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 時刻表Q&A 「青春18きっぷ」に関する質問
 時刻表や鉄道に関する質問回答集です。当サイト「時刻表掲示板」への投稿や、個別連絡で寄せられたご質問の中から、主なものを取り上げました。画面右側のリンクからご覧ください。

 当ページの内容は鉄道事業者の公式回答ではありません。作者が2006年2月時点で内容が正しいことを確認しているものの、その後の制度や解釈の変更などで、内容に誤りが生じることがあります。今すぐに公式な見解が必要な場合には、 該当の鉄道事業者に直接問い合わせることをおすすめします。

 内容に関する疑問や質問、新たなご質問などは、「時刻表掲示板」への投稿でお願いします。掲示板での公開になじまない個別のご質問も、「時刻表掲示板」の画面の一番下にボタンがある「管理者へメール」機能を使えば、メールで作者に直接連絡することができます。

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 「青春18きっぷ」に関する基礎知識
 毎年春休み・夏休み・冬休みシーズンに発売される、
 JR全線の普通列車普通車自由席と宮島航路に5日分乗れるフリーきっぷ。
 ねだんはおとな・こども同額で11,500円。
 全国のJRの駅や主な旅行会社で購入できます。

 新幹線・特急・急行・他社線・グリーン車指定席・寝台を
 利用する場合には、完全に無効力となります。(別途運賃も必要です)
 快速・新快速・特別快速・ホームライナーなど、普通列車であれば利用できます。
 指定席券や乗車整理券やライナー券の追加で、指定席も利用できます。
 自由席グリーン券の追加で、グリーン車自由席も利用できます。

 一枚の切符を5日分利用します。
 同一行程ならばひとり1日分ずつ複数名でも利用できます。
 この1日とは0時から24時まで。
 日をまたぐ列車を利用する場合は、
 0時を過ぎた最初の停車駅から、0時を過ぎた最後の停車駅まで有効です。


 質問と回答
 
 (2004年6月)東海道線が事故で不通になったので新幹線に乗せてもらいたい
Q: 青春18きっぷを使って東京から大阪まで東海道線の鈍行で移動していたところ、豪雨で静岡駅にて足止めされてしまった。新幹線は動いているし、今日中に大阪に行きたいので、18きっぷで新幹線に振替輸送をしてもらいたい。
A: 「青春18きっぷ」の他にも、乗り放題エリアのあるトクトクきっぷでは、そのフリー区間内における路線の不通や列車の運休において、新幹線や他路線等の利用や、払い戻しや有効期間の延長などの救済措置を受けられないことになっています。その案内はパンフレットやきっぷの券面などに記されています。市販の青春18きっぷ本にも必ず注意書きがあるはずです。

 その理由は、乗り放題切符では発着駅や利用列車や経路などの旅客と事業者との間の運送契約の範囲が不明確なこと、それに伴い救済措置の内容を確定し辛いこと、それに不通や運休の救済の免責により切符の価格を抑えていることなどが挙げられます。

 つまり今回のケースでは、新幹線や他の交通機関を利用すればその費用は自腹負担、旅行を中止しても切符の払い戻しはナシ、仮に進みも戻りもできなくなったら、ただ途方に暮れるだけです。そのリスクを受け入れられない場合には「青春18きっぷ」を利用せず、振替輸送や払い戻しなどを受けられる通常の乗車券を利用してください。

 なお、現地で駅員や係員が旅客に有利な案内をしている場合にはこの限りではありません。上記のケースで追加負担なしでの新幹線利用を案内されたという事例が多々あります。
 
 (2004年1月)変な色の「青春18きっぷ」を使っている人がいたんだけど?
Q: 通常とは色や形が違う、赤くて幅が広い「青春18きっぷ」を使っている人がいました。この切符は何者?どこで買えるの?
A: 通常の「青春18きっぷ」は発売時に機械で印刷した券ですが、JR北海道・西日本・四国・九州の一部の駅では、印刷所で製作した券で販売しています。両者できっぷの値段や効力に相違は全くありませんが、鉄道ファンには珍重されています。

 その発売箇所は乗車券発行機の普及により年々減少しています。最近では宗谷本線の主要駅、北陸本線の小駅、関西地区の一部の駅が比較的有名な発売箇所。例えば大阪駅では、中央みどりの窓口で「18きっぷの常備券(じょうびけん)をください」と言えばOKです。発売枚数が限定されますので、購入はお早めに。
 
 (2004年1月)「青春18きっぷ」で乗れる列車と乗れない列車がよく分からないんだけど?
Q: 「青春18きっぷ」で乗れる列車と乗れない列車がよく分からないんだけど。快速は?ホームライナーは?東海道線グリーン車は?
A: 「青春18きっぷ」では普通列車と宮島航路が、指定席券の別途購入で普通列車普通車自由席が、自由席グリーン券の別途購入で普通列車グリーン車自由席が、それぞれ利用できます。これ以外の列車や設備は利用できず、料金の他に運賃も必要となります。

 その見分け方ですが、簡単には「特急券も急行券も指定席グリーン券も寝台券もいらない列車や設備」とできます。交通新聞社「JR時刻表」を利用すると、本文に黒文字で時刻が掲載される列車(全車グリーン車指定席の列車や寝台列車を除く)がそれに該当するため、分かりやすいと思います。

 但し、上記の列車でも、やはりグリーン車指定席や寝台は利用できません。しかし、JR東日本「ゴロンとシート」は、普通車指定席扱いですので利用できます。

※2005年1月17日補訂:2004年冬シーズンから普通列車グリーン車自由席の利用が可能になったことを内容に反映
 
 (2004年1月)「青春18きっぷ」の利用には年齢制限がある?
Q: 「青春18きっぷ」は、18きっぷとあるくらいだから、18歳しか利用できないの?
A: このようなご質問が多いのですが、そんなことはありません。何歳でも利用できます。なお、1982年の登場時に、「青春のびのびきっぷ」という名称で発売される予定が、当時の国鉄のお偉いさんの一言で「18」を挿入した、という噂話みたいな逸話が広がっています。
 
 (2004年1月)「青春18きっぷ」の歴史について教えて!
Q: JRの普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」。これがいつから発売されたのか、値段がどう変遷したのか、教えてください。
A: 「青春18きっぷ」の発売略史は次のとおりです。なお、このきっぷについては、それに特化した内容の深いウェブサイトがいくつもありますので、検索サイトなどを利用して情報を探してみてください。

・1982(昭和57)年3月 国鉄「青春18のびのびきっぷ」発売開始
 ※表紙+1日券3枚+2日券1枚+布製ワッペン1個で8,000円
・1982(昭和57)年夏 表紙+1日券4枚+2日券1枚で10,000円に変更
・1983(昭和58)年春 名称を現在の「青春18きっぷ」に変更
・1984(昭和59)年夏 表紙+1日券5枚で10,000円に変更
・1984(昭和59)年冬 初の冬期設定で現在の春・夏・冬発売を開始
・1986(昭和61)年  11,000円に値上げ
・1987(昭和62)年4月 国鉄分割民営化でJRに引き継がれる
・1989(平成元)年夏 消費税導入により11,300円に値上げ
・1996(平成8)年春 5回券1枚+説明書数枚に変更
・1997(平成9)年夏 消費税率改定により11,500円に値上げ
・2002(平成14)年春 春の発売時に夏の発売を初案内
・2003(平成15)年春 春の発売時に夏と冬の発売を初案内
・2004(平成16)年冬 普通列車グリーン車自由席の利用を可能化

 なお、「青春18きっぷ」と全く同じ効力で、10月14日の「鉄道の日」の前後に「鉄道の日記念JR全線乗り放題きっぷ」が毎年出ています。これは1995(平成7)年にJR西日本・四国・九州の3社が3日分、JR東日本・東海・西日本の3社が3日間乗り放題の切符をそれぞれおとな9,000円、こども4,500円で出したのが最初で、これが1996(平成8)年に現在の形に統合され、1997(平成9)年の消費税率改定でおとな9,180円、こども4,590円に値上げされたもの。発売期間と利用期間は鉄道の日の前後半月程度ですが、曜日配列により前後します。
 
 (2002年4月)「青春18きっぷ」について教えてください。
Q: 「青春18きっぷ」はどんなきっぷで、どんな利用方法があるのか、教えてください。
A: 「青春18きっぷ」とは、1982(昭和57)年から毎年春・夏・冬の期間限定で発売される、JR全線普通列車乗り放題のきっぷです。近年の発行例では1日1人を1回と数えて5回分使える券が1枚付いて、ねだんは11,500円。こどものねだんはありません。

 利用できる列車はJR全線の普通列車、言い換えると特急料金や急行料金を支払わずに利用できる列車・区間の、グリーン車指定席や寝台車でない設備です。

 そのため、普通列車の一種である快速・新快速・特別快速なども利用できますし、指定券・自由席グリーン券・乗車整理券・ライナー券を用意すれば、指定席やグリーン車自由席やホームライナーも利用できます。

 特急列車の自由席を乗車券だけで利用できる、北海道の石勝線新夕張・新得間と宮崎県の宮崎・南宮崎・宮崎空港間の特急普通車自由席も利用できます。広島県の宮島口・宮島間の宮島航路の、JR西日本の便にも乗れます。

 特急料金や急行料金が必要な列車や区間、グリーン車指定席や寝台車は、全く利用できません。利用には料金に加え運賃が必要、つまり手元の「青春18きっぷ」はただの紙となります。例えば京都と高知を結ぶ臨時快速「ムーンライト高知」は、普通車指定席や普通車自由席が連結されていれば「青春18きっぷ」で利用できますが、全車グリーン車指定席の運転日は利用できません。

 購入後の払い戻しは、きっぷの有効期間内で、5回分全部が未使用である場合のみ可能です。列車の遅れや運休、路線の不通による払い戻しはありませんが、特例として現場で救済措置を受けられることがあります。

 近場にハイキングに行くケースから、夜行列車を連泊し日本列島を縦断する猛者まで、利用方法は人それぞれ。インターネット上にはこのきっぷに特化したウェブサイトがいくつもありますし、大きな書店では単行本も出ていますから、それらを参考に旅のプランを練ってみてはいかがでしょうか。

※2005年1月17日補訂:2004年冬シーズンから普通列車グリーン車自由席の利用が可能になったことを内容に反映
※2003年6月追記
 2002年12月ダイヤ改正の快速「海峡」の特急化に伴い、「津軽海峡線」蟹田・木古内間相互駅間でも特急(急行)普通車自由席の利用が可能となりました。
 
 (2002年4月)「青春18きっぷ」と普通のきっぷとの併用で石勝線の特急を利用したら追加の運賃と料金を取られた?
Q: 札幌から新得まで特急「スーパーおおぞら」の普通車自由席を利用しました。札幌から新夕張までの乗車券と自由席特急券と「青春18きっぷ」を車内改札で車掌に見せたら、新夕張・新得間の運賃と料金を請求されました。この区間は「青春18きっぷ」だけで利用可能なはずで、納得がいきません。
A: 札幌から新得まで「スーパーおおぞら」に乗り続けていたのなら、車掌の取り扱いが正当です。

 石勝線新夕張・新得間は、乗車券のみで特急列車の普通車自由席が利用でき、特急列車利用不可の「青春18きっぷ」でも利用できます。1980(昭和55)年の開業以来、この区間に普通列車を運行しない代わりに設けられた措置です。

 しかし、その措置を受けられるのは新夕張・新得間の各駅を発着駅とした場合に限られています。そこで、札幌・新得間の利用では新夕張・新得間についても通常通りの特急料金がかかるため、車掌はその区間の運賃と料金を請求したものです。

 そのため、あらかじめ先行する列車で新夕張まで行き一旦改札を出て、「青春18きっぷ」で改札を入り「スーパーおおぞら」に乗り継いで新得で降りれば、今回のきっぷの組み合わせで正しく利用できます。

 それでは「スーパーおおぞら」の新夕張での停車時間で改札を出入りすれば良いかというと、運賃や料金の制度上の問題はなくなりますが、停車時間が長くない場合にはJRの乗務員や駅員に多大な迷惑がかかりますし、最悪の場合は列車の運行の妨害に関するペナルティを受ける可能性もありますので、おすすめできません。

※2004年3月補訂:2004年3月の石勝線楓駅廃止を内容に反映しました。
 

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