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皆さんが見ておられない映画でも名作と呼ばれる作品は多々あると思います。Jack FALLGUYのオススメ厳選映画は、さほど有名でないニッチな名作、古典的な名作を中心にご紹介して行こうと思います。さて、皆さんはどれだけ知ってますか?

第6回 「西部開拓史」

原タイトル:How the West was Won
1962年アメリカ作品
監督:ヘンリー・ハサウェイ、ジョン・フォード、ジョージ・マーシャル
出演:キャロル・ベイカー、ジョージ・ペパード、グレゴリー・ペック他

いかにもアメリカ映画らしい西部劇の超大作。

この映画はシネラマ形式と言って3つの映写機で1つのスクリーンに映すという大掛かりな仕掛けが施された映画です。よく見ると画面が3つに割れています。
ストーリーは、オムニバスである一家の3代にわたるストーリーが5話展開されます。
最初に、「グリーンスリーブス」の曲が流れてくるのですが、一般に知られている歌詞ではなくて、確か題名も「牧場の我が家」という題名だったように記憶しています。この歌がキーになって、グレゴリー・ペック出演の2話、ジョージ・ペパード出演の最後の話にもつながってちょっと泣かせてくれるんですね。
それと、ジョージ・ペパードは5話のうちの3話に出演しているのですが、一番最初に登場する第3話でで「ジョニーは戦場へ行った」とかも流れますし、ラストのスペンサー・トレーシーの力強い解説の後に流れる、この映画のテーマの「How the West was Won」もいい。選曲が最高で思わず聞きながら話に引き込まれてしまうんです。
また、最後に高速道路のシーンが流れるのですが、これと同じ構図のシーンがいろいろな映画に見受けられます。

もう1つのお楽しみは、各話に登場する豪華キャスト。最初がジェームス・スチュアート(ウィンチェスター銃'73)でしょ。次がグレゴリー・ペック(白昼の決闘)。そして、ジョン・ウェイン(駅馬車)が登場。ヘンリー・フォンダ(荒野の決闘)とリチャード・ウィドマーク(アラモ)の共演。で、悪役のおなじみイーライ・ウォラック(荒野の七人)が登場してジョージ・ペパード(ジェリコ)と撃ち合う。そして、最後に実は解説がというかナレーションが大御所スペンサー・トレーシー(折れた槍)
でしたという感じで力強く重々しく終わります。
本当に西部劇にはかかせない超豪華キャストが華を添えています。

(Jack FALLGUY談)


*本内容はあくまで個人的研究結果です。

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