研究 「600万ドルの男」

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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編

【第64話】 最も危険な敵
第4シーズン(61話)以降については、ジェミーで放送された第66話を除き日本未公開です。もちろんすべてが未公開です。よって、あらすじをちょっと紹介&解説しておきましょう。
さて、今回はスティーブの強みも弱みも知っているウェールズ博士がある病原菌に感染したことで、スティーブの敵に回ってしまいます。果たしてスティーブはバイオニックの生みの親に勝てるのでしょうか?

<ストーリーの流れ>
後日UP予定 

<あらすじ>(ネタバレ注意!)
南の島の野生動物研究所。シェリル博士はチンパンジーの生態と病原菌の研究をしていた。ある日、いつも通りにチンパンジー達の様子をチェックしたシェリル博士は、1頭のチンパンジーの様子がおかしいことに気づく。このチンパンジーはある病原菌に感染していた。レポートを音声で記録している最中に、チンパンジーは急に暴れ出し、異常な力を持ち始める。その力で檻を壊したチンパンジーに唖然とするシェリル博士。
一方、定期連絡がないことに気がついた連絡母船からゴールドマン部長に連絡が入った。ゴールドマン部長は何故もっと早く知らせなかったか叱責するが、すぐさまスティーブとウェールズ博士を呼び出し現地へ派遣した。
母船からヘリコプターで現地の島についたスティーブとウェールズ博士は研究所に向かうが、途中木々が壊されている不思議な光景を発見する。研究所にたどり着いた2人だが入り口のドアが開かない。スティーブは、バイオニックパワーでドアを蹴破ったが、中は書類が散乱し誰もいないようだ。スティーブとウェールズ博士は分かれて研究所の中を探すが、その時、ウェールズ博士は急にチンパンジーに襲われた。病原菌に感染したチンパンジーが凶暴化し、博士を襲ったのだった。スティーブは、博士の悲鳴であわててかけつけ、バイオニックパワーでチンパンジーを追い払ったが、博士は噛まれてしまっていた。応急処置をしたスティーブはとにかく応援を求めた方がよいと考え、2人はシェリル博士を探しながらヘリへ連絡のためにもどった。その時、依然として行方のつかめないシェリル博士にいらだったのか、ウェールズ博士が急に激高し始め、噛まれた腕を吊っていたベルトを引きちぎってしまう。いつもと違う雰囲気にスティーブは戸惑うが博士はすぐに落ち着きを取り戻した。ヘリの無線で母船を呼び出すスティーブ。するとそこに感染したチンパンジーが現れる。スティーブは、チンパンジーがものすごい力を持っていたため、捕獲しようと博士に無線を渡し、網を持って走り出した。
1人ヘリに残されたウェールズ博士は無線連絡しようと、ヘリの取っ手を触るが、力が強すぎて引きちぎってしまう。どうやらチンパンジーの病原菌に感染したらしい。自分の異常な力に気づいたウェールズ博士は次第に正気を失っていく。
母船からの呼びかけに我に返ったウェールズ博士は、無線連絡に「異常なし」と答えてしまう。そして自分の力がバイオニックパワーに勝るとも劣らないことを実感し、満足感に浸り始めた。
一方スティーブは、感染したチンパンジーを追って森に入り、チンパンジーを捕らえようとするが、以前にも増した力の前に追い払うのがやっとだった。そして、その様子を見て木陰から銃で狙う人影があった。シェリル博士だ。シェリル博士は麻酔銃をチンパンジーに向けるがスティーブの払いのけるのが早く麻酔銃の矢はスティーブの足に刺さってしまう。やっと見つけたシェリル博士にスティーブは気さくに話しかけるが、スティーブのバイオニックパワーを見たシェリル博士はスティーブがチンパンジーから噛まれて感染したものと思い込みスティーブにおびえる。スティーブはやむなく自分がバイオニックであり、両足、右腕が機械であることを明かす。シェリル博士はやっとスティーブを信用するが、スティーブからウェールズ博士が感染したチンパンジーに噛まれたことを知り顔色を変えた。スティーブの話ではすでに3時間が経っている。今までのチンパンジーは、凶暴化して10時間程度で死んでしまうというのだ。スティーブは、そばに先程の感染したチンパンジーの死骸を見つけ、2人はチンパンジーの生存時間からあと18時間以内に何らかの手をうたないとウェールズ博士は死んでしまうだろうと推測した。何とか博士を救いたい2人は、解毒剤のおいてある研究所に戻る。
その頃、ウェールズ博士も研究所に戻り、シェリル博士の研究レポートを聞いていた。最後に死がくるとは限らないと研究書類をあさるウェールズ博士にスティーブとシェリル博士がやってきた。ウェールズ博士は力を得たことを自慢げに話始めるが、シェリル博士は命の危険が迫っているので、早く解毒剤をうつように博士を説得する。ウェールズ博士は、シェリル博士とスティーブが自分の強大な力をねたんで自分を殺そうとしていると思い込み、解毒剤をうとうとするシェリル博士を振り払い逃げてしまう。スティーブは応援を呼ぼうと再びヘリに戻るが、ヘリの無線は壊され、エンジンの配線も壊されていた。2人の後をつけ隠れるウェールズ博士は2人を殺そうと夜になるのを待った。
夜になってウェールズを見つけ出せないスティーブとシェリル博士は、森の中で木を集めて焚き火をし暖をとっていた。ウェールズ博士に残された時間が12時間となり、自分の責任で彼を殺してしまうと考えたシェリル博士は父親も科学者で同じように人を殺してしまったことをスティーブに話した。スティーブは、すでにシェリル博士の父親はなくなっており、誰も死者は裁けないと落ち込むシェリル博士を励まそうとする。
2人が深刻に話をしている頃、ウェールズ博士はプロパンガスのボンベを運び出し、スティーブたちの焚き火に向かって蹴落とした。物音に気づいたスティーブはバイオニックアイ(赤外線ナイトビジョン)で、ガスボンベを捕捉し、2人は間一髪かわすことができた。焚き火にガスボンベが引火し、爆発炎上するが、スティーブ達がかわしたことに気づいたウェールズ博士はこの力は渡さないと叫ぶ。スティーブは、バイオニックアイでウェールズ博士をキャッチしようとするが、捉えることはできなかった。
翌朝、自分よりもウェールズ博士の力が強大化しているのではと感じたスティーブは、研究所に戻りバイオニックパワーでなんとか施設の無線設備を元に戻そうとする。ところが、これを察知したウェールズ博士は無線を壊し、森の中に逃げ込む。スティーブはウェールズ博士をなんとか捕まえようと後を追いかけた。ウェールズ博士の投げる岩をかわし、なんとか博士に追いつこうという時、博士の作った罠が作動し、スティーブは協力な電磁力の効いた縄で体を宙吊りにされてしまう。強力は電磁場でバイオニック組織が妨害され作動しなくなってしまい、スティーブは生身の左手1本しか使えない状態に陥ってしまう。これを見たウェールズ博士は、シェリル博士を連れ出した。スティーブは、残った左腕でなんとか強力電磁コイルの線をはずすことに成功。無事に降りたスティーブは急いでウェールズ博士の後を追った。ウェールズ博士は力がだんだん弱くなり始めていた。噛まれた腕に痛みが走り、シェリル博士は死の前兆だと解毒剤をうつよう説得するが、ウェールズ博士は聞き入れようとしない。そこへロープをもったスティーブが走ってきた。ウェールズ博士はスティーブに抵抗するが、誤って底なし沼に落ちてしまう。スティーブはロープを投げて博士を救おうとするが、もはや博士にはロープを握る力もない。スティーブは、近くの木にロープを結び、バイオニックパワーで対岸へジャンプ。対岸の木にもう1つの端を結びつけた。渡されたロープを使い、ウェールズ博士の場所までくると、スティーブは右手を伸ばすが、博士に反応がない。スティーブはロープに足をかけ、博士のシャツを引き上げて右腕で体を抱きかかえた。そのまま足でロープを渡るスティーブは、博士の重みでロープがちぎれそうになりながらも何とか岸辺にたどり着き、博士に解毒剤をうつのだった。
シェリル博士の研究継続が決まり、うれしそうにスティーブに話しかける部長だが、スティーブは雑誌を飾るトップモデルの写真を見ている。「誰だこの人?」という部長の部屋にシェリル博士と、車椅子のウェールズ博士が入ってきた。研究継続を部長から聞いたシェリル博士は大喜びだ。「たまにはランチでもどうだ。ワシントンにはおいしい店がいっぱいあるぞ。」という部長に、スティーブは、「残念ながら先に3人で予約しちゃったので。」と切り返す。「それはないだろう。」と戸惑う部長にシェリル博士はペットのチンパンジー「ビリー」を預け、3人は留守番を頼んで出て行ってしまうのだった。

<バイオニックシーン>
・後日UP予定

<ポイント>
・後日UP予定

<情報>
・最後のシーンでスティーブが見とれている雑誌のトップモデルの写真は、当時の奥様「ファラ・フォーセット」でした。

<疑問やエラー>
講談社「Film Fantastic 6」のゲストスターの表記が「シェリル・オズボーン」と役名そのままになっていました。ただしくは、「イナ・バリン」です。


注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。

*無断転載を禁じます。本内容はあくまで個人的研究結果である為、誤りがある場合があります。
*「600万ドルの男」の画像の著作権は、Universal Studios社にあります。また、その他の引用物の著作権は各社、作者にあります。

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