2010年、ドイツの新鋭セバスチャン・ベッテルを擁し、最年少ドライバーズチャンピオンをもたらしたレッドブルルノー。奇才エイドリアン・ニューウェーによる奇抜なデザインがふんだんに盛り込まれた空力特性の高い1台。 タミヤから発売されたフルディスプレーモデルのコレクション。高い完成度で正確に再現されているものの、実車が複雑なため、難易度は高いモデル。(2015年製作)
切り離したボディパーツはこんな感じ。明るめの青が成形色ですが、黄色く塗ったりもするので、どうせなら白が良かった気がします。 写真は押し出しピン跡などを処理したところ。
というわけで、全体をサフしたのち、まず全体を黄色く塗ります。タミヤカラーの指定色クロームイエロー。
そしてその上から、こちらも指定色のパールブルーを塗っていきます。黄色に残る部分は少ないのですが、下地の色によって紺の発色が違ってきてしまうので、マスキングしてから、等しく黄色の上から塗っていきます。
こちらはコクピットの加工。 シートベルトや計器盤はかなりリアルです。シートベルトはデカールではなく、布部品とエッチングパーツで作っています。
コクピットを装着したら、デカールを順次貼っていきます。これがかなり難しい。
フロントアーム付近。
タイヤは、パーティングラインをペーパー掛けして消した後、付属のステンシルで文字を吹きます。Mrカラーのフラットホワイトを使用。
このキットはエンジンはついていません。というか、全体がカバーで覆われていて見えません。F1モデルにしては珍しいのですが、実写の資料もあまりなく、詳細も不明です。唯一見えるのがエキゾーストパイプやロワアームの部分です。 エキゾーストパイプは、金属感を出すために、Mrカラーのスーパーメタリックを使用して塗装しました。 車軸の部分はシルバーの指示でしたが、アクセントを出すためにタミヤカラーのチタンゴールドで塗装してあります。
ラジエータは、後ろに見えるフラットアルミ、ライトシーグレー、メタリックグレーの各色で陰影塗装しました。
こちらは前後のウィング。上の写真はフロントウィング。デカール貼りと細かい清流板の組み立てが難しいです。 下の写真はリアウィングで、左右からセメントのビンで押さえ、直角を出しているところです。
全景です。近年のF1はどんどん胴長になってきているように感じます。
コクピット回りです。塗り分けとデカールがポイントです。キットの作りがよいので、カウルの合わせ目もぴったりです。 アンテナは洋白線、キルスイッチの頭は虫ピンです。
リヤディフューザー。かなり複雑な形状です。
リヤカウル。闘牛のデカールの位置合わせがポイントです。シャーシーのカーボンファイバーもデカール表現です。
完成です。