研究 「600万ドルの男」

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オープニング分析編 〜第3話〜 (敬称略)

実は、600万ドルの男にはもう1つオープニングがあります。それが日本語版では第3話(英語版では第2話)。ダスティ・スプリングフィールドの歌が流れます。ただし、現状のユニバーサルのUK正式版は収録されている版がシンジケート版なので、このダスティ・スプリングフィールドのオープニングは全くありません。
ということで、意外と知られていない裏オープニングとも言うべき、第3話の日本語オープニングを載せておきましょう。
 

日本語
スティーブ
(広川太一郎)
ミッション・コントロール。
ゴールドマン部長
(家弓家正)
スティーブ。どうした?異常はどこだ?
スティーブ
(広川太一郎)
こっちがそれを聞きたいくらいですよ!
<クラッシュシーン>
ゴールドマン部長
(家弓家正)
助かった。右腕、両足、片目を失ったが命だけは取り留めた。
ルディ・ウェールズ博士
(宮川洋一)
しかし、人体改造してまで生きたいと思うかな?
ゴールドマン部長
(家弓家正)
人間以上の能力を持つ人間になれるんだ。
我々にはそれを可能にする技術がある。
費用はいくらかかっても構わん!
<ダスティ・スプリングフィールドの歌>
ゴールドマン部長
(家弓家正)
スティーブ・オースチン。宇宙飛行士。
NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術を受け、サイボーグとなる。
その費用600万ドル。
左目はテレスコープ。右腕は鉄を曲げコンクリートを砕くアトミックパワー。
そして時速100kmで突っ走る600万ドルの男。


このオープニング日本語版は、第3話の冒頭にきているんですけど、実は英語版では第2話のオープニングになっています。
よって、出てくるスティーブの映像は第1話と第2話のダイジェスト版っぽく仕上がっております。
面白いなぁと思ったのは、ルディ・ウェールズ博士とゴールドマン部長の会話のところ。
スティーブの目のフレームが入っていて、さも、スティーブの視点から見てる感覚に陥るという洒落たオープニングになっているのです。
あと、もう1つの注目点は、かの有名な歌姫「ダスティ・スプリングフィールド」がパンチの効いた声で「He is a man.」で始まる歌をちょこっと歌ってくれるところですね。これは、実は英語版第2話のエンディングにも使われているんですが、正式発売のUK版は別のバックミュージックに差し替えられていて収録されていません。残念!

(JackFALLGUY編纂)

注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

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