高橋英樹 OfficialSite
トップトピックススケジュールプロフィールリンクバックナンバー
トップ > ドラマ > ハガネの警察医01 ストーリー紹介
ハガネの警察医

石ノ森龍之介は信州・長野県諏訪市にある石ノ森病院の院長として多忙な日々を過ごしていますが、ひとたび死亡事件が発生すれば現場へ急行し、変死体の死因特定と死体検案書の作成を行う警察医でもあるのです。
 もちろん医師としての腕は良く、警察医としても凄腕と言われる名医です。しかしながら、世間一般の平均より物事への「こだわり」の度合いが強く、それが些細なことから事件の証拠を見つけ出してしまうことから凄腕の警察医とも呼ばれているのですが、私生活ではテレビのリモコン類を長さ順にきっちり揃えるのはもちろん、今日の星占いの結果を気にして可愛いラッキーアイテムを用意することまで大真面目にしてしまう……などなど、ちょっと変わり者のレッテルを貼られているのです。

ある日、石ノ森病院に突然呼吸困難になったという急患が搬送されてきました。野々村大樹という男性ですが、一週間前に就職が決まったと言って石ノ森病院で健康診断を受けたばかりの若者だったのです。
 懸命の処置にもかかわらず、野々村は命を落としてしまいました。普通なら死因は急性心不全などになるのですが、酸素吸入時に違和感を感じた龍之介は警察に通報をしたのです。
 諏訪中央署からやってきたのは龍之介とは知り合いの柏木光一刑事と、もう一人、最近配属された星野公彦刑事です。
 柏木刑事は野々村を知っていました。三年前に小学校教諭の小嶋佐織に暴行し、服役していたのだと言います。星野刑事は、早く死体検案書を書いてくれ。と不満顔ですが、龍之介は医科大学で解剖して詳しく調査してほしいと譲りません。
 結局龍之介が押し切って解剖を行った結果、死因は除草剤などに使われる薬物を飲んだためと出ました。これは殺人事件の可能性があります。柏木刑事はすぐに対策を講じるため県警に連絡を取りました。

龍之介の感じた小さな違和感から始まった野々村大樹殺人事件の捜査は、野々村の起こした事件の共犯者・葛西宏太が死体で発見されたことで本格的に動き出します。
 そして、仕事に対して投げやりな態度を取っていた星野刑事ですが、執拗に真実を追究する龍之介がだんだん気になってくるのです。星野刑事が拗ねた態度をとるようになったのにも理由があったのです。そして龍之介にも悲しい過去が……。

捜査が進むにつれ明らかになっていく三年前の事件とのつながり、そして龍之介と星野刑事のチームワークが真実を暴き出すのです。

個性的な警察医と県警の問題児、そして彼らを取りまく人々が繰り広げるヒューマンサスペンスがスタートします。新しく登場する石ノ森龍之介をよろしくお願いいたします。

(C) 1996-2015 株式会社アイウエオ企画