女性は、剛をいぶかしむ風もなくにこやかにワインを勧めてきました。

一方、十津川たちは上野駅で起きた小池慎太郎の死を捜査するために動き始めました。小池はジンギスカンのチェーン店を経営する実業家でかなりの資産家。小池の妻・康子は訃報に驚いたものの遺体の確認は顧問弁護士の伊藤という男にまかせてしまいます。
小池が旅行に出ることについてもあいまいな証言しか出ず、持っていた北斗星の切符には、若い頃を思い出して一番安いB寝台の北斗星にしたのだろうとはっきりしない態度で、捜査の進展は望めそうにありません。

剛たちを乗せたカシオペアは、定刻どおり」に札幌に到着しました。
何もなかったかのように別れる麻里に当惑する剛でしたが、無事母にも会え、親の暖かさにふれた剛は、やはりこの事件の贖罪をするために東京に帰って自首しようと決意をします。

しかしその姿を追う影がありました。カシオペアで一緒だった麻里ともうひとり戸塚みゆきという女です。 みゆきは剛と同じ列車に乗り込みますが、大宮で乗り込んだ謎の人物に殺害されてしまいます。みゆきの身辺を調査した十津川たちは、彼女が小池の経営する店で働いていたことを知ります。この事件は関連があるかもしれない...。

そんな頃、剛に謎の電話が入ります。一刻も早く東京を離れろ。さもないと殺す。という脅迫じみた内容に上野駅に行く剛でしたが突然走ってきた車にはねられてしまいます。
運転していたの相沢優子という女性。焼肉チェーン・相沢フード興業の社長令嬢でした。謝罪する社長の相沢昇は、おわびに剛に自分の店を一軒まかせると切り出してきたのです。

この相沢フードは小池の会社を吸収合併している最中でした。規模から言えば小池の会社のほうが大きいのですから不自然な話です。捜査線上に浮かんできたこの情報に十津川たちも注目します。しかもなぜか捜査にからんでくる剛の存在も不思議です。
単なる殺人事件だけではない。背後に何か大きな犯罪の気配がする...。十津川の推理は隠された事件の全貌と本当の黒幕の存在を暴きだせるのでしょうか?

大好評のトラベルミステリー、人気の寝台列車カシオペアの優雅な姿と冬の北海道の景観とともに存分にお楽しみください。

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