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歴史人

第十三回 本能寺 2012年6月号

歴史好きが集まれば歴史談義に花が咲きますが、やはり盛り上がるのは歴史ミステリーでしょうか。
 邪馬台国はどこにあったのか?という有名なものから各地に残る鬼や妖怪の伝説など、様々なミステリーがありますが、その中でも「本能寺の変」は、最大級と言えるでしょう。
 混乱の戦国時代を統一するかに見えた織田信長ですが、臣下の明智光秀によるまさかの裏切りにあい、本能寺で壮絶な最後を遂げてしまいます。しかも光秀も数日後に討たれ、なぜ信長を討ったのか?の真相は謎に包まれてしまいました。
 現在でも、諸説入り乱れた討論が続いていますが、歴史好きにしてみれば、想像力を存分に発揮できるミステリーは大歓迎ですね。
 今回は国盗り物語や12時間ドラマなどで何度も織田信長を演じた英樹が本能寺の謎について語ります。
 日本の歴史を大きく変えた本能寺の変、このミステリーをもう一度考えてみるのも面白いですよ。

第十二回 古地図 2012年5月号

21世紀、時代の先端を走っている東京ですが、江戸時代から愛されている地名もまだまだ多く残っています。
 浅草、両国、銀座、半蔵門、高輪などなど、小さな町名や坂の名前などもたくさんあります。そんな江戸の雰囲気を尋ねるための相棒が古地図です。
 江戸時代は浮世絵などで印刷が盛んに行われましたので、地図もカラフルで楽しいものがたくさんありました。現在では復刻版などで比較的簡単に手に入れることが出来ます。
 英樹は時代劇を演じるための勉強も兼ねて古地図に楽しんでいたそうです。
 たとえば八丁堀の組屋敷から奉行所までどんな道を通ってどのくらい歩くのか?知っているのといないのでは演技が『違うねぇ...』だそうです。  お散歩にはもちろん、見ているだけでも楽しい古地図ですが、注意点をひとつ。それは「地図の北は必ずしも上ではない」ということです。
 方位磁石で南北を知ることや地球は丸いこと、日本は北半球にあるなどということは一般庶民は知らなかった時代ですから、西方浄土のある西を上にしたり、太陽のある南を上にした地図もあったようです。これを知らないとアタフタしてしまうことがありますからご用心。ですよ。
 これから暖かくなる季節です。粋に江戸散歩というのも楽しいですね。

第十一回 時代劇 2012年4月号

高橋英樹といえば時代劇!これはもう皆さんも納得です。まず見栄えがします。もちろん殺陣が格好良い。さらに、2枚目だけでなく、オチャメな2枚目半の演技も楽しみですよね。
 時代劇を撮影しているときの英樹は、本当に楽しそうです。江戸時代はもちろん、奈良・平安時代や、幕末から明治時代まで、現代とは違った夢のあるお話を演じることが出来るのが楽しいのでしょうね。
 しかも、撮影の合間には、共演する役者さんやスタッフの人たちと歴史談義に花が咲いていて、これがまた面白いんです。ちょうどこの高橋英樹の歴史通の内容をそのままいつもの楽しい英樹がフリートークしていると思ってください。
 もちろん、時代劇を作っている人たちですから、話し相手の方々もなかなかの歴史通ぞろいです。大盛り上がりになったりするのも珍しくありません。
 そんなステキな時代劇の世界、それを演じる魅力を英樹が思い切り語ってくれます。
 今回の歴史通も、見逃せませんよ!

第十回 三国志 2012年3月号

英樹が語る日本の歴史、今回はちょっと視点を変えて、お隣の国、中国の古典がテーマです。
 日本と中国はふるーいお付き合いです。その昔、中国にある最先端の文明を手に入れようと、遣唐使や遣隋使と呼ばれた使節団が何度も海を渡って中国へ向かいました。もちろん、一攫千金を夢見て密かに海へ乗り出した商人や海賊たちもいたことでしょう。
 その結果、便利な道具や刀剣、そして美術品や書物などなど、様々なものが中国から伝わってきました。
 そして今でも親しまれているのが、「中国四大奇書」と呼ばれる物語、「西遊記」「水滸伝」「金瓶梅」そして今回のテーマでもある「三国志」があります。正確には「三国志」は歴史書で、劉備や関羽、張飛たちが大活躍する小説は「三国志演義」というのだそうですが、一般には「三国志」で通じますね。
 登場する武将は、皆しっかりとした信念を持った個性豊かで素晴らしい「イケてる男たち」です。その武将だけでも四百人以上、総登場人物千人をはるかに超えるという壮大な物語は、少年時代の英樹のハートをガッチリ掴んでしまいました。そして還暦を過ぎた今でもワクワクしながらドラマを楽しんでいるそうですよ。
 さて、そんな英樹が語る三国志の魅力、そして三国志でぜひ演じてみたい武将は?
 今回も熱い語りが最高に楽しい「高橋英樹の歴史通」。ぜひご覧くださいね!

第九回 城 2012年2月号

時代劇になくてはならないものが「お城」です。お城のある土地へ旅行すると、うれしくなりますよね。
 壮麗な白亜の天守も素敵だけれど、黒漆塗が力強い烏城も捨てがたいよね。などとお城談義にも花が咲こうというものです。
 このお城、戦の多かった時代には、自軍の領土を守るための軍事拠点としての色彩が強く、砦と呼んだほうがふさわしい無骨なものだったようです。
 しかし時代が進み、室町時代後半あたりから天守や石垣などが作られ、私たちにおなじみの「お城」の体裁が整っていきました。
 日本で作られた城の総数は、二万とも二万五千とも言われていますが、現存するものはほんのわずかになってしまいました。
 でも、それらは補修・復元されたり公園や博物館などの公共施設に利用されたりして、多くの人に親しまれています。
 英樹はもちろん、時代劇のロケでお城には大変お世話になってきました。お殿様や武将としてお城を眺めると、ちょっと違った見え方があるようですよ。
 また、歴史大好きな英樹ならではの「お城で注目するトコロ」を大公開。なかなかマニアックな視点なので、皆様もぜひ参考にしてみてください。次にお城を尋ねたときに楽しみ倍増ですよ。ご期待ください。

第八回 坂本龍馬 2012年1月号

幕末を駆け抜けた自由人・坂本龍馬。その天衣無縫の生き様は、ご婦人方はもちろん、色々と苦労の絶えない現代の殿方たちにも高い人気があります。
 英樹は、1968年の大河ドラマ「竜馬がゆく」で、土佐勤王党を結成して活躍した武市半平太を演じました。
 ちょうどテレビ放送が本格化してきた時代です。英樹も映画俳優からテレビドラマにも活動の幅を広げ、初めて出演した大河ドラマでした。
 この半平太という名前ですが、妙に軽やかで、現代的でもあります。本名なのかな?と思い調べてみると、「半平太」は通称で、諱は「小楯」。雅号を「瑞山」といい、人物辞典などでは「武市瑞山」で登録されています。
 今と違って江戸時代以前、武士の名前は複数持つことが一般的だったようです。現代で使われている名前は「諱(いみな)」と言って、軽々しく他人には教えず、通常は官職名や受領名などを記した通称か、今で言うペンネームのような雅号を使っていました。
 半平太たちの土佐勤王党に敵対した山内容堂も、「容堂」が雅号で、他に諱「豊信」、字「璋」、通称「輝衛・兵庫助」などいくつもの名前を持っていました。
 しかし、この慣習も明治時代になって、しっかりとした戸籍制度が出来てからは、苗字+本名という現代の方式に統一されていったのです。
 260年以上も続いた江戸時代から、世界への扉を開いた近代へ...時代の変革期を思い切り生きた若者たちを、英樹が熱く語ります!ぜひご覧ください。

第七回 坂の上の雲 2011年12月号

1968年(昭和43年)から1972年(昭和47年)にかけて新聞に連載されて大評判となった司馬遼太郎の「坂の上の雲」。
 その壮大な物語は、映像化が不可能といわれ続けていたのですが、2009年よりNHKで、21世紀スペシャル大河ドラマとして放送されています。
 英樹ファンならもちろんお楽しみいただいていらっしゃるでしょうが、英樹が演じる児玉源太郎、素敵ですよね。
 しかしさすがに超大作といわれるだけのことはあり、撮影は大変の連続でした。1分に満たないシーンに丸1日を使ったりすることはもちろん、真夏に真冬のシーンを収録したり、空調を切って蒸し風呂のような中で撮影したりと、文字通り戦場さながらの制作風景が繰り広げられたのです。
 おかげさまで、素晴らしいドラマに仕上がったのですが、その中でも素晴らしいのは、明治時代の軍人たちの格好良さです。
 彼らは、幕末の動乱を経験してきた最後の武士といえる人たちです。圧倒的ともいえる世界の列強各国とサムライの矜持を胸に、堂々渡り合ったのですから、見事としか言いようがありません。
 今回は英樹が感じた、坂の上の雲で描かれた世界を語ります。たっぷりとお楽しみくださいね。

第六回 宮本武蔵 2011年11月号

 歴史上の人物にヒーローと呼べる人は数多くいましたが、誰もが納得する二刀流の達人と言えば…そう!宮本武蔵!
二刀を操る独特の二天一流は不思議な魅力があって、男性なら子供のころ一度は真似をした経験がおありではないでしょうか。
 小説や映画など、たくさんの作品が作られていますが、もちろん英樹も宮本武蔵を演じたことがあるのです。数々の名優が演じてきた宮本武蔵を、英樹はどう思ってどのように演じたのでしょうか。
 数多くの試合に勝利し、幾多の修羅場を経験してなお生き残ってきた武蔵の強さの秘訣とは?英樹が考えた武蔵像を語ってくれます。

 この国民的剣豪・宮本武蔵は、剣だけではなく、水墨画や工芸、書などでも優れた作品を残しているのですから、大変な人物です。
 でもこれって、半世紀も俳優で活躍しつつ、書や墨彩画でも素敵な作品を発表している英樹にそっくり。
 一芸を極めると諸芸に通じる。というのは本当にありそうです。英樹の魅力はもっと出てくるかもしれませんよ!

第五回 新選組 2011年10月号

時代劇の中で、戦国時代と共に人気がある時代が幕末です。そして幕末といえば新選組!京都の町を警護した熱い男たちが今回のテーマです。
 この新選組という名前ですが、「セン」の文字が2種類あり、「新選組」と「新撰組」のどちらも使われていた記録があるのだそうです。
 こういうときには、漢字の源を調べてみたくなるもの。「字統」という字源辞典を調べてみると、「選」は揃って舞う意味で、「えらぶ」「すぐれる」という意味にもなる。その舞楽を神に献ずることを「撰」というのだそうです。
 詩歌集などを選ぶ人も「撰者」というそうですから、同じ選ぶということでも、ちょっと改まった特別な感じがします。
 江戸時代の武士たちは漢文などをたくさん勉強していましたから、この「選」と「撰」も相手によって使い分けていたのかもしれませんね。
 さてこの新選組、なぜ今も高い人気を保っているのでしょうか?...英樹が感じた魅力は?そして、英樹と新選組の不思議な関係とは?今回の「高橋英樹の歴史通」では、そんな英樹の楽しい話がいっぱいです。ぜひお読みくださいね!

第四回 合戦 2011年9月号

日本の歴史の中でも数々の華々しい逸話を生んだ戦国時代。今回は戦国武将たちが全てを賭けて挑んだ「合戦」のお話です。
 双方が武力で雌雄を決する合戦ですが、武器が同じならば、戦力は兵士の数の二乗に比例するといわれています。数が多いほうが勝つ。というのが法則なのだそうですが、もちろん、実際はそんなに単純なものではありません。
 相手より素早く動ける騎馬軍団や圧倒的な威力の鉄砲部隊などを活用することで不利な形勢を一気に逆転した例や、忍者やスパイなどの情報から、相手の意表をついた手を打つという情報戦・頭脳戦など、今でもドラマや舞台、小説などで語り継がれる武勇伝がたくさん生まれたのです。
 英樹が熱く語る今回のお話も、そんなワクワクするエピソードが満載です。

 さらにドラマで大乱戦のシーンを撮影したときの苦労話もありますよ。たくさんの知将、猛将たちを演じてきた英樹ならではの、今だから笑って話せる合戦秘話(?)をお楽しみにね!

第三回 司馬遼太郎 2011年8月号

おかげさまで好評の連載、第三回目は、歴史小説家といえば、まずはこの方!司馬遼太郎です。
 歴史好きの方はもちろん、ほとんどの方がご存知の国民的作家であります。もちろん英樹も大好きで、ロケの待ち時間などに質問すると、延々と語ってくれます(笑)。
 NHKの大河ドラマで司馬作品を最初に演じたのは、本文にもあるとおり「竜馬がゆく」の武市半平太役でしたが、実はこの作品、白黒放送最後の大河ドラマ作品だったんですよ。翌昭和44年(1969年)の「天と地と」からはカラーで放送されているんです。
 12月に第3部が放送予定の「坂の上の雲」も、地上アナログ波から地上デジタル波にまたがって放送されていますから、英樹は放送の歴史と共に、また司馬作品と共に活躍してきたとも言えるでしょう。
 そんな英樹から見た歴史小説家・司馬遼太郎の姿をお楽しみください。

第二回 織田信長 2011年7月号

高橋英樹が演じてきた日本史を彩る偉人たち、第二回目はご存知!織田信長です。
 戦国時代の三英傑のひとりとして乱世を収束に導いた、日本人にはおなじみの武将です。「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」などという物騒なことを言われるように、強烈な武闘派の印象をもたれがちですが、囲碁や和歌に興味を持ち、敦盛などの舞を好んだり、遠く西洋も集めていたという、なかなかの知性派でもあります。
 さらに街道の整備を積極的に行ない、経済・流通の自由化も積極的に行うなど、政治家としてもなかなかの手腕を発揮しました。
 そういう天才的な武将を大河ドラマで1年間も演じた英樹の心のうちはどうだったのでしょうね?
 くわしくは、6月11日発売の歴史人7月号でお楽しみください!

第一回 児玉源太郎 2011年6月号

 俳優活動50年を越えた今でも現役で活躍している英樹は、本当に俳優として演じること、そして演じる歴史上の人物たちが大好きです。
 英樹は役が決まると、その人物の資料を読むことはもちろん、出来る限り時間を都合してその人物ゆかりの土地を訪ね歩きます。そうすることで、感覚として自分ならではの人物像を持つことが出来るといいます。
 そういう準備を重ねて練り上げた人物を演じきったときの気分は...「最高だよ!役者の醍醐味ってやつだね!」だそうです。
 そんな俳優ならではの視点で毎回自身が演じた歴史上の人物を語っていく連載「高橋英樹の歴史通」は、英樹ならではのユニークで面白い話を存分にお楽しみいただけます。
 あのドラマではこんなことを考えていたんだな。とか、なるほど、この武将には、こんな見方もあったのか!などと楽しんでいただければ幸いです。
 連載第一回は5月12日発売の歴史人6月号に掲載されます。取り上げる人物は、英樹ファンならよーくご存知の「児玉源太郎」!100年に一人の知将と言われ、軍事、政治、教育等あらゆる分野に非凡な才能を見せた類まれな人物です。
 実に超人的で完璧に思える人物ですが、英樹は何を考えてどう演じていたのか?自身の筆で語ってくれます。これは見逃せませんよ!
 どうぞご期待ください!

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