研究 「600万ドルの男」

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Jackの「衝撃!日本未公開シーン解説」編

【第1話】 サイボーグ大作戦

<カットシーン1>


スティーブがM3F5で飛び立つ直前にウェールズ博士がなにやらマイクでスティーブに応援メッセージを送っていました。祝辞みたいなものかなと思います。
<カットシーン2>
テスト飛行中に、日本語版では飛行機から見える映像しか映りませんが、英語版では、コンタクトをとっている基地の内部のコンピュータやスタッフの映像が出てきます。
<カットシーン3> Jackの隠し玉
スティーブはコロラドの研究室に運ばれて来て(季節は冬)、催眠状態から目覚めた直後、自分の変わり果てた体の状態をウェールズ博士から聞き、動揺して自殺未遂を計るシーンは日本語版でもありましたが、英語版ではその後、容態が安定したスティーブの病室に看護婦ジーンが入ってきてブラインドを開けて光を病室に入れるシーンがあります。その時、スティーブが光を見てか外の様子を見てか、あの時死なないで生きていてよかったみたいなことを言ってさも自殺未遂を後悔しているようなシーンがあります。

☆☆☆Jackのポイント解説(多分こんな感じのやり取りでした)☆☆
看護婦ジーンが病室に入ってきてブラインドを閉めようとします。スティーブは外の景色を見ながらふとつぶやきます。
スティーブ:「美しいって思わないかい?」
それを聞いたジーンはブラインドを閉めるのをやめて、外の景色が見えるようにしたままスティーブのベッドの近くの机で何やらカルテに書き込みはじめます。
スティーブ:「君は不思議な人だ。ここに来てどれくらい?」
ジーン:「4ヶ月」
スティーブ:「すべて順調に進んでいるのかい?確かに君がしたことは君のやるべきことだったけど、そのおかげで僕は生きてる。そしてこれから取引しようとしている僕がいる。それが現実なんだ。」
ジーンはスティーブが自分に興味を持ってくれたことと前向きに考えてくれたことを思ってちょっとうれしくなります。

<カットシーン4> Jackの隠し玉


バイオニックに慣れてきたスティーブが、ジーンとドライブしますが、どうもドライブ先は森だったようです。サンドイッチを森で2人で食べながらスティーブは飛び立つ鳥を見て感傷にふけります。その後、自分の右手をじっと見ながらかなりバイオニックの右腕が気になっている様子。そして、立ち上がりかけたジーンに手をそっと差し出すのですが、右手を差し出して見るとどうも握り方のコツがつかめていないらしくジーンの手を握り締めすぎてしまったせいかジーンは手を引っ込めてしまいます。ジーンはふっと我に返って大丈夫とばかりに再び自分の手を差し出すのですが、スティーブは今度は生身の左手で彼女の手をとってみせました。

☆☆☆Jackのポイント解説(多分こんな感じのやり取りでした)☆☆☆
鳥が群れをなして飛ぶのを見て、スティーブは感傷にふけります。
スティーブ:「鳥はいつも群れをなしてどこかに行こうとしているけどどうしてだろうね?」
ジーン:「そこに何かがあるからだと思うわ。」
スティーブ:「そこに何かがあるからか。僕が何で月に行ったのかわかるかい?小さい時に、月ってとっても大きく感じたし、当時は誰もそこに行けやしないって思われてたからなんだ。」
ジーン:「でも最後は月に行って来られた。」
スティーブ:「そうなんだ。いつも最後はね。」
スティーブは右手を差し出してジーンを触ろうとしますが、ジーンが振り向くと手を引っ込めてしまいます。
スティーブ:「ドクター達は、僕の右手の生命線を長く作ったみたいだ。」
ジーン:「あなたは前にバイオニックの右手で触ったらどんな感じだろうって聞いたわよね。あなたが何を触り、何を感じようとも私はここにいるわ。あなたが右手の5本の指で触った感覚は電子情報として変換されて伝わり、その後何を触ったか認識しあなたの固有の感触になるの。あなたが電気催眠状態にあった時、すべてテクニカルに処理されていたわ。触ったというデータは、本当に触ったという感覚につながっているの。」
ジーンは、スティーブの右手を自分の頬に持っていくのですが、スティーブはジーンの説明に耐え切れずついに席を立ってしまいます。
ジーン:「ごめんなさい。」
スティーブ:「いや。ちょっと暑くなっただけだ。」
ジャケットを脱いで右手をジーンに差し出すスティーブ。
ジーン:「あぁぁぁ。」
ジーンはスティーブの差し出した右手に手をとられますが、握った手が強かったらしく、こう叫んで手を引っ込めてしまいます。
そして、スティーブはそれに驚いて右手を引っ込めます。
ジーン:「大丈夫。なんともないわ。」
と言ってジーンは再度手をスティーブの方へ差し出しますが、スティーブは今度は生身の左手でジーンの手をそっととって見せるという気遣いを見せました。

<カットシーン5>
砂漠の救出作戦に向かうスティーブは、砂漠を走って敵アジトまで来るとリュックを捨てていました。
<エンドクレジット>
音楽は、ギル・メレ。その他の出演者のクレジットが出ていました。

個人的には、カットシーン3、4はスティーブの心情を推し量る意味で日本語版でも欲しかったところです。

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