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トップ > バックナンバー > ドラマ > 十津川警部49 ストーリー紹介

東京浅草の名所・浅草寺にお参りをした亀井刑事と西本刑事は、駅でコインロッカーの異変に遭遇しました。
なんとロッカーの中には骨箱が、そして血液を模した赤い液体とともに日光の三猿の写真、そして「前田誠」と書かれた位牌が入っていたのです。しかも書かれていた没年は一週間後。浅草署で調べてみても前田誠という人物は見あたりません。悪質ないたずらではないかということになりました。しかし一週間後の10月24日、栃木県日光の戦場ヶ原で三猿の写真を持った他殺死体が発見されたのです。
名前は「ウイリー誠」という有名なミュージシャンなのですが、本名は前田誠。しかも彼は本名を秘密にしていたため知っている人物は身内程度だったのです。参考人のひとり、婚約者だった古山愛も本名を知らなかったといいます。しかも2年前に婚約も解消していました。その愛から、誠が常連だったという店を聞きだせました。東京下町の入谷にある「スナック・京」という小さな店です。
京のママ・八木沢京子は、姉御肌で常連から「お京さん」と親しまれている外交的な性格なのですが、ここ2年ほど顔を出していないということ...。「2年前」という奇妙な共通点に何かひっかかる十津川でした。

そして第二の骨箱が上野駅で発見されました。前回と同様に入っていた位牌の名前は「山田一郎」没年は一週間先の11月16日とあります。そして骨箱の中に入っていた香炉の底には列車の絵が描かれていたのです。
これが犯人からのメッセージだとすれば、16日に上野駅を始発とする列車は北斗星が2本とカシオペアです。十津川は公開捜査を決断しスコミを通じて山田一郎に名乗り出るよう呼びかけました。しかし、十津川の願いにもかかわらず、山田一郎は現れないまま16日を迎えてしまいました。捜査一課のメンバーは、上野から各列車に分散して乗り込み、なんとしても殺人を未然に防ぐために全力をあげて行動を起こしたのです。

各列車は定刻どおりに上野駅を発車、時間は刻々と過ぎてゆきます。事件は未然に防げたかと思えたとき、長万部を過ぎたカシオペアで事件は起こりました。坂西洋一郎という人物の死体が発見されたのです。そして彼の本名は山田一郎。前回と同じく本名を知る人物は非常に少なく、台東区に住所があるという...前田誠との共通点がいくつか浮かび上がりました。
捜査を進める十津川と亀井は、京子に不審なものを感じ始めたのです。過去に何か重大な秘密を持っているらしい京子。彼女はこの連続予告殺人事件の鍵を握っているのでしょうか?
そして列車内殺人の驚くべきトリックとは?

東京下町と北海道・日光を結ぶミステリー、時刻表トリックは必見です。
さらに今回は美人プロファイラー・佐伯千明も登場。最新の心理捜査という手法も見逃せません。
推理ファン・鉄道ファン大満足の十津川警部シリーズ49、ご期待ください!

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