次に室内です。 いやあ、古いキットはバリやら押し出しピン跡やら、パーティングラインやら修正しどころ満載です。最近のキットでは余り見られなくなってしまったので、却って楽しい作業です。 写真ではほとんど見えませんが、両サイドのドアポケットを加工したり、ステアリング奥にウインカー用レバースイッチを追加したりしてます。
このキットにはドライバー用の人形が付いています。せっかくですので利用していました。左が素組みの状態。成形色はボディと同じブルーです。顔が完全にイターリアンでしたので、鼻や額を低くし、日本人顔にしてみました。
いよいよボディーです。 カウンタックはほぼ注文生産のため、既定色はないようです。今回は濃いめの黄色にしようかと思い、Mr.カラーのレッドとイエローを用意しましたが、思いの外オレンジ色に近くなってしまいました。これはこれで綺麗な色なのでこのまま進めます。 古いキットなので、ヒケやバリが所々あります。すじ彫りを追加したりと下地加工の後、サフ吹き→ベースホワイト→ボディ色と重ねていきます。
これはリアのエンジンフードです。キットではこのような穴は開いていません。すべてをくり抜き、裏側からネットを貼って、本物っぽくしました。
細かい話ですが、これはドアミラーです。左側の写真はキットそのままです。ミラー面に大きなヒケがあり、このままではいくら何でも使えません。 パテで成形し、ハセガワのミラーフィニッシュを貼付しました(右側写真)。
さて、カウンタックの大きな特徴のひとつがリトラクタブルヘッドライトです。 キットでは、開閉選択式で接着してしまう指示になっています。 そこで、、、、左右のライトボックスを連結し、可動するギミックを組み込んでみました。写真左上が開いた状態、右上が閉じた状態です。それぞれ行き過ぎないように、プラ板で作ったストッパーが付いています。 連結棒には、シャーシ下まで伸びる切替棒を付け、完成後もカチャカチャ動かせるようにしました。
左側の写真は窓枠を塗っているところ。このクルマ、窓枠は多いですし、ドアの取っ手やら、エア取り入れ口やら黒い部分が結構あります。 リアのエア排出口はアクセントをつけるためシルバーにしてみました(右側写真)。
完成写真いろいろです。ご覧下さい。