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キャリアケースの車輪を取り替える |
ソフトキャリーケースの車輪がボロボロになってしまいました。樹脂製の車輪にはゴム風の軟質プラスチックが巻いてありますが、使っているうちに劣化してきます。消耗品なのですが、正規の修理料金はたいへん高額です。今回のキャリーケースはサムソナイト製ですが、同社のウェブサイトによると、キャスター1個あたりの修理代は6,000円、4つ替えるとなんと2万4,000円にもなります。なんじゃこりゃあ。しかしホームセンターに行けば交換用のキャスターはなんと1個90円程度で売られています。見てくれを気にしなければこちらを選択しない手はありません。早速やってみました。 |
まずは修理前の状態。左がまだまともな状態の後輪。右はボロボロになった前輪。今回はこの前輪2つを交換することにします。
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サムソナイトのキャスターは、構造は単純なのですが、ボルトが特殊なもので後からは外せない構造になっています。したがって、取り替える場合には、台座ごと取り替える必要があり、これが高額修理代の要因になっています。
そこで、この台座は生かしつつ、ボルトは切断して汎用部品に置き換えてしまうことにします。
切断には金属用のノコギリを使います。地道にギコギコやっていきます。 |
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ばらばらになった部品です。ここで各所の寸法を正確に測ります。車輪の直径、幅、穴の直径、軸受けの内径、ボルトの直径、全長、軸受けの幅・・・など。 |
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ということでMONOTAROから調達してきた部品各種。車輪は幅17㎜、直径38㎜で1個75円(税抜き)。ボルトは長さ35㎜のM5径ショルダーボルト(軸の先端部分のみネジが刻まれているボルト)。こちらはちょっと高くて1個299円(税抜き)。ワッシャーやナットは常備品の中から適宜汎用品を使用します。 |
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こんな風に差し込み、遊び部分はワッシャーを適当に挟んで。。。 |
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反対側をナットで締めればできあがりです。まあ、ナットが台座の外に飛び出している分、見た目は悪いですが、底ですからね。問題ないでしょう。締めて材料費748円(税抜き)+ナット等少々。 |
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