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プラモデル作品集

XANAVI NISMO GT-R R35 (2009年)

2009年のSuper GT選手権で、本山哲とブノワ・トレルイエを擁して総合優勝を果たした日産GT-R(R35)です。この年は計5台のGT-Rがエントリーしていましたが、エースナンバーを付した23号車は、初戦から圧倒的な速さを見せ、HONDA NSXやレクサス勢を引き離しました。

ベースの市販車は実車発売と同時にプラモデルメーカー各社から一斉に発売されましたが、GTカーモデルは、タミヤからのみ発売されています。外見重視のキットで、開閉部はなく、エンジンもありません。ただ、ボディ周りは大変良くできており、カルトグラフ製のデカールもとても綺麗です。
(2010年製作)

後ろ姿と横向き写真です。

低く地を這うようなフォルムとボリュームのあるお尻がかっこいいです。

エンジンやトランスミッションは付いていませんので、シャシーはいたってシンプルです。サスペンションの一部のみ再現されています。

というわけで、今回は前後に単4電池を積んでみました。
さて、どうなるのでしょう?

これはLED(発光ダイオード)ですね。

どうやら前後の透明部品に光源を仕込んでいるようです。
フロントはLEDを計4個、リアにはムギ球を計4個です。

なるほど、こうなるのですね。
ちょっと遊びすぎてヘッドライトが点かなくなってしまって写真を撮りそびれました。テールランプだけでご勘弁。

今回のもう一つの見せ所。
エンジンがない代わりにコクピットに手をかけてみました。
     
・全体的にカーボン調の塗装を施しました。マスキングテープを細ーく切って、シマシマにしてみました。
・ハンドルの付け根からダッシュボードに向かって蛇腹のホースが延びているのが分かりますか(写真左)? 電気コードの中芯をくるくる巻いてみました。
・扇風機、見えますよね。GTカーの必需品ですが、キットには付いていませんので、完全自作です。中にファンも入っています。次年度からはエアコンが付いたようですが。
・ダッシュボードのピン頭には0号の虫ピンを刺しました。シフトレバーは1号虫ピンに交換して着色しました。その他、適当にパイピングしてあります。実車と同じかどうかは分かりません。
・運転席の床には耐熱シート代わりにアルミフォイルを敷きました。実車もこんな感じですよね。
・シートベルトは、別売りのエッチングパーツ添付のものです。まあ、このくらいやれば十分でしょう。

細かい話ですが、これは車体中央横から左右にちらりと見えるエキゾーストパイプです。
この部品の塗装は、下地をツルツルに磨く→Mr.カラーのスーパーブラックをエアブラシで吹く→またツルツルに磨く→Mr.カラース-パーメタリックのアルミシルバーをエアブラシで吹く、とやるとメッキ部品以上に金属感丸出しになります。たったこれだけの部品のために2時間くらいかかりますが。。。

ボディ塗装の話もしておきましょう。
適当に部品をくっつけてから、パーティングライン消し、ヒケ修正、サフ吹きなど通り一遍の工程を経た後、余っていた蛍光オレンジを下地に吹いてから、Mr.カラーのレッドで真っ赤にしました。実車はもう少し明るい赤だったような気もしますが、細かいことは気にしないでおきます。3回くらい吹いたでしょうか。

レッドの乾燥後、薄くクリヤーを吹いてさらに乾燥させた後、デカールを貼りました。そしてMr.カラーのスーパークリヤーを3回ほど吹き、サンドペーパーとコンパウンドでしこしこ磨きました。
はい、ピカピカです。
屋根はメッキ部品なので、傷が付かないように扱うのが結構大変です。でもほら、ピカピカに仕上がりました。

  

はい、出来上がりました。

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