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トップ > バックナンバー > ドラマ > 近松茂道5 ストーリー紹介

捜査検事として、各地を渡り歩く近松検事。今回の赴任地は、古都・京都になりました。
担当事務官の細見真子に京都を案内してもらい、なかなか自宅のある東京に帰れない寂しさをちょっとグチりながらも、まずまずのスタートのようです。

穏やかな日々もつかの間、殺人事件が起こります。被害者は、京都府警の刑事・川勝篤志。現場に駆けつけた芦田警部が一から教え込んだという、いわば愛弟子だったのです。
川勝は、生真面目な性格で、仕事一筋に励んできた。そのせいで結婚にも失敗した。唯一の趣味は写真だが、これも風景を撮るばかりなので、恨みを買うことは考えられない。
そうすると、過去に逮捕した犯罪者の逆恨みに違いない!と芦田は推理します。
親しい者を殺害されたことで芦田は感情的になっています。真実を探り出せるのか?近松は心配な面持ちで捜査の進展を待ちます。

間もなく、目撃情報が入りました。犯行日の午後8時頃、祇園にあるスナック・鶴に入ったというのです。鶴の女将・奥村静代は、1時間ほど話して夜9時頃に店を出たと言います。
犯行時刻は午後10時。その1時間に何があったのか?
そして第一目撃者の野口直子に事情聴取を行ったとき、直子が突然犯行を自白しました。
しかも、そのすぐ後に現れた直子の母・和恵も、犯行を自白したのです。
二人の供述はチグハグで、嘘をついていることは明らかなのですが、直子の表情に何かを感じた近松は、彼女らが真犯人ではないにしろ、この事件と何らかのかかわりがあるのではないかと思い始めました。
しかし、信じられないことに、直子たちの家の自動車から川勝の毛髪と血痕が検出されたのです。さらに、殺された川勝には暗い秘密が...。なんと、カメラで撮影していた本当の目的は、風景ではなく町の女性たち。しかも、同じようなタイプの女性ばかりの盗撮...川勝は未解決の婦女暴行事件の犯人ではないか?

手塩にかけて立派に育て上げたとばかり思っていた川勝が、犯罪者だった?!...芦田は愕然とします。 事件も混迷を続け、捜査線上に現れた意外な事実!近松たちは、事件の真相にたどり着けるでしょうか?

日本人なら誰でも大好きな街・京都を舞台に繰り広げられる、愛と悲しみの物語。
美しい京都の風景と共に、ぜひお楽しみくださいね。

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