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● 時刻表コラム 10月の鉄道旅行 今月の特集として、過去の10月に行った鉄道旅行の思い出をつづります。 ![]() 10月の写真 島根県・山口線津和野駅「SLやまぐち号」 2004(平成16)年10月3日、日曜日。5月から翌年3月までに東は新潟県から西は福岡県までのエリアに点在する91駅弁を集めるJR西日本の駅弁ラリー「駅弁の達人」の達成のために、横浜と西日本を鈍行列車で何度も往復しながら、駅弁の収穫に頑張っていた頃。 この日は小倉、下関、津和野の各駅で駅弁を購入し、当日中に横浜へ戻る必要がありました。一方で、駅弁を買って帰るだけの旅行は、もったいないもの。そこで、北九州の帆柱山、津和野観光、山口線のSLやまぐち号乗車を織り込み、山口宇部空港の初利用を加えました。かなりハードな行程ですが、個人的に良くできたものだと気に入っています。 行程を逆算して前夜は黒崎泊。ケーブルカーとリフトで帆柱山から北九州市街を見下ろし、小倉と下関で目的の駅弁を無事に購入し、新幹線と特急を乗り継いで昼下がりの津和野。ここでも駅弁を購入し、約12年ぶりに訪れる町並みをレンタサイクルで爆走し、ヘトヘトになって駅前へ戻ってきたら、蒸気機関車が紫煙と蒸気を軽く噴きながら、駅ホームに座っていました。 SLやまぐち号は、国鉄の蒸気機関車が1975年度限りで全廃された際、空前のSLブームが発生し多くの乗客や見物客を引き付けたことから、これを観光振興や赤字削減に生かそうと、山口線に白羽の矢を立てて、1979年8月から小郡・津和野間で運行しているSL列車。国鉄がJRに変わり、SL列車が全国各地に復活し、小郡の駅名が新山口に変わっても、運行が続けられています。 写真はあえて、列車の編成の最後尾から撮ったスナップを載せました。蒸気機関車を正面から捕らえる写真はどこでも見られますが、こういう写真はなかなか見かけないもの。SL復活から25年、機関車が客車を牽引する列車そのものが、寝台特急を除き絶滅した状況では、古びた客車がホームにおとなしく付いている光景こそが、懐かしく感じられるもの。 「SLやまぐち号」は2006年10月現在も主に土休日に、新山口と津和野の間をゆっくり走り続けています。
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