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Jackの「ネタばれ!エピソード解説」編
【第38回】 「謀略! 狙われたサイボーグ」
ゴールドマン部長の秘書、ペギー・キャラハン初登場。そして、殺し屋ホッパーが再登場。スティーブに博士の助手殺しの濡れ衣を着せて警察にスティーブを抹殺させようとするホッパーの企みにスティーブは危機に陥りますが、キャラハンの思いがけない活躍があって話は二転三転。最後まで飽きさせません。ペギー・キャラハン役で「ジェニファー・ダーリング」、ホッパー役で「ゲイリー・ロックウッド」、そして刑事役で「バーニー・ハミルトン」と豪華ゲストの布陣です。
<ストーリーの流れ>
後日掲載。
<あらすじ>(ネタバレ注意!)
部長室を訪ねたスティーブは部長の新しい秘書ペギー・キャラハンと出会う。スティーブの名前を聞いて「宇宙飛行士の」とうれしそうに話すキャラハン。スティーブは、「今は違うけど」と優しく返す。部長はウェルズ博士と急な会議でロンドンへ旅立った後だった。そこへ電話が入る。ウェルズ博士の助手のテイラーからだった。彼は、研究中にスティーブの機密が盗み出されたと言い、詳しいことを話したいので自分のアパートまで来て欲しいと話す。スティーブは、すぐさまテイラーのアパートへ向った。実は、テイラーの後ろには殺し屋ジョン・ホッパーが控えていた。2人でバイオニックの機密をネタに政府をゆすろうと言うテイラーにホッパーは手袋をはめてテイラーを銃で殺してしまう。アパートについたスティーブはテイラーの死体を発見するが、覆面をしたジョン・ホッパーに麻酔銃で撃たれ眠らされてしまう。ホッパーはスティーブにテイラーを殺した銃を握らせ警察に電話する。
スティーブが目を覚ました時、警察が到着。スティーブはテイラー殺しの現行犯として事情を聞かれる。OSIで働いていることがわかると警察はスティーブを釈放するが、スティーブに尾行をつけて第一容疑者として彼を見張らせた。
スティーブは、部長の事務所に戻ってロンドンのゴールドマン部長に電話をするが、部長はスティーブが逮捕されていないことから会議を優先させることにした。スティーブは今まで自分が捕まえた人物の内の誰かが犯人だと思い、リストを見たいと部長に依頼する。キャラハンにスティーブに協力するように言うゴールドマン部長。それを聞いたスティーブは、念のためにとキャラハンの家の住所と電話番号を聞く。驚くペギー。
そこへ警察が現れ、スティーブを逮捕した。拳銃に指紋がついていたからだった。
部長へ知らせてくれとキャラハンに言ったスティーブは、警察の車に乗るが、途中でジョン・ホッパーを見かけ犯人がホッパーだとわかる。彼を捕まえようとバイオニックパワーを使って警察の車から脱走したスティーブは逆に警察に銃で足を撃たれてしまう。
警察を巻いたスティーブは、キャラハンの家に身を隠した。足を撃たれて身動きが取れないスティーブは、キャラハンに助けを求めるが、キャラハンはスティーブが家にドアからではなく人が普通では登れない窓から入ったこと、パトカーを壊したことを考えて不審がる。
その頃、警察には麻薬捜査官を名乗る人物がスティーブを捕まえるように連絡を入れるが、それはホッパーだった。
キャラハンは、スティーブは信じているが、スティーブが言っていることが普通の人間ではできないことだと言う。スティーブは、「わかってる。」と一蹴。そして、「足を撃たれた。」と一言。驚くキャラハンは、薬箱をとってくるというが、スティーブは、その前にとキャラハンの機密保持ランクを確認する。「3」だと言うキャラハンに今日から「6」に上げるというスティーブ。スティーブは、キャラハンにバイオニックの左足を見せた。撃たれたことで、ショートしている。さらに驚くキャラハン。どうすればよいか聞くキャラハンに、スティーブは「電気工事を始める。そして泥棒の真似事だ。」と答えた。
キャラハンは、ジャンク屋に行きスティーブの足を直すために必要な部品を買い揃えた。
ピンセットで弾を抜いたスティーブは、キャラハンの買ってきた部品でバイオニックの足の応急修理を行った。
キャラハンにママからの電話が入る。仕事は楽しいからと急いで切るキャラハン。そこへ今度は警察がやってきた。知らないと押し通せとスティーブに言われたキャラハンが玄関口に出ると警察が入ってくる。令状を見せて家宅捜索をする警察だが、スティーブの姿は見当たらない。スティーブを見かけたらすぐに知らせるように言い残して帰る警察。スティーブは、窓の外に右腕一本でぶら下がっていた。
ホッパーのデータを見たいスティーブだが、キャラハンにはコンピュータにアクセスする権限はないと言う。部長が来るまで待てないスティーブは、データを見にOSIへ行く。キャラハンは、現場に行けば手がかりが得られると思い、スティーブをOSIに送った後にテイラーのアパートへ向ってしまった。そうとは知らないスティーブは、OSIのコンピュータルームにバイオニックパワーを使って進入し、ホッパーのデータを盗み出す。キャラハンは、アパートの住人を一人一人訪ねた。実は、その中にホッパーがいた。ホッパーはキャラハンの後を追いスティーブの居場所をつかんだ。
スティーブはホッパーの兄は獄中で死んでいて、弟が犯人だとわかったスティーブは、キャラハンがアパートで見かけたというホッパーを探しにテイラー殺しの現場へ向った。一方ホッパーはスティーブとキャラハンのその会話を盗聴しており、さっそく警察に電話をしてスティーブを捕まえさせようとする。
アパートについた2人だが、スティーブはキャラハンを家に帰し、ホッパーのいた部屋にバイオニックパワーで潜入する。そこへ警察が到着。咄嗟にキャラハンはそれを知らせようとクラクションを鳴らす。スティーブはバイオニックパワーを使ってうまく逃げるが、逆に今度はキャラハンがホッパーに捕まってしまう。
キャラハンの家に帰ったスティーブは、キャラハンの帰りが遅いことに苛立っていた。ホッパーはペギーの家に隠れているスティーブに電話をかけ、キャラハンを人質にとったことを伝える。ワシントン通りの公園に7:00に来いと伝えるホッパー。
その頃、ゴールドマン部長はロンドンから帰国。スティーブを追う刑事に会う。スティーブの指紋付の右手の複製があることを告げたゴールドマン部長は、スティーブが濡れ衣を着せられていると主張。そこへホッパーがスティーブの居所を告げる電話をかける。警官がスティーブに撃たれたと言うのだ。2人はすぐに公園に向った。
公園でスティーブは、バイオニックアイでホッパーの姿を建物の屋上に捉える。しかし、そこでパトカーに囲まれるスティーブ。ゴールドマン部長は話をしたいと担当刑事と2人がスティーブに近づく。それを遠くから見つめるホッパー。スティーブに重大な嫌疑がかかっていると告げる部長。何があったか話せとスティーブに言うが、スティーブはその前にすることがあるといってしばらく話しをする3人。
突如、刑事がパトカーに戻り始めスティーブはその隙に部長を人質にとるフリをしてバイオニックパワーで突き飛ばした。全速力で走るスティーブ。刑事が同時に「撃て!」と叫び、パトカーからスティーブに一斉射撃が浴びせられる。そして、倒れるスティーブ。一瞬ゴールドマン部長の不安な表情がよぎる。ゴールドマン部長と刑事が駆け寄り、動かなくなったスティーブを担架に乗せ、車に収容した。その一部始終を見守るホッパー。
部長の合図で起き上がったスティーブは、弾が当たるかとヒヤヒヤしたと言う。それよりホッパーの居所はと聞かれて、スティーブは、キャラハンを助けるまでは手を出さないようにと警察に告げる。警察は渋々10分待つと約束。二番街の倉庫の屋根でホッパーを見たスティーブは、車をそこまで走らせる。
スティーブの死を見たホッパーは満足げに一部始終をキャラハンに話す。必要なくなったキャラハンを殺そうとするホッパー。ナイフで殺してまたしてもスティーブの指紋をつけようというのだ。ところが、そこへバイオニックパワーを使ってドアを破ったスティーブが進入。ホッパーは倉庫の重機に隠れてスティーブを押し潰そうとするが、スティーブのバイオニックレッグがブルドーザーを跳ね除けホッパーはスティーブに捕まった。キャラハンは助け出された。宇宙開発の研究の一環として実験的にスティーブの手の複製を作ったと刑事にいう部長。刑事はそれを聞いて帰っていった。ひどいうそっぱちだと言うスティーブ。しかし、部長はああ言うしかないと。次の任務をスティーブに告げる部長にキャラハンがコーヒーを入れに来る。仕事の様子を聞く部長にキャラハンは楽しいと答えた。それを聞いたスティーブ曰く、「コーヒーなんて入れることはない。君の機密保持ランクは6なんだからね。」「何?」と驚く部長に、「昨日の緊急事態で進級したんです。就職の時間をたっぷりとる資格も出来たわけです。」と答えるスティーブ。「待ってくれ。仕事は山ほどたまってるんだぞ。」とぼやく部長にスティーブは「お一人でどうぞ。お誘いはしませんが。」と返し、キャラハンと一緒に部長のオフィスを出て行ってしまった。
<バイオニックシーン>
・後日掲載予定。
<ポイント・情報>
・リー・メジャース「ゲスト」出演
途中銃で撃たれてしまい、スティーブが動くシーンがないからリー・メジャースの登場時間が少ないせいでしょうか。お遊び演出的に、ジャンク屋のオヤジに化けたリー・メジャースがスティーブ役ではなくて出演しています。変装しているから、一度見ただけではわからないかもしれません。
詳しくは「エラー編」のこちらを見てください。
注:エピソード番号、題記などは、講談社「Film Fantastic 6」より引用している。
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