研究 「600万ドルの男」

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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第69話】 サンダーバードコネクション
第4シーズン(61話)以降については、ジェミーで放送された第66話を除き日本未公開です。もちろんすべてが未公開です。よって、あらすじをちょっと紹介&解説しておきましょう。

ゲストスターに「探偵マンクーゾ」「悪魔の追跡」のロバート・ロッジア(今回は悪役)を迎え、中東某国の王子暗殺計画を阻止に向かうスティーブの活躍を描く。今回は、バイオニック組織の調子が悪く手術が必要なのにもかかわらず、人の命がかかっているからと飛び出していってしまうスティーブは、案の定、大ピンチを迎えるわけですが、さてさてどう乗り切りますか...。

<ストーリーの流れ>
後日UP予定 

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
スティーブはラスベガスで休暇中に部長に飛行場に呼び出された。中東某国の王が暗殺され、後継の王子もまた暗殺の危機に立たされているらしい。アメリカとしては、公式には動けないものの、王子の暗殺を阻止し、一時的に王子を国外へ連れ出して欲しいとの部長の依頼だ。部長はこの某国で開催される独立祭のゲストとして招待されている、アメリカ空軍のアクロバット飛行チーム、「サンダーバード」のメンバーにスティーブを紛れ込ませようと計画していた。サンダーバードのリーダーは、アクロバット飛行をこなすには少なくとも1ヶ月以上はかかると渋るが、部長はなんとか押し通した。飛行場でスティーブは、女性に車をぶつけられ、バイオニックパワーで自分の車をどかしてやると、女性は猛スピードで走り出しスティーブは泥をかぶってしまう。

リーダーの許可が下りた後、アクロバットチームに合流したスティーブはチームとのコンビネーションの練習に余念がない。その時突然スティーブの目の前に突進してくる危険な飛行機があったが、スティーブは見事に回避してみせる。着陸後、サンダーバードのリーダーは、スティーブにバックアップに回った女性を紹介するが、その女性ジェーンこそスティーブの目の前に突進してきた飛行機のパイロットであり、過日スティーブに泥をかけた女性だった。王子救出のためとスティーブはお詫びに食事に彼女を招待し、2人は一夜を共にする。彼女は、スティーブの教え子ケリー・ウッドと共に飛行したこともある女性だった。

翌朝、スティーブはきりもみの単独飛行演技を披露した直後にバイオニックアイの焦点が定まらなくなってしまうという症状に襲われる。チームのメンバーの助けを借り、なんとか着陸したスティーブだが、夜になって駆けつけたウェールズ博士に診察してもらうと、バイオニック組織の異常により気圧の変化で脳からの指令がうまくバイオニック組織に伝わらなくなってしまうことを指摘される。改善するには、今すぐの手術を必要とするが、手術を行うと最低5日間はスティーブは動けなくなってしまう。スティーブは、王子暗殺の危機が迫っていることから、手術をキャンセルしてバイオニック組織が不調のまま某国へ潜入することを決意。博士は、気圧の変化がない地上では普通通りに生活はできると言うが、サンダーバードはアクロバットチーム。悩む部長にスティーブは、動きの激しい5号機ではなく、比較的動きの少ない3号機を選ぶことにを提案する。
部長は、3号機を改造し、王子を隠す場所を機体前部に作り、某国で信頼のおける2人の人物の写真をサンダーバードのリーダーとスティーブに見せる。

スティーブは、サンダーバードのメンバーとして某国に到着するが、実権を握った大臣によってサンダーバードのメンバーは軟禁状態におかれてしまう。宿泊地でさっそく使用人のふりをした写真の男性がスティーブに接触してくるが、見張りに見つかり彼は牢屋へ連れて行かれてしまう。スティーブは、王子と直接接触しようと夜になって見張りを倒して2階からバイオニックパワーを使って地面に飛び降りるが、飛び降りた際の気圧の変化のせいで、目に痛みが走る。なんとか王子の宮殿に潜入したスティーブは王子と接触するが、王子はスティーブを信用せず、護衛にスティーブを引き渡してしまう。

スティーブは、大臣に詰問を受けるが、サンダーバードのリーダーがスティーブをかばう。大臣はスティーブを独立祭まで牢屋に入れておくことにし、スティーブを牢へ入れた。そこへ、もう1人の王子の側近の女性が現れ、スティーブと接触した。彼女は、スティーブとわざと口論し、スティーブを思い切り殴るがその際にある紙切れを渡した。そこには、王子を連れ出す手段が書かれている。スティーブは、わざと牢を壊し、見張りに見つけさせた上で、もう1人の捕らわれの身の人物の牢へ入るように仕向けた。計画はうまく行き、スティーブはもう一人の男性と接触することに成功。女性からもらったメモを渡した。その頃、スティーブの処置を考えていた大臣は、テロリストにスティーブを誘拐されたと見せかけてスティーブを郊外で殺すことを決意。スティーブを牢から出して車に乗せたところを手下どもに襲わせスティーブを郊外に連れ出した。

一方、サンダーバードのリーダーはスティーブがテロリストに殺されたと大臣に言われ、それをそのままゴールドマン部長に無線で報告するが、部長はスティーブの死体があがるまではその情報を信じないようにとリーダーに釘をさす。

スティーブは郊外のある場所の木に縛られ銃殺されそうになるが、バイオニックパワーで木ごと引き抜き、大臣の手下どもを倒してジープのタイヤを蹴りパンクさせた後、走って牢屋へ戻った。牢から味方の男性を救出したスティーブは、宮殿に行き王子と側近の女性と落ち合う。その頃、王子を暗殺しようと大臣の手下が宮殿に向かっていたが、スティーブのバイオニックアイがそれを捕らえ、彼らは間一髪宮殿を脱出し、近くのとある小屋へ到着する。ところが、この場所も大臣の手下に見張られていた。王子が小屋に着いたことを見張りが知らせた為、大臣はすぐさま小屋へ数人を仕向けるが、カムフラージュのガソリン車が到着。王子と男性はガソリン車の中に隠れ、女性と仲間は王子のために陽動作戦に向かう。
王子の乗るガソリン車にスティーブは怪しまれないようバイオニックパワーでガソリン車の下部に穴をあけ、わざとガソリンを車につける。

スティーブは再び全速力で走り出すとサンダーバードチームと合流するため飛行場へ向かった。飛行場へ到着したスティーブは、サンダーバードのメンバーと再会するが、バイオニックパワーを使って走った影響で目の状態がおもわしくないことに気づく。

大臣は、スティーブの殺害計画が失敗したことを知るが、王子がスティーブの乗る機に隠れて国を脱出すると考え、スティーブの乗る機に爆弾を仕掛ける。

王子は、スティーブの機転でつけたガソリンのおかげで無事に飛行場の検問を通り、スティーブの乗る3号機の前部に隠れることに成功。スティーブは、爆弾がシートに仕掛けられていると知らずに搭乗し、アクロバット飛行を披露。帰途に着く。うまくいったと思ったスティーブだが、その時シートに仕掛けられた爆弾に気づく。事態を知ったゴールドマン部長が丁度近くにいた爆弾に詳しい人物を呼び寄せると、その爆弾はつい先日王子の父である国王が暗殺された時に使われた爆弾と同じタイプであり、高度が5000フィートを切るか、11分後に爆発する仕組みになっているということだった。

11分では爆弾処理をしている時間がない。しかも王子が一緒だ。そこにスティーブを心配して緊急発進したジェーンが話しかけて来た。スティーブと食事をした時に話したように高度を急激に上げて防風ガラスを吹き飛ばし爆弾を外に捨てて爆発させるという計画だ。ゴールドマン部長は、スティーブの目の状態が思わしくないことから反対するが、時間は残されていなかった。スティーブは、高度を上げて爆弾を捨てることを決意する。だが、バイオニックアイに支障をきたすのは確実だ。スティーブは、ジェーンにナビを頼み、高度を上げて防風ガラスを吹き飛ばして爆弾を外へ投げた。爆弾は外で爆発した。急激な高度の上昇と気圧の変化でスティーブのバイオニックアイは全く焦点があわなくなった。ジェーンに助けを求めたスティーブは、高度を読んでもらいほぼ盲目のまま王子の隠れた機を無事に着陸させてみせた。

<バイオニックシーン>
・後日UP予定

<ポイント>
・頑固なスティーブ
ドクターの今すぐ手術をという忠告も聞かず、王子の身が心配とばかり、バイオニック組織の不調をわかっていながら敵地に潜入することを決意するスティーブ。自分の身を捨ててボランティアで行くあたりはさすが。
・信頼のおけないバイオニック組織に苦労するスティーブ
敵地でバイオニックパワーを駆使するスティーブですが、耳に感じるわずかな圧力でもバイオニックアイに痛みが走り次第に状況が悪化して行きます。
・爆弾の二重化
5000フィートを切っても爆発。切らなくても11分で爆発というバックアップタイマー付の念の入った強力な爆弾に何もなす術がないスティーブ。高度を急激に上げればバイオニックアイが故障するのもわかっているし、八方塞がりです。部長も時間が迫る中、決断を迫られますが、取る手段は爆弾を捨てるしかない。スティーブは状況を理解しながらもジェーンのナビゲートに王子と自分の命を預けます。爆弾は処理できるのか?そして目の見えないスティーブが果たして無事着陸できるのか?この当たりすごくドキドキの展開です。

<情報>
・後日UP予定

<疑問やエラー>
・後日UP予定


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

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