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トップ > トピックス > 花村絢乃の事件ファイル4 ストーリー紹介
特命おばさん検事花村絢乃の事件ファイル4

東京地検刑事一課に所属する検事・花村絢乃は、ごく普通のおばさんだったのですが、突然東京地検の検事に任命されてしまい、様々な事件と格闘(?)しているのです。

 絢乃を検事に任命した人物、岡田幸喜検事正は、片腕ともいえる特捜部のエリート・有沢達郎と大企業・松田電気産業の粉飾決算について調査を進めていました。
 内部協力者の原田が首尾良く不正事実を記録してあるデータをコンピュータから取り出したとの連絡があり、一気に決着かと思われたのですが、無残にも翌朝死体となって発見されたのです。
 小細工が通じない以上、正攻法で行くしかない。岡田と有沢は家宅捜索の令状を準備します。

 そのころ絢乃は、強制わいせつの被疑者・山村邦夫の事件を担当することになりました。
 まだ大学生の山村は、自分はやっていない、右腕は怪我のために自由に動かない。そのことは取り調べの時に言っても取り合ってもらえなかったというのです。
 被害者からも事情を聞かなければいけないのではないか。悩み始めた絢乃の所に大学時代の友人が訪ねてきました。最近マスコミでも紹介されている売れっ子弁護士の成宮信子です。なぜか山村の件を知っていた成宮は、被害者の女子高生は裏でいろいろやっているらしい。と、絢乃に入れ知恵をします。

 渡部検事と被害者・安川みなみの家を訪ねた絢乃ですが、父親の安川春樹の怒りを買ってしまいます。彼は経産省の審議官を狙う仕事一途のエリート官僚、娘のことで検事が来るなど許せなかったのでしょう。案の定、猛烈な抗議が地検に来てしまい、上司の須田部長ら大目玉を食らった絢乃は、担当から外されてしまいました。

 一方、岡田たちも壁にぶつかってしまいます。捜査令状を持って松田電気産業に乗り込んだ有沢は愕然としました。前夜何者かが忍び込んでパソコンをすべて破壊し、金庫から現金を盗んで逃げたというのです。
 事前に情報が漏れてしまったのは地検内部に内通者がいるのではないかと疑いを持った有沢に特捜部の鬼頭部長が激怒し、有沢も絢乃同様担当から外されてしまいました。

 しかしそれで諦める二人ではありません。有沢はこれで自由に動ける。とやる気満々。絢乃も安川みなみについて独自に調査を始めました。
 そこで絢乃は再び成宮に出会います。ゆっくり話をしようと成宮のオフィスに行く二人。そこには成宮を待つ客が一人いました。なんと岡田と有沢が追っている松田電気産業の松田社長だったのです。

 なぜか絢乃の前に何度も現れる成宮信子、彼女の真意は?そして絢乃の事件と岡田たちの事件には何か関連があるのでしょうか?
 事件は徐々に全貌を見せていきます。そして若き岡田幸喜が手がけた事件と成宮信子との思い出が……。
 今回も地検の個性的なメンバーがドキドキする活躍をして最後にホロリとさせてくれますよ。
 4作目にしてさらに好調な花村絢乃シリーズ、ぜひお楽しみください。

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