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2007年度総合旅行業務取扱管理者試験 JRに関する設問の解答と解説
 2007(平成19)年10月8日に実施された、2007年度総合旅行業務取扱管理者試験の、JRに関する設問の解答と非公式な解説です。検定問題は掲載しませんので、お手元の冊子を参照するか、社団法人日本旅行業協会の公式サイト内「http://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/h19_examtext.htm」からダウンロードしてください。解説の出典は原則として、JR時刻表2007年10月号です。なお、当ページは公式なものではありません。

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 問24 正解a 配点5点
【内容】 小学生と幼稚園児の往復運賃を選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 12歳の小学生と6歳の幼稚園児が一緒にJR線を利用する場合、小学生は小児扱い、幼稚園児はこどもを引率者と見て無賃の幼児扱いとなる。

 営業キロ600キロまでの往復運賃は片道運賃の倍額であるため、苫小牧・登別間の大人片道運賃810円の半額端数切捨の倍額で、正解は800円。

 問25 正解b 配点5点
【内容】 札幌から稚内までの運賃と乗車券の有効期間を選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 幹線と地方交通線を利用するので、運賃は幹線の営業キロと地方交通線の換算キロを通算した運賃計算キロを、幹線の運賃表にあてはめて求める。片道乗車券の有効期間は営業キロの通算で求める。

 札幌から稚内までの運賃計算キロは422.1km=423キロ。これを設問の運賃表にあてはめて、運賃は7,140円。営業キロは396.2kmなので、有効期間は3日間。

 以上の解き方を知っていれば、4つの選択肢を見て有効期間で引っ掛けるのだなと分かり、運賃を揃えて有効期間を変えたbとcを比べて、計算なしにbを選べるような気がする。

 問26 正解b 配点5点
【内容】 大人と小児が寝台特急で1つのB寝台を利用した場合の料金を選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 大人1人と小児1人が寝台特急で1つのB寝台を利用する場合、運賃と特急料金は大人・小児各1人分が必要だが、寝台料金は1人分でよい。

 長崎から京都まで「あかつき」でこれをやる場合、大人の特急料金は通常期指定席特急料金の510円引きの3,150円、小児の特急料金はその半額端数切捨で1,570円、寝台料金は1人分の6,300円。

 以上の解き方を知らなくても、特急料金の計算式がa対c対bd、寝台料金の取り方がabc対dなので、受験テクニックでお互いの多数側を組み合わせたbを選べるような気がする。

 問27 正解b 配点5点
【内容】 のぞみ号とこだま号を当日中に改札内で乗り継いだ場合の特急料金とグリーン料金を選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 東海道・山陽新幹線を当日中に改札内で乗り継ぐ場合は、運賃に加え特急料金やグリーン料金もキロ程を通算して求める。その際に「のぞみ号」と「のぞみ号」以外を乗り継いで利用する場合には、「のぞみ号」利用区間だけ特急料金を上乗せする。特急料金は普通車指定席の利用区間があれば全区間が指定席の料金、普通車自由席のみを利用する場合は自由席の料金、グリーン車のみを利用する場合は通常期の指定席の料金の510円引きとなる。

 広島〜(のぞみ号グリーン車)〜名古屋〜(こだま号グリーン車)〜浜松の利用では、特急料金は広島・浜松間の通常期指定席特急料金の510円引きに、広島・名古屋間の「のぞみ号」分を上乗せする。グリーン料金は広島・浜松間の637.1kmに対する料金で6,300円。

 総合旅行業務取扱管理者試験におけるJRの運賃計算に関する設問では、合計金額に加えて計算式を明記した選択肢を用意するため、試験中に金額の計算をして無駄な時間を費やしてはいけない。数式の妥当性を判断して正解を取る。

 問28 正解c 配点5点
【内容】 在来線特急〜新幹線〜通過連絡運輸適用の在来線特急と当日中に乗り継いだ場合の特急料金を選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 まず、他社線をJR線で挟んで利用する際に通過連絡運輸が適用される場合の運賃や料金は、JR線の前後を通算したキロ程で求めたJR線の運賃や料金と、他社線の運賃や料金との合計となる。次に、東海道・山陽新幹線の東京駅を除く全駅で、当日中に新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合には、在来線の特急料金が半額となる。そして、在来線〜新幹線〜在来線と当日中に乗り継ぐ場合には、在来線の高いほうの特急料金だけが半額となる。その際、JR以外の鉄道会社の料金は半額にならず、高いほうの比較もJRの料金だけで行う。

 しなの・のぞみ・スーパーはくとの特急料金の定価は、それぞれ2,290円、3,120円、2,610+510円。乗継割引で半額になるのは2,610円のところだけ。これが数式に登場する選択肢はbのみである。

 過去問をよく解いていればニヤリと正解を取れて、そうでなくて解き方の想像が付かなければ鉛筆を転がすべき設問。

 問29 正解a 配点5点
【内容】 在来線特急2列車で特急料金の乗継割引が適用可能なケースを選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 例年恒例の引っ掛けとなるが、九州新幹線に乗継割引なし。これでcとdを消したうえで、残りの選択肢を検討する。

 特急(急行)料金の乗継割引は、新幹線と在来線、本州と北海道、「サンライズ瀬戸」と四国、の3ケースのみ。1ケース1回で1列車が割引となり、2列車以上を半額にしたければケースの組み合わせが必要。aは「いなほ号」に新幹線と在来線、「はまなす号」に本州と北海道のケースを使うのでOK。bは「白鳥号」「北斗号」のいずれにも本州と北海道のケースを使用しようとしているので、これはNG。

 問30 正解d 配点5点
【内容】 途中下車に関する正しい記述を選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 JRの乗車券は原則として、有効期間中に順方向であれば回数無制限で途中下車ができる。できない例外は、都区市内制度が適用された場合の該当都区市内の中、大都市近郊区間で経路が完結する場合、営業キロ100キロ以内の3ケースとなる。

 それ以前にこの設問に関しては、「1回に限り」と途中下車の回数を制限する通常の乗車券類など有り得ないから、これを消すと選択肢はdしか残らない。運賃計算キロはあくまでも運賃計算にだけ有効であることも、押さえておくとよい。

 問31 正解c 配点5点
【内容】 運賃・急行料金・指定席料金の一葉券の利用前日の払い戻し額を選択する
【参照】 JRの営業案内
【解説】 運賃・急行料金・指定席料金の一葉券を利用前日に払い戻す。運賃は使用開始前で有効期間内であれば、手数料は一律210円。指定席料金は利用前日の払い戻しなので、手数料は3割か320円の高いほう。急行料金は指定券との一葉券なので、手数料はかからない。つまり、210円と320円の手数料を引いたcが正解。

 よくぞこんな重箱の隅をつつくレアケースを設問にしてきたな、という印象。前年出題の運賃・特急・グリーンの一葉券の払い戻しのケースから類推できるとはいえ、JRの急行列車はいまや「はまなす」「能登」「銀河」「きたぐに」「つやま」の各1往復のみ。その指定席の一葉券の払い戻しなど、「はまなす」「能登」「つやま」運転区間の駅員でなければ当たらないだろう。国家資格の試験問題にするには15年遅い印象で、これを落としても有資格者として仕事をするうえで何の影響もないと思う。

 問32 正解b 配点5点
【内容】 時刻表の掲載内容に関する正しい説明を選択する
【参照】 設問の時刻表コピー
【解説】 時刻表の読み方問題。サンライズ瀬戸のノビノビ座席は全車指定席のマーク。553Mの終着駅は児島で、特急阿波踊り号は普通車の自由席も指定席もありのマーク。8月20日の「いしづち31号」は、ピーク期恒例のしおかぜ・いしづち分離運転の終了後なので、多度津の着時刻は21時11分で大丈夫。JR券を扱う窓口の配属者や希望者であれば、仕事をするうえで絶対に落としてはならない設問。

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1999年11月20日開設  2007年10月25日更新  URL:http://home.t01.itscom.net/jikoku/
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