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●第11回時刻表検定第1種試験 解答と解説 2005(平成17)年11月20日に実施された、第11回時刻表検定第1種試験の解答と非公式な解説です。検定問題については著作権の関係で掲載できませんので、お手元の冊子を参照ください。解説の出典はすべて、JR時刻表2005年11月号です。なお、当ページは時刻表検定協会の公式なものではありません。 (2008年)旅検定第2回 (2007年)第13回1種 第13回2種 旅検定第1回 (2006年)第12回1種 第12回2種 (2005年)第11回1種 第11回2種 (2004年)第10回1種 第10回2種 (2003年)第9回1種 第9回2種 第8回1種 第8回2種 (2002年)第7回1種 第7回2種 第6回1種 第6回2種 (2001年)第5回1種 第5回2種 第4回1種 第4回2種 (2000年)第3回1種 第3回2種 第2回1種 第2回2種 (1999年)第1回1種 第1回2種 ●第11回時刻表検定第1種試験 ランク認定データ 受験者数1,291名(+101) 最高点200点(+11) 平均点126.7点(+19.7) 時刻表博士15名(+6) 1級283名(+194) 2級493名(+243) 不認定500名(-341) ※括弧内数値は前回比 ○ 1号車 設問1 正解3番 配点3点 正答率88.0% 【内容】旅程表内で利用した国際便を選択 【参照】航空ダイヤ国際線P.916 【解説】 共同運行便名「NH1893」から必死に探すと、トロント発成田行「AC1」便が見付かるはず。栄光のファーストナンバーがここに付いているとは、エアカナダにとって成田便は格が高いのであろうか。 ○ 1号車 設問2 正解3番 配点4点 正答率76.9% 【内容】旅程表内で利用した国際線発地と日本との時差を求める 【参照】航空ダイヤ国際線P.913,916 【解説】 トロントが「GMT−5」つまりイギリス標準時から5時間遅れ、日本が「GMT+9」つまりイギリス標準時より9時間早いので、時差は14時間。 ○ 1号車 設問3 正解4番 配点3点 正答率81.8% 【内容】共同運送・共同運行に関する記述の正解探し 【参照】航空ダイヤ国際線P.913 【解説】 選択肢にいろんな文章が書かれているが、少なくともP.913「共同運送・共同運行(コードシェア便)」に書かれている文面と、選択肢4の文面が完全に一致するので、これが正解だろうと読んだ。 ○ 1号車 設問4 正解4番 配点3点 正答率89.4% 【内容】旅程表中の航空便の共同運航会社を選ぶ 【参照】航空ダイヤ国際線P.915 【解説】 「NH」は全日本空輸。国際線航空券に関係を持つ人なら常識らしい。 ○ 2号車 設問5 正解3番 配点4点 正答率65.8% 【内容】旅程表中の航空便の所要時間を選ぶ 【参照】航空ダイヤ国際線P.916 【解説】 トロント12:00はGMT+0換算で17:00。成田15:25はGMT+0換算で6:25。これを夜行便感覚で所要時間を計算すると、所要時間は13時間25分。今回はテクニックとして使えなさそうだが、時差の計算がよく分からなくても、冬場のジェット気流が気になる時期でなければ、時差計算なしに往路と復路の見かけの所要時間を足して2で割れば、けっこう当たる。 ○ 2号車 設問6 正解3番 配点3点 正答率88.1% 【内容】旅程表中で利用した航空便と同じターミナルビルを使う航空会社を選択する 【参照】航空ダイヤ国際線P.913 【解説】 エアカナダや全日空は、成田空港では第2旅客ターミナル利用。選択肢の中で同じターミナルを使う航空会社を探すと、ニュージーランド航空が出てくる。 ○ 2号車 設問7 正解1番 配点4点 正答率74.1% 【内容】旅程表中で利用した列車の発時刻を選択する 【参照】JRニュース(45) 【解説】 空港第2ビルに15:25より前に着けばいいので、成田エクスプレス25号が該当。次の列車はちょうど15:25着なのでNG。グリーン車を利用するので池袋発のほう。選択肢の時刻に該当するのは、池袋の13:30のみ。 ○ 2号車 設問8 正解2番 配点4点 正答率65.8% 【内容】旅程表中で利用した列車の運賃を選択する 【参照】JRの営業案内P.943 【解説】 池袋から空港第2ビルまでの運賃は1,450円。キロ程で運賃を出すと最短距離計算の特例に引っかかるので、早見表を利用したい。 ○ 3号車 設問9 正解4番 配点3点 正答率82.5% 【内容】旅程表中で利用した列車の号数を選択する 【参照】JRニュース(45) 【解説】 航空便到着時刻2時間半後、つまり17:55以降に空港を出る便を探す。成田エクスプレス38号がそれに該当。特段の注意点はなし。 ○ 3号車 設問10 正解2番 配点4点 正答率19.0% 【内容】旅程表中で利用した列車の料金を選択する 【参照】JRニュース(3)、JRの営業案内P.943 【解説】 グリーン料金は2005年12月10日JR東日本ダイヤ改正に伴う成田エクスプレスグリーン料金改定により2,000円均一。特急料金は早見表より1,660−510=1,150円、合計で3,150円。 ○ 3号車 設問11 正解4番 配点3点 正答率89.2% 【内容】旅程表中で利用した列車の座席に関する正解探し 【参照】JRニュース(45)、主な車両の席番配置図P.1015 【解説】 列車時刻を見れば全列車にグリーン個室連結旨の注記があるので、これを信用して4を正解と取る。あとは試験後に席番配置図と選択肢を見比べてみよう。 成田エクスプレスは、1991年3月ダイヤ改正で登場した頃は3両に1両がグリーン車であったが、バブルの崩壊に加えて強気すぎる高額料金設定が嫌われたか、以後の車両増備は原則普通車のみとなり、割引きっぷを設定したり、2003年3月1日には3両編成の個室を除くグリーン席を普通席化して、来月には料金そのものを下げる。 ○ 4号車 設問12 正解1番 配点4点 正答率12.2% 【内容】小田急ロマンスカーに関する記述についての間違い探し 【参照】JRニュース(96)、会社線P.818 【解説】 小田急ロマンスカーのうち「EXE]と「VSE」は10両編成と書いてある。公式解答解説にある、2005年12月のあさぎり2,3,6,7号に小田急車が使われる日があるという注記は、ブルーのページ・本文・会社線・編成表のいずれでもなく、なんと誤植訂正欄である「追録」に記されている。時刻表検定試験史上初の引っかけ方。 ○ 4号車 設問13 正解1番 配点3点 正答率83.2% 【内容】旅程表中で利用した交通機関の種類の順番の正解探し 【参照】会社線P.821-822 【解説】 この経路を使ったことがあれば、強羅からケーブルカーで早雲山まで上がり、ロープウェーで雄大に尾根を超えて一気に桃源台へ向かうことが分かるし、もちろん時刻表でも探せば出てくる。船は桃源台に発着しない双胴旅客船を外せば、これで正解。 箱根ロープウェイは輸送力増強と強風運休緩和を目的に、2002年に早雲山・大湧谷間のみロープが2本あるフニテルに架け替え、2007年には残る大湧谷・桃源台間もそうなる予定。全長4,005mは、兵庫県の六甲有馬ロープウェイの部分休止により事実上日本一。 ○ 4号車 設問14 正解2番 配点3点 正答率90.1% 【内容】旅程表中で利用した交通機関にない名称の選択 【参照】会社線P.822 【解説】 海賊船には設問中「フロンティア」を除く3つの名前が併記されている。しかし、芦ノ「湖」なのに「海」賊船とはいかに。 芦ノ湖は100%神奈川県内にある面積約7平方キロメートルのカルデラ湖。1670年に駿河側から外輪山をぶち抜いた箱根用水により、水利権は今も静岡県側にあるとか。戦後の小田急電鉄と西武鉄道による観光開発合戦、通称「箱根戦争」により、いまだに両系列の交通機関がお互い関係なく運行、近年はマイカーに客を取られ続けているし、観光地としての魅力や知名度も低下気味。 ○ 5号車 設問15 正解2番 配点4点 正答率24.3% 【内容】旅程表での運賃と企画切符の価格との比較 【参照】会社線818,821,822 【解説】 土曜日に使える「箱根フリーパス」は5,500円。旅程の運賃は新宿・小田原間が小田急で850円、小田原・強羅間が箱根登山鉄道で650円、ケーブル410円、ロープウェイ1,330円、海賊船970円で合計4,210円。つまり差額の1,290円だけ、個々に買ったほうが安い。というより、片道だけ使ってもおトクになる往復可能きっぷなど、JR九州「2(4)枚きっぷ」くらいだと思う。 ○ 5号車 設問16 正解3番 配点3点 正答率83.2% 【内容】旅程表中で宿泊した宿泊施設の名称の選択 【参照】JR協定旅館ホテルP.1039 【解説】 時刻表検定第1種試験ではおなじみの、旅程表の電話番号からの逆引き問題。今回は特にひねりはなし。 ○ 5号車 設問17 正解3番 配点3点 正答率72.2% 【内容】同一県内にない交通機関の仲間外れ探し 【参照】さくいん地図[8] 【解説】 十国峠ケーブルカーのみ静岡県内で、他は神奈川県内。時刻表で路線と所在都道府県との関係を調べるには、さくいん地図に頼ることとなる。1956年開業の鋼索線は、延長わずか300メートル、所要時間たった3分、運賃もケーブルカーとしては格安の片道210円。斜度も見た感じそうでもなく、歩いて登れそうだが、併設というかメインのドライブインと共に賑わっている。 十国峠とは伊豆・相模・駿河・遠江(とおとうみ)・甲斐・安房・武蔵・上総・下総・常陸の10国が見渡せることから名付けられた。そんな眺望が見られる日は年に何日もないと思うが、言い伝えによるとさらに大島・新島・神津島・三宅島・式根島まで見えるんだそうな。 ○ 6号車 設問18 正解4番 配点3点 正答率76.3% 【内容】旅程表で買った駅弁を選択 【参照】本文P.152、会社線P.822 【解説】 元箱根から東海道線に直で下りるバスのうち、熱海行は箱根関所跡まで土休日運休、湯河原行は設問20と絡んで乗り継ぎNG。三島へ行くのは「元箱根港」発。小田原行は便数豊富で毎日運行。小田原の駅弁と設問を照らし合わせる。選択肢1と2は丹那トンネルの向こう側の世界で、3は「デラックスこゆるぎ弁当」の値段が違う。 ○ 6号車 設問19 正解1番 配点4点 正答率35.1% 【内容】旅程表中の接続駅の選択 【参照】会社線P.822 【解説】 上の設問のとおり、小田原駅。 ○ 6号車 設問20 正解1番 配点4点 正答率37.6% 【内容】旅程表中で利用した列車に関する正解探し 【参照】本文P.148、編成表P.1005 【解説】 小田原11時台に出る伊豆高原方面行特急は、踊り子の103号か105号。それで編成表を見ると、105号は喫煙のグリーン車指定席がない。103号は熱海まで15両、そこで修善寺行を分けて10両になる。新幹線も普通車だけで走る時代、グリーン車がまるまる2両もある在来線特急は、もはやここだけか。 ○ 6号車 設問21 正解1番 配点3点 正答率82.9% 【内容】伊豆高原駅からバス1本で行けない観光地の選択 【参照】会社線P.823 【解説】 シャボテン公園、一碧湖美術館、ぐらんぱる公園へは伊豆高原駅から東海自動車で行けるのをページ上部で見つけたので、伊豆バイオパークを選択。 ○ 6号車 設問22 正解3番 配点4点 正答率54.5% 【内容】旅程表中で利用した列車の運賃と料金の合計額を求める 【参照】本文P.145,149 【解説】 伊豆急線内はグリーン車利用特急料金が400円均一、スーパービュー踊り子のグリーン料金が750円均一。これに運賃1,150円を足して、合計2,300円。ピンクのページではなく本文に書かれているのは、親切なような、不親切なような。 ○ 7号車 設問23 正解3番 配点3点 正答率81.6% 【内容】旅程表中で利用する定期観光バスの観光順の選択 【参照】定期観光バスP.894 【解説】 「黒船B」コースの欄を見付けられれば、あとは設問と遊覧順序のにらめっこ。 ○ 7号車 設問24 正解2番 配点3点 正答率80.2% 【内容】旅程表中で利用する定期観光バスの値段に関する正解探し 【参照】会社線P.823 【解説】 設問の言い方がまわりくどいが、つまり下田ロープウェイの往復運賃はいくらか、という設問。P.823中程でそれを見つければOK。伊豆急行線より約1か月早く1961年11月に開業した下田ロープウェイは、下田と寝姿山の間540メートルを片道3分600円で結ぶ。無料券が幅広く配られているような。 ○ 7号車 設問25 正解1番 配点3点 正答率81.5% 【内容】旅程表中で利用する列車に関する間違い探し 【参照】編成表P.1005、主な車両の席番配置図P.1015 【解説】 国鉄時代はもちろん、戦前の鉄道省の頃から東海道本線は、東京から出る列車の先頭車から1,2,3と号車を数えると決まっている。それに反する選択肢1を真っ先に選ぶべし。あとは編成表や席番配置図で適当に復習する。 ○ 8号車 設問26 正解3番 配点3点 正答率89.1% 【内容】JR路線の路線名と愛称名の組み合わせに関する間違い探し 【参照】さくいん地図各所 【解説】 大和路線は奈良線ではなく関西本線の西側、ゆふ高原線は豊肥本線ではなく久大本線。他は合っている。鉄道ファンなら感覚的に答えられそう。しかし、こういった正解または間違いの組み合わせを選ばせる傾向は、主に法科の資格試験でよく見られると思うが、今までの時刻表検定にはなかったタイプ。 ○ 8号車 設問27 正解3番 配点3点 正答率72.3% 【内容】臨時駅の選択 【参照】さくいん地図各所 【解説】 只見線田子倉駅に「(臨)」の付記があり、他の駅にはない。2001年から12〜3月は冬眠する、同じく冬季休業の国道252号線の他には人煙稀な、下手に訪問すると遭難の可能性さえある半トンネル駅。 ○ 8号車 設問28 正解3 番 配点3点 正答率93.0% 【内容】名古屋市内にない駅の選択 【参照】さくいん地図[17] 【解説】 中央本線の新守山がギリギリ地図の枠内に入っている。他は名古屋に近いのに、名古屋市にないのでJR運賃制度の名古屋市内でもない。名古屋市は愛知県の西方にあり、名古屋駅は名古屋市の西方にあるので、そうなっている。 ○ 8号車 設問29 正解1番 配点3点 正答率96.7% 【内容】JR線がすべて幹線である県の選択 【参照】さくいん地図[4]あたり 【解説】 時刻表検定第1種試験の受験者には説明不要の、さくいん地図を見れば一目で分かるボーナス問題。一般にはそんな感覚は、ないと思う。 ○ 8号車 設問30 正解3番 配点3点 正答率89.2% 【内容】青森県内にない駅の選択 【参照】さくいん地図[11] 【解説】 駅名からすぐに路線名や所在地を思い浮かべられなければ、さくいん地図とにらめっこ。津軽石は岩手県の山田線にあり、他はそれぞれ海峡線、奥羽本線、津軽鉄道にある。 ○ 8号車 設問31 正解2番 配点3点 正答率79.9% 【内容】臼杵駅からバスで行ける場所の選択 【参照】会社線P.880 【解説】 風連鍾乳洞へは臼杵(うすき)駅から大分バスで行ける。会社線のページを開かなくても、長湯温泉は豊肥本線豊後竹田の近く、安心院(あじむ)や本耶馬渓(ほんやばけい)は中津のほうにあるので、なんとなく臼杵からバスでは行けない気がする。これらの地名から大分県を直感できないと、時間を稼がれる。 ○ 9号車 設問32 正解4番 配点4点 正答率15.8% 【内容】乗越精算額を求める 【参照】JRの営業案内 【解説】 前橋から東京山手線内までの片道乗車券で横須賀まで乗り越す場合、最初に行きたかった駅が東京であっても乗車券は品川まで有効なので、精算額を求める区間は品川・横須賀間。ここは京急と競合するので特定運賃が設定されている。 2004年3月の上越新幹線本庄早稲田駅開業に合わせた運賃制度改訂で、東京近郊区間から東北と上越の各新幹線が外れたので、大都市近郊区間内から同一大都市近郊区間に乗り越す場合の差額精算の制度は適用されない。近郊区間と特定運賃の二段構えで不正解へと誘導する設問。 ○ 9号車 設問33 正解1番 配点3点 正答率46.0% 【内容】苫小牧から新千歳空港までの1か月通勤定期代を求める 【参照】本文P.692、JRの営業案内P.958-959 【解説】 同区間の営業キロ29.8kmに対するJR北海道内の幹線の1か月通勤定期代が17,140円。これに新千歳空港の割増額4,410円を足して、合計は21,550円。こういう計算は第1種挑戦者ならスラスラといきたいところ。 ○ 9号車 設問34 正解1番 配点3点 正答率81.9% 【内容】近郊区間が実在する名称の選択 【参照】JRの営業案内P.973 【解説】 新潟は他の大都市をさしおいて、なぜか2004年11月27日に近郊区間が設定された。仙台や札幌と異なりエリア内のJR路線形態が放射状ではなく、自動改札や今後のスイカの導入で運賃計算が面倒なことにならないように対策を打ったのだと思う。東京近郊区間や大阪近郊区間もそんな理由でえらく拡大した。九州のワイワイカードは大都市近郊区間の拡大なしに最安運賃で運用しているとか。 ○ 9号車 設問35 正解4番 配点3点 正答率84.9% 【内容】プッシュホンの予約コードと駅名の組み合わせに関する正解探し 【参照】ブルーのページP.34 【解説】 P.34だけ見て、新大阪と博多がNGなことが分かるので、函館を調べに行くことなく、正解を取れる。航空など他の交通機関と比較すればあまりにも遅々とした歩みだが、徐々にJR券のネット予約が整備されてきており、あるいは保守部品の入手難などで、プッシュホン予約が過去帳入りする日は、そんなに遠くないかもしれない。 ○ 9号車 設問36 正解1番 配点5点 正答率17.7% 【内容】京都から町田までの経路別運賃計算キロの順序整列 【参照】本文たくさん 【解説】 まともに解けば10分はかかりそう。選択肢を見てBのキロ程は計算不要であることは分かるが、他は力ずくで調べ上げる。Aが運賃計算キロ499.9km(営業キロは495.4km)、Cが501.6km、Dが500.7km。調べるのが運賃計算キロであることに気を付ける。ちなみにBは516.8km。 ○ 10号車 設問37 正解1番 配点3点 正答率73.4% 【内容】各社の一日乗車券で最も高額なものを選択 【参照】会社線4箇所 【解説】 沖縄都市モノレールが2005年4月1日値下げの600円、ディズニーリゾートラインが2001年の開業以来500円、みなとみらい線が2004年2月の開業以来450円、長崎電軌がたぶん昭和の頃から500円。こういう問題は1分で済ませたいし、記憶も活用したい。 ○ 10号車 設問38 正解2番 配点3点 正答率72.3% 【内容】駅と空港や港などとの間の乗り換え時間に関する間違い探し 【参照】本文P.388など時刻表の各地 【解説】 山陽新幹線新岩国駅から錦川鉄道御庄駅まで、ブルーのページでは乗り換え標準時分10分とあるが、本文の錦川鉄道欄の記述をチェックすると、300m7分の案内が見つかる。これは矛盾ではなくて、新幹線駅の入口からホームまでプラス3分と解釈するのだと思う。 新花巻の東北新幹線と釜石線が乗換駅で、ここがそうでないのは、1975年の山陽新幹線博多開業の当時から国鉄岩日線の廃止が意識されていた現れとも言われ、確かに旧国鉄ローカル線問題で初めて具体的な廃止候補路線名が挙げられた1968年国鉄諮問委員会の「赤字83線」にリストアップされている。 ○ 10号車 設問39 正解1番 配点3点 正答率45.3% 【内容】富山観光遊覧船の旅客単価に関する間違い探し 【参照】会社線P.833 【解説】 1そう4,500円、4人以上プラス1,500円/人なので、3人以上は単価1,500円というシステム。2人だとそうならない。 ○ 10号車 設問40 正解1番 配点3点 正答率80.3% 【内容】定期観光バスを運行しないJRバスを選択 【参照】定期観光バス各地 【解説】 JRバス(東北)は下北半島、JRバス(関東)は塩原温泉、JRバス(九州)は桜島で、それぞれ定期観光バスの路線が見つかるが、北海道のものは見つからない。国鉄バスは北海道内各地に進出していたが、JR北海道バスは高速バスと札幌近郊と深名線代替を除き、路線をきれいさっぱり撤収してしまった。 ○ 10号車 設問41 正解4番 配点3点 正答率63.1% 【内容】小田急特急ロマンスカーの喫煙車設定に関する列車選択 【参照】会社線P.818 【解説】 今回の時刻表検定第1種試験は小田急ロマンスカー特集らしい。「VSE」のみ全車禁煙なので、それが使われる可能性のない列車、つまり「☆」マークの付かない列車を探せばいい。「はこね44号」が該当。 小田急ロマンスカー「VSE」は、2005年3月19日にデビューした新型電車。16年前の「HiSE」以来途絶えていた、小田急電鉄四十年来の前面展望連接車両ロマンスカーを、利用者やファンの強い要望で復活させた。一方でHiSEはバリアフリー対応が困難ということで早くも廃車されることとなり、4両編成化されて長野電鉄に送られる。 ○ 10号車 設問42 正解4番 配点3点 正答率61.3% 【内容】路面電車の初乗り運賃の順番並べ 【参照】会社線4箇所 【解説】 札幌市電は170円、豊橋鉄道の軌道線は150円、富山地鉄の軌道線は200円、鹿児島市電は160円。あとは冷静に記号の順番を見比べる。「市内電車」の表現は、松山の伊予鉄道のいわゆる専売特許だと思う。あの街で「市電」と言っても通用しないそうな。 来年春にJR富山港線をLRT化する富山ライトレールは、1963年の名鉄田神線以来41年振りの新設路面電車と報道されるが、経路変更や路線延伸を伴う電停移転はともかく、1982年の豊橋鉄道井原・運動公園前延伸開業のことがすっかり忘れ去られている。 ○ 11号車 設問43 正解2番 配点3点 正答率80.2% 【内容】豊田市〜足助のバスの運行会社の選択 【参照】会社線P.838 【解説】 名鉄バスの運行。第1種試験なのに他設問との関連も何のひねりも感じられず、ちょっと不気味。 ○ 11号車 設問44 正解3番 配点3点 正答率84.7% 【内容】ハイウェイバスのロケーションシステムのURLの正解探し 【参照】ハイウェイバスP.761 【解説】 P.761最下部の小さい小さい記述を見つけられればOK。ロケーションシステムとはつまり位置情報案内のことで、バスが現在に道路のどこにいるかを表示してくれるもの。昭和の昔から行政や学者の情熱が注がれ続けているが、果たしてこれでバスの利便性向上や利用者増加が期待できるのかどうか、かなり疑問。 ○ 11号車 設問45 正解3番 配点3点 正答率56.2% 【内容】定期観光バスの経路に含まれない寺社の選択 【参照】定期観光バスP.896 【解説】 こういった名前のバス路線は会社線のページに埋もれることもあるが、今回は順当に定期観光バス奈良・大和路名所のところで発見。あとは見比べっこ。 ビジット・ジャパン・キャンペーンとは、2010年までに1000万人の訪日外国人誘致を実現するために国土交通省が立ち上げた観光キャンペーン。語学や物価のことは置いておいても、ジャパンレールパスで「のぞみ号」利用不可とか、東京23区の鉄道全線が利用できるカードやパスが存在しないとか、公共交通は今もその弊害であり続けている。 ○ 11号車 設問46 正解2番 配点4点 正答率45.5% 【内容】鹿児島空港南を経由するバス路線の選択 【参照】会社線や高速バスや空港連絡のページ各地 【解説】 鹿児島の都市間バスの時刻は、上記各地に散らばっていて、とても調べにくいと思う。P.781の大阪〜鹿児島「さつま号」の停車箇所に「鹿児島空港南」が見つかったので、これを選択。 ○ 12号車 設問47 正解4番 配点3点 正答率60.0% 【内容】所要時間の長い航空路線の選択 【参照】航空ダイヤ国内線P.912 【解説】 RACの那覇〜久米島は30分、JTAの久米島〜那覇は35分、RACの石垣〜宮古は35分、逆は40分。同じ機材でこんな短距離で、なぜ往復の所要時間が異なるのだろう。 ○ 12号車 設問48 正解2番 配点3点 正答率81.4% 【内容】関空と直行便のある空港の選択 【参照】航空ダイヤ国内線 【解説】 福島の他の選択肢は伊丹からしか飛んでいない。関西人でない立場として、料金不要の列車も多い2本の鉄路で大阪市街と結ばれた関西空港は言われるほど不便な空港ではないと思うが、国際線はともかく国内線は伊丹や来年2月開港の神戸に便数を取られ続けているような。開港当時の売りだった海上アクセスは見事に全滅してしまった。 ○ 12号車 設問49 正解4番 配点3点 正答率82.1% 【内容】中部と直行便のある空港の選択 【参照】航空ダイヤ国内線 【解説】 石垣は中部から飛ぶが、高知・山形・帯広へは小牧つまり旧名古屋空港から飛ぶ。中部国際空港に対する県営名古屋空港(は自衛隊小牧基地と共用なので廃止は無理だが)、関西国際空港に対する伊丹空港、広島空港に対する広島西飛行場と、騒音問題イデオロギーはどこへやら、最近は移転新設の新空港のはずが旧空港も併存するケースが増えているような。 ○ 12号車 設問50 正解2番 配点3点 正答率89.5% 【内容】航空会社と航空会社コードの組み合わせの間違い探し 【参照】航空ダイヤ国際線 【解説】 AAといえばアメリカンエアラインだろうに。かつて航空予約システムを売り込む際に、各社対応とうたいながらそのリストアップを航空会社コードのアルファベット順に設定したため、常に自社便が最上位に来るようなものにして、アメリカの独禁法違反か何かに問われていたような。 ○ 13号車 設問51 正解4番 配点4点 正答率27.0% 【内容】フェリーの運航日等に関する記述についての間違い探し 【参照】会社線P.884 【解説】 鹿児島県は鹿児島港だけでなく奄美諸島も含まれる。それと各便の出航日と到着日の情報を慎重に見比べる。「フェリーありあけ」は24日出航便の翌々日、「フェリーなみのうえ」は偶数日出航便の翌日、「琉球エクスプレス」(琉球エキスプレスの誤植)は23日出航便の翌々日で、設問の条件を満たす。 ○ 14号車 設問52 正解1番 配点4点 正答率69.7% 【内容】山陽新幹線の編成両数で最短列車を選択 【参照】ブルーのページ各地 【解説】 新幹線の時刻表を、列車号数の法則性を考えながらじっくり読み解く。小倉7:55発な「こだま759号」は6両編成、新大阪8:26発な「こだま641号」は単に「700系車両で運転」とあるので16両編成、三原6:19発な「こだま622号」は注記がないので300系電車の16両編成、博多21:46発な「こだま738号」は8両編成。 山陽新幹線には博多口を中心に、かつて二階建車両付き食堂車付き16両編成で活躍した100系をわずか4両編成に短縮したこだま号もおり、色まで塗り変えられて、なんだか痛々しい。 ○ 14号車 設問53 正解2番 配点3点 正答率84.6% 【内容】新幹線が11〜14番線から発車する駅の選択 【参照】主要駅のご案内 【解説】 駅構内図を見るか、記憶か知識で正解を取るか、そんな問題。P.58〜59の「つばめ号」時刻を見ると、ちゃんとその4本すべての線路を毎日使っているようで、すごいというか無駄というか。なお、九州新幹線のホーム長は、現在の構造物では8両編成までしか対応していないので、JR東海が16両固定編成厳守の原理主義を改めない限り、東京・鹿児島中央間の直通列車が走ることはない。 ○ 14号車 設問54 正解4番 配点3点 正答率70.0% 【内容】全列車がグリーン車付きの特急の選択 【参照】ブルーのページ各地 【解説】 「スーパーひたち」は付属編成単独運転のいわき発仙台行な1号にグリーン車がなく、「さざなみ」の最新型車両にグリーン車はない。北陸線「おはようエクスプレス」も普通車のみ。意外にも国鉄電車の短編成短距離な山陰線特急「たんば」全列車にグリーン車が付いている。確かに新幹線や特急のグリーン料金はずいぶんと高額だったものの、卵が先か鶏が先か、新幹線でも特急でもグリーン車連結列車は減り続けている。 ○ 14号車 設問55 正解4番 配点4点 正答率37.6% 【内容】リレーつばめ号のグリーン車の席番に関する正解探し 【参照】ブルーのページP.133、主な車両の席番配置図P.1015 【解説】 3列シートなJR九州のグリーン車にD席はない。また、「DXグリーン」のある列車にグリーン車の2番はない。あとは各列車の運転日と指定券の発売日(列車出発1か月前の同日)を照らし合わせる。 DXグリーンは、2005年10月のJR九州ダイヤ改正でデビューした設備。かつての在来線「つばめ」用787系電車で利用が低迷していたらしい、1号車グリーン車のセミコンパートメント「トップキャビン」の座席6席を取り払い、140度のフルリクライニングシート・パソコン用電源・フットレストを売りにする3席の座席を取り付けたもの。1年かけて該当全車両をリニューアルするというが、かつての夜行便「ドリームつばめ」ならともかく、博多・新八代間一時間強しか使わない座席にそんな利用者が付くのかどうか。 ○ 14号車 設問56 正解4番 配点4点 正答率29.5% 【内容】在来線特急の編成両数と号車数に関する間違い探し 【参照】編成表の各地 【解説】 「ワイドビューひだ23号」は高山本線内を7両編成で走るが、8号車を含む4両編成は「ワイドビューひだ3号」なので、23号そのものは3両編成のまま。 岐阜と富山を結ぶ高山本線のうち、高山から猪谷までは2004年10月の豪雨被害により線路が寸断された。1か月で飛騨古川まで、1年で角川まで復旧したが、全通は2007年秋までかかる見込み。2004年2月の2町2村の合併で誕生した面積約800平方キロの広大な飛騨市の中で、道路復旧や河川改修と共に建設の槌音が響き続ける。 ○ 14号車 設問57 正解2番 配点3点 正答率72.7% 【内容】福知山線を走っていない列車名の選択 【参照】本文の福知山線ページ 【解説】 近年は長らく大阪・山陰地方間夜行急行として親しまれていた「だいせん」は、2004年10月16日ダイヤ改正で廃止された。以前の記憶で解くと間違えそうな問題。本文をさらりと確認すれば大丈夫。 ○ 15号車 設問58 正解4番 配点3点 正答率41.9% 【内容】駅弁と乗車列車に関する間違い探し 【参照】本文の各地 【解説】 「こだま」は国鉄時代からの名古屋駅の実力派幕の内駅弁。「あずさ」は松本駅のやや無名駅弁、「あさま」は高崎駅のかなり無名駅弁、「あやめ」は遠く九州は熊本駅の完全無名駅弁。新進気鋭の越後湯沢駅弁「くびきの押し寿司」の調製元は、有限会社あやめフード。新宿駅で平成の十年間は君臨した「あずさ弁当」は、今は販売されていないのだろうか。 ○ 15号車 設問59 正解4番 配点3点 正答率58.5% 【内容】設問の全駅では売られない駅弁の選択 【参照】本文P.358 【解説】 設問に列記された、神戸駅弁「淡路屋」の駅弁販売駅のうち、なんとなく宝塚が最も本社から遠く観光要素の低い感じがするので、その駅弁リストを眺めると、「六甲山の牛めし」がない。駅弁屋に予約電話を1本入れれば、買えると思うが。 ○ 16号車 設問60 正解2番 配点5点 正答率18.8% 【内容】設問の3条件を満たす乗車券が絶対にできない発駅の選択 【参照】本文各地とJRの営業案内 【解説】 満点博士を狙うのでなければ捨てるのが賢明な1時間問題。岡山や広島のあたりで、有効1日+下車前途無効な片道乗車券であれば、営業キロは100キロ以内。しかし運賃2,060円となると何らかの割増運賃が必要。たぶん、本州幹線101〜120キロの運賃1,890円に、瀬戸大橋の割増運賃か宮島航路のプラス170円だろうなと目星を付けて、残り時間を注ぎ込む。 芸備線塩町駅からは、芸備・山陽・宮島航路経由宮島まで、営業キロ98.7km、運賃計算キロ106.3kmで運賃1,890+170=2,060円。伯備線備中広瀬駅からは、伯備・山陽・「瀬戸大橋」・予讃線経由国分まで、営業キロ99.2km、運賃計算キロ101.2km、JR四国営業キロ32.1kmで運賃1,890+170=2,060円。赤穂線伊里駅からは、赤穂・東岡山・山陽・「瀬戸大橋」・予讃線経由端岡まで、営業キロ99.3km、運賃計算キロ102.2km、JR四国営業キロ34.5kmで運賃1,890+170=2,060円。残るは福塩線備後本庄駅。 しかし、福塩線と芸備線の接続駅である塩町はともかく、備中広瀬・備後本庄・伊里の各駅を路線図や本文から見つけること自体が難しい。全2者はまだ旧国名があるからよいが、後者はどうやって探せば良いのだか。そもそも、第1種受験者からでさえも、設問の意味がよく分からなかったという感想が少なくない。上記の目星が付けられる時点で、知識が時刻表博士レベルに達しているのではと思う。 |
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