歴史の街京都の治安を守る京都府警、江夏冬子は捜査一課に所属する敏腕の検視官です。
いつものように和やかに朝食を楽しむ冬子、このまま穏やかな日になるかと思いましたが携帯電話が事件を知らせてきました。
病院に勤務する看護師・中川真由美が死体で発見されました。自宅浴室で倒れていたというのです。一見足を滑らせて転倒し頭部をぶつけたのだろうと思われましたが、冬子の描いたイメージはそうではありませんでした。「捜査本部を立ち上げてください。これは、殺人事件です」
捜査一課課長・杉原警部も出席した捜査会議が始まりました。被害者の中川真由美は、滋賀県出身、12年前に看護師として現在の病院に勤務していました。夫は12年前に事故死し、17歳の息子の耕太と二人暮しをしていたということですが、その耕太の行方がわからないのです。杉原警部は、耕太の行方を突き止めることと周囲の聞き込みを徹底させるよう指令を出しました。
一方、冬子は京都府警科学捜査研究所で真由美の血痕にまざっていた成分の分析結果を聞いてました。詳しくは分からないが、他人の体液だというのです。死亡時点で誰かがいたことが明らかになりました。
そして、行方不明だった耕太が保護されました。母親の真由美が、耕太と同い年の恋人・春菜との交際に反対し始めたため、駆け落ちをしようとしたのです。春菜は何かのストレスが原因で5歳のときから声が出なくなっていました。それが気に入らないのかと口論になり家を飛び出してしまったのです。母親の遺体に向かって泣きじゃくる耕太の姿に、杉原警部は彼の無実を確信しました。
一時は停滞したかに見えた捜査ですが、真由美の持っていた手帳が新たな手がかりを与えてくれました。
12年前に勤めていた清野総合病院に足を運んでいたようなのです。そしてなぜか当時の小児科の患者リストを欲しがっていたという証言が得られたのです。
真由美は何を知りたがっていたのでしょうか?事件は徐々に核心へと迫っていきます。そこで明かされた12年前の事件とは…?
続きはぜひともテレビでお確かめくださいね。
古都・京都の美しい町並みとハラハラのサスペンスがたまらない作品に仕上がっていますから、ぜひともお見逃しなく。
|