研究 「600万ドルの男」

HOME研究「600万ドルの男」Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編>第73、74回

Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第73話、第74話】 デス・プローブ
第4シーズン(61話)以降については、ジェミーで放送された第66話を除き日本未公開です。もちろんすべてが未公開です。よって、あらすじをちょっと紹介&解説しておきましょう。



<ストーリーの流れ>
後日UP予定 

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
(前編)
北ワイオミングの荒野に未確認飛行物体が落下。アメリカ政府はスクランブル体制で確認作業を始める。そしてゴールドマン部長から夜中の3時にスティーブに召集の電話がかかる。一方ソ連でもこの異変は察知されていた。
未確認飛行物体の落下地点付近では、動物が騒ぎ始め地元の住民が奇妙な物体を目撃する。翌日、コントロールセンターを訪ねた部長とスティーブは、ワイオミングの保安官から奇妙な物体が目撃されたとの情報が入っていることを知り、早速その保安官を訪ねることにする。
ところが、ソ連のスパイが先回りしており、部長の名をかたって情報を得ていた。彼らは住民を縛り上げ、住民に化けたスパイは部長とスティーブに何もなかったと部長とスティーブに告げる。手がかりが得られない2人は仕方なく帰ろうとするが、ニセ住民の言葉に小さなウソを見抜いたスティーブが単独で引き返し、バイオニックパワーで取り押さえるもスパイは服毒して果ててしまう。ところが、車で戻る途中、偶然にも残りのソ連のスパイと出くわした2人は銃撃戦を制し、スパイを捕まえることに成功する。
スパイの宿泊先を突き止めた部長とスティーブは、そのアジトに踏み込むがすでにそこはもぬけのから。指示を出していたソ連の2人の博士はワイオミングの荒野にジープを走らせ、未確認飛行物体を探していた。実は2人が探していた飛行物体こそ、ソ連の最新式金星探査衛星デス・プローブだったのだ。2人は極秘裏にデス・プローブを回収しようとしたが、その動きがおかしいことに気付く。
一方、ゴールドマン部長はスパイを捕らえようと包囲網を敷くが、スティーブは部長と一緒にいても意味がないとスパイを探しにバイオニックパワーで走っていってしまう。走って荒野に出たスティーブは、ジープとスパイの2人を発見し近づこうとするが、その時ジープをデス・プローブが襲う。博士の1人が負傷し、もう1人の博士もデス・プローブに襲われそうになるが、間一髪スティーブがバイオニックパワーで岩を投げたため、デス・プローブはあきらめその場から姿を消した。助け上げた博士の顔を見たスティーブは愕然とする。スティーブが助けた博士は、かつてスティーブがソ連の基地で共闘した亡きジューコフの婚約者エレーナだった。
エレーナをゴールドマン部長の下に連れて行ったスティーブは、手当てを受けるエレーナからデス・プローブが行く手を阻む物をすべて破壊するようプログラムされている危険な存在だと聞き、ゴールドマン部長と相談の上、ジグザグコースを取るデス・プローブの進路で待ち伏せして破壊しようと行動を開始する。バイオニックパワーで待ち伏せ地点まで走っていってしまうスティーブ。エレーナを見舞ったゴールドマン部長はエレーナからたとえバイオニックマンといえどもデス・プローブに勝てるとは思えないと言われ、一抹の不安を覚える。
スティーブが予想した進路通り、デス・プローブが現れた。デス・プローブに岩を投げ破壊しようとするスティーブだが、デス・プローブはビクともしない。実力行使に出たスティーブは、バイオニックパワーを使って右手でデス・プローブを持ち上げひっくり返そうとするが、デス・プローブのアームがスティーブの右腕を直撃し、スティーブは右腕を損傷してしまう。防戦一方になったスティーブにデス・プローブはとどめの一撃を加えようとするが...。
(後編)
スティーブはなんとか立ち上がり、再びデス・プローブと対決しようとするが、今度はデス・プローブに右腕をアームで引っ張られ、右腕の回路を損傷してしまう。右腕が完全に動かなくなったスティーブはなす術がなく一旦撤退しようと走るが、デス・プローブは容赦なく追い討ちをかけ、ロープをスティーブに発射。捕まえたスティーブを手繰り寄せ、アームの先につけたチェーンソーでスティーブの腕を切断しようとする。スティーブは、うまくその力を利用しチェーンソーでロープを切ってかろうじて逃げ出すことに成功する。
ゴールドマン部長の下に命からがら戻ったスティーブに救護兵が手当てをしようとやってきた。若い救護兵に君には無理だと断るスティーブ。だが、救護兵は手当てをしようと強引にスティーブの腕をとってしまいバイオニックの回路を見てしまう。気絶する救護兵。
スティーブの腕を修理しようとドクタールディを呼んだゴールドマン部長だが、ドクターはワシントンのため、駆けつけるのには時間がかかる。しかし、その間にも刻一刻とデス・プローブが町に迫っていた。ソ連はとんでもないものを作ってくれたものだとエレーナを非難するスティーブだが、どうにもならない。エレーナの言葉から温度が2000度ならデス・プローブが溶けるかもしれないと考えたスティーブは、化学薬品で高温状態を作り、溶かしてしまおうと考えた。進路に薬品をまいて火災を起こすがデス・プローブはその上を悠然と通過。作戦は失敗に終わり、ゴールドマン部長はやむなく町の人々に避難命令を出すことを決める。
町では非難が始まった。ゴールドマン部長の下へデス・プローブに襲われ負傷したソ連の博士がロケット・ランチャーをもって現れた。これで狙えばデス・プローブを破壊できると言う博士にスティーブは、デス・プローブの囮を申し出る。丘の上から博士が狙えるようスティーブはバイオニックパワーで走ってデス・プローブをかく乱した。スティーブのパワーに驚く博士だが、狙いを定めてロケット・ランチャーを発射すると辺り一面を黒煙が立ち上った。スティーブを心配するエレーナと部長。だがスティーブは生きていた。命中したデス・プローブの様子を確認する部長だが、デス・プローブも破壊されていなかった。スティーブを黒煙で見失い再び町へ向って直進を始めたデス・プローブに打つ手はもうなかった。
ドクター・ルディがやっと到着した。スティーブの腕の応急修理をするドクター。スティーブに腕の感触を確かめさせ腕が動くことを確認するドクターだが、いつになく苦い顔だ。スティーブに対し、この修理はあくまでも応急修理でいつまた腕が動かなくなるかもしれない。本格的な修理は研究室でしかできないので、無理はしないで欲しいと言う。ゴールドマン部長は、今は緊急事態であり、デス・プローブはスティーブにしか止められない。彼にできなければ誰にもできないのだからもっとなんとかならないのかと言う。ドクターは、水と魚が切っても切れない関係のごとく、周りの環境が整っていなければこれ以上のことは私には何もできないとかなり投げやりだ。
ところが、そこでスティーブがひらめく。水と魚の関係?デス・プローブにとって水であるものを切ってしまえば、その侵攻を止められるのではないかと。デス・プローブ自身を持ち上げてある程度の圧力をかけたら内圧で爆発するのではないかと考えたのだ。
そのためには、デス・プローブにフックをつけて金属性のロープで地上数千メートルまで上昇させる必要がある。スティーブは、デス・プローブと対決した際に天上にフックを取り付ける場所を見つけていた。ヘリを手配し、金属製のロープと鉄パイプを陸軍から調達したスティーブは、バイオニックパワーで鉄パイプを曲げてフックを作った。ヘリから降下して再度、デス・プローブと組んだスティーブは、デス・プローブに手製のフックをつけて再びヘリへとロープを登った。ところが、ロープを上っている最中にバイオニック回路が再度故障し、スティーブの右腕は完全に動かなくなってしまう。左腕一本と足でかろうじてヘリへもどったスティーブは、ヘリの高度を上げた。パラシュートを背負って脱出しようとするスティーブだが、右腕が動かないため、パラシュートの装着に思ったよりも時間を要してしまう。デス・プローブの爆発予想高度まであと少し。スティーブの脱出する時間が迫っていた。
デス・プローブは高度に耐えられず自爆。ヘリも爆発してしまう。スティーブが脱出できたかどうかわからない部長とエレーナはやきもきするが、黒煙の後に見えたのはスティーブのパラシュートだった。

<バイオニックシーン>
・後日UP予定

<ポイント>
・水魚の交わり
水と魚が切っても切り離せない関係と同じく、デス・プローブも元来金星探査用に開発されたマシンであるならば、デス・プローブを地上から離して空中へ持ち上げれば内圧の差で爆発してしまうのではと考えるスティーブの機転はさすが。

<情報>
・後日UP予定

<疑問やエラー>
・後日UP予定


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

 「第72話」へ   「第75話」へ

「Jackのネタバレ!エピソード解説インデックス」へ

「600万ドルの男」トップページへ

JackFALLGUYの検証の部屋トップページへ


All original content copyright (c) 2003- JackFALLGUY. All Rights Reserved.
Disclaimer:
The Six Million Dollar Man and The Bionic Woman are copyright (c) Universal Studios.
No copyright infringement is intended.